2016年10月2日

10月3日 ふくしまキッズフェスタ2016in会津

10月1日、2日の2日間、福島県の『会津自然の家』で行われた「ふくしまキッズフェスタ」のレポートです。


福島の子どもたちに、「自然の中でめいっぱい遊んもらおう!」ということで開催されたイベント。中西哲生はふくしまFMでも放送中のこの番組の公開収録としてトークイベントに出演。お相手は、俳優で3人のお子さんのパパ・杉浦太陽さん!ステージに上る前には、会津自然の家の人気施設、フィールドアスレチックも2人で体験しました!

◆野口英世の生涯をアスレチックで体験!?
職員:フィールドアスレチックで特徴的なのは、会津自然の家だけのもので、『野口英世の一生体験』。
杉浦:どういうことですか
職員「2・忍耐の少年時代、3・悔しさを克服・・・。という感じで」
杉浦「野口英世の辛さを味わうアスレチック!人生を味わいますか、中西さん!
***
職員「ターザンロープをまたいで向こうまで滑り降りるというものです、ただし全部手動なのでまずは引っ張って頂く。」
杉浦「セルフか〜!
***
職員「3,2,1,ゴー!!」





中西&杉浦「あーーああーーーー!!
中西「久しぶりにやったコレ」


野口英世の生涯における努力や忍耐、挫折や成功をなぜかアスレチックで体験できるというユニークなコンセプト!大の大人2人が、童心に帰るさまを御覧ください。




ということで、そのあとに臨んだトークイベントでは、会津自然の家の所長 永瀬功一さんも交えて、この話で盛り上がりました。


◆カヌー、スキー、スノーシューも楽しめる!
中西「最初は僕と杉浦さんは、この福島会津自然の家の中にあるフィールドアスレチックに挑戦したんですよね。
杉浦「行ってきましたねえ、野口英世の人生を。意外とハードですよね。半分が登山。
中西「登らなきゃいけない、それが結構しんどかったという。永瀬さん、これの距離は。

永瀬「ぐるっと25箇所を1周すると、1kmになる。

中西「しかも1kmも上り坂、下り坂ですからね。平坦な道じゃないですからね。
そして先程お話があったように、野口英世の生涯を学びながら楽しめる・・・これはどういうアイデアなんですか。

永瀬「会津の偉人ですので、その忍耐や協力をテーマに、案内板の絵のところで文章を超えに出して読んで体験して、自然と子どもたちの頭のなかに野口英世のことが入っていくといいなと思っています。

杉浦「分かりやすかったですよね。「海外留学の開放感」ということでターザンするんですよね。なるほどこういう気持ちか〜みたいな。

中西「夏はこの時期までは水遊びも多いんですか。

永瀬「池でカヌー体験が出来ます。またこの脇でやっている草すべりなんかは子どもたちが元気にやっていますね。

中西「冬はどうなるんですか。

永瀬「今度は雪を活用した活動ということで、草すべりではなくソリで滑ったり、雪の上を歩くスノーシューを使って深い雪でも山の中をぐるっと歩いて植物の芽吹きなんかを観察したりします。
雪は多いときは腰くらいまであります。1mくらいになることはあります。

中西「じゃあたっぷりの雪で遊べる。

永瀬「ですからスキーも300セットくらい無料で貸し出しています。小さいゲレンデですけど小さい子供さんには喜んで活用してもらっている。

中西「まさに杉浦さん一家も・・・

杉浦「連れてくればよかった。本番中どうしようかなとか考えていたんですけど、全然大丈夫じゃないですか。連れてくればよかった・・・。


会津自然の家は、会津盆地を見下ろす里山にあり、自然体験がめいっぱい出来る施設。なんと東京ドーム5個分の里山があり、眼下には稲刈り前の田んぼの黄金、青い空。そして磐梯山も望める最高のロケーションとなっています。アスレチックや池でボート体験ほか、本当に色んな自然体験が楽しめる上、もちろん宿泊施設も併設。イベントは「無料開放」ということで、お子さん連れが本当にいっぱい。みんな元気に遊んでました。

明日もふくしまキッズフェスタの模様、お届けします。

2016年9月28日

9月28日 石巻の楽器店サルコヤの「奇跡のピアノ」3

宮城県石巻市の楽器店「サルコヤ」のご主人が、一台、また一台と再生させている、津波を乗り越えたピアノをめぐるレポートです。



「サルコヤ」 代表・井上晃雄さんが再生した6台のピアノ。その一つは、シンディ・ローパーが購入、地元有志との連盟のプレートが付けられて地元の市立病院に寄付され、その他のピアノも被災した東北の小学校はじめ、各地に届けられています。一方、第1号の再生ピアノは、いまもサルコヤのお店の一角に展示されていて、試し弾きをすることも可能です。

そして、サルコヤは、2階で子どもたちのためのピアノ教室も続けています。今回、このピアノ教室で講師を努めているツダ・ケイシさんに、第1号再生ピアノを演奏していただきました。

※ベートーヴェン ピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」を演奏していただきました。

◆津波に負けてられるか!
私が一番ピアノを直す気持ちになったのは、これだけ全部津波でやられていいかげんに頭にきたから。よーし津波になんか負けてられるかと。津波に負けないで直したというのが価値があるんじゃないかと。私は元々そういうのが好きですから(笑)だから復興とピアノの再生と、二兎を追って二兎を捕まえようと。この建物(サルコヤ)は満足な設計もなく私が勝手に立てたんです。ですからうちの母ちゃんと、「30年以内に大きな地震が来る。そうしたら潰れるからいさぎよく商売をやめて老後を楽しもう」と話していたんですが、残っているんです。残っていたらやらざるを得ないでしょ商売(笑) 仕方ないからやりましょうと。音楽教室もやっていたし。こんな大災害を受けたのに、震災の1週間後、10日後には子どもたちが「ピアノ教室はいつから始めるんですか」と言ってきた。子どものそういう声がなければ(やらなかった)。それが大きいですね。結論としては私は直すのが好きなんですね(笑)考えてみればあと4〜5年で(お店が)100年を迎えると。それまではやりたい。


親子三代にわたりこの場所でご商売を続け、お店ももうすぐ創業100年。ご自身も今年87歳となった井上さんですが、まだまだこれからも、復興の象徴・ピアノの再生を続けていくことになりそうです。

★サルコヤのウェブサイトはこちら
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パーソナリティ 鈴村健一

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