2016年10月11日

10月11日 生産者が語るニュースメディア「日本食べるタイムス」1

今朝は、農家と漁師…生産者の生の声を発信する新しいニュースメディアについて、お伝えします。

名前は「日本食べるタイムス」この番組で何度も紹介している、「食べる通信」から派生した、ウェブのニュースメディアです。

東北はじめ全国で発行されている「食べる通信」は、ご存知の方も多いハズ。
生産者を取材した新聞に、野菜など生産物が「ふろく」としてついてくる画期的な情報誌です。
「にっぽん食べるタイムス」はどんなものなのか。編集部の小野寺萌(めぐみ)さんに伺いました。

◆生産者が自ら語るニュースメディア!
食べる通信がもともとあったが、有料購読紙なので若者を巻き込めなかったりした。また、SNSやブログを使いこなしている生産者の声を拾い上げたいという想いで、NPO法人東北開梱と東京の大学生が一緒になって、農家や漁師のリアルや本音を丸見えにするメディアを作ろうと。農家漁師自身がライターとなって発信するおそらく史上初のメディアを作ろうとスタート。元々は農家を巡る旅をしていたが、その時に一番大変だったのが農家と出会うことだった。「東北 農家 おもしろい」でグーグル検索しても全然ヒットしない。どうやったら農家と出会えるかで苦労した。自分の求める農家さんがいても、その人の名前を知らないとブログにたどり着けない、Facebookがわからないという検索難民だった。最近は農水省の調査でも、田舎暮らしに憧れる、地域のことに関心があるというのが過去最大だったりする。SNSを使いこなして情報発信する農家さんがいる。でも検索難民が増えていて、お互いに求めているのに出会う場がない。ならば出会う場を作ってしまおうと日本食べるタイムスを作りました。主に有志の大学生たちが農家のところにインタビューに行って声を聞いてきたり、漁師さんが大いに語る会のような消費者と交流するイベントを開いたりしている。一番ベーシックな活動は、農家・漁師のブログやFacebookで発信している情報の中から、おもしろい、もっと知ってほしいという情報を掘り出してより多くの人に届けるという活動をしています。


こうして、去年7月にスタートした「にっぽん食べるタイムス」…略して「食べタイ」。現在、171名の農家・漁師さんが登録して記事の執筆などをしています。編集部の中心メンバーは学生有志はじめ若い世代の人たち。そんな学生たちが「拡声器」となって農家漁師のリアルな声を広げているそうです。そんな食べるタイムスはスタートから1年で、合計27万ページビューを記録、のべ8万人以上に情報を届けてきたということで、こんなことも起こっているそうです。

◆繋がりもできる!
農家同士、漁師同士が自分と気が合う相手を探したりしているようです。漁師さんが、いままで捨てられていた魚の話を記事で書いたが、その記事を見た漁師同士が自然と繋がり合うようなことも会った。


★日本食べるタイムス
http://taberutimes.com/

食べるタイムスの運営の中心はボランティアの学生なんですが、安定的な運営のため、クラウドファウンディングを実施しています。

2016年10月6日

10月6日 ふくしまキッズフェスタ2016in会津4

先週末に福島県の『会津自然の家』で行われた「ふくしまキッズフェスタ」のレポートです。


このイベントで、トークセッションをご一緒した俳優・杉浦太陽さんはさすが元ウルトラマン!
会津自然の家のフィールドアスレチックで(足がピキッとなりつつも)見事な体の動きを見せていました・・・
一方の中西哲生は・・・

※いわゆるへっぴり腰

※ちなみにフィールドアスレチックはこんな感じで結構な急勾配を登るんです!体力つきますよ!

というわけでトークイベントの模様、4日目。
最後は、プロアスリートの親を例に、子どもが運動を好きになるための方法伺いました。子どもの体力向上に詳しい福島大学 教授の小川宏さんのお話です。

◆いろんなスポーツをしよう!
中西「アスリートの親御さんにも共通点がある?」
小川「1種目、自分の専門の種目しかできないようなトレーニングは危険かなと思いますね」

中西「じゃあ1種目じゃないほうがよい?」
小川「小さい頃はゴールデンエイジといいますけど、小学校低学年から中学1〜2年は即座の運動習得ということで、見たらすぐにできるようになるような、運動神経が伸びる時期なので、そういうときはなるべく色んな種類の運動を万遍無くさせたほうが、将来何かのプロスポーツを目指すとしても基盤がしっかりできますので、どんなプレーにも対応できる選手になる可能性が高くなると言われていますね」

中西「いろんなスポーツをやったほうがいいんですね」
杉浦「だから何年かやって、辞めたいと言っても無理やり続けさせる必要はないんですね。じゃあ違うスポーツやってみる?みたいな。」
小川「どうですか太陽さん、お子さんにやらせたいスポーツは」
杉浦「うちの長女が空手をちょっとやって、そのあと新体操を3年やって、でも人前に出るのがキライだからやめたんです。引き止めたんですけどまあしょうがないなと。そのあとはダンスをやり始めて、まあ体が元から柔らかいので飲み込みがめちゃくちゃ早いんです。友だちがやるからと始めたんですが上達も早くて、前にやっていたことが生きているのかなと思いました。」

中西「じゃあダンスの出来るウルトラマンですね。」
杉浦「娘なので、モーニング娘。のほうかも知れませんよ。息子は僕のウルトラマンとか見ているので、アクション教室に行っていますね。先生が実際のヒーローショーに出ている方なんです。バク宙とかロンダートとか戦い方とか、やられかたとか。結構大事じゃないですか、やられるほうがクルッと回ったりとか。」
中西「わかります、受け身でしょ?」
杉浦「そう、受け身の方。それを全部教えてくれるので。3年位通わせたらすぐに親を超えるんじゃないかと(笑) だってバク宙とかできないですもん。3年通えばバク宙出来るようになると思うので。」
中西「ウルトラマン教室はやらないんですか」
杉浦「ウルトラマン教室は・・・変身したらデカくなっちゃうので。3分したら帰らないといけないですし(笑)」
中西「たしかに(笑)」
杉浦「3分でじゃあそろそろって言わなきゃいけないので。他のヒーローは結構長いこと変身しているんですけどね。でも将来が楽しみです。」

中西「では最後に、会場にいらっしゃるご家族に小川先生からアドヴァイスを頂いてよろしいですか。」
小川「子どもは親の背中を見て育ちます。親が運動は楽しい、スポーツが楽しい、このスポーツは面白いから一緒にやろうと牽引していけば、おのずと子どもたちはついてくるし、運動好きな子どもになっていくのかなと思います。できれば、ここにいらっしゃるみなさんよりも、ここに来られずお家でゴロゴロしている親子の皆さんに聞いてもらえればと思います。」


福島大・小川先生の「小さい頃は色んなスポーツを」というアドバイス。これは例えばボールを使ったスポーツをする場合も、サッカーボール、テニスボール、卓球の球など色んな大きさのボールを体験したほうが良い、という意味もあるそうです。

また、中西は子どもにサッカーを教える中で「「最近の子どもはヘディングが苦手」だと気づいたそう。これ、かつての少年男子はみんな少なからず野球をやった経験があり、フライを取る練習をしてきたから。空間認知やボールが落ちる位置の予測が自然に養われていたのですが、いまは野球経験がない子どもも多く、結果としてボールの落下位置の予測ができないためヘディングが苦手になっているのでは、という分析をしていました。

また、会津自然の家にあるような自然の中で遊ぶことは、平坦な競技施設と違い段差や凸凹、坂道で上手に体をコントロールする技術に繋がるということです。

※左に見えるのは磐梯山。最高のロケーション、自然の中で運動ができます。

以上、ふくしまキッズフェスタの模様、お届けしました。


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パーソナリティ 鈴村健一

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