2016年10月17日

10月17日 東北元気通信!〜秋の復興グルメ〜 東松島の牡蠣

10月17日(月)秋の復興グルメプレゼントに
たくさんのご応募ありがとうございました!
東松島市東名の「木村幸喜さんの牡蠣」当選者は、
★たまちゃん さん
★おいもおいも さん
★まいら さん

以上3名さまです。おめでとうございます!
東名より産地直送で<10月末頃>お届けします。お楽しみに〜☆
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LOVE&HOPE?東北元気通信! 〜秋の復興グルメ〜”
これまで出会った東北の被災地より、とにかく元気に明るく、復興に向け活動している方に生電話!被災地の今と、秋の復興グルメをご紹介いただきます!

東北元気通信!まずトップバッターは、宮城県東松島市で『東松島食べる通信』を発行。漁業や農業の現場を取材し続ける、太田将司編集長に伝えてもらいます。


本日は秋サケ漁の取材の予定だった太田さん、雨の中船は出ていったんですが、太田さんはビビって自宅待機!そんな中東松島の今をレポートしてくださいました!

●台風10号で被害のあった牡蠣イカダ
ーこの番組でも、「東松島食べる通信」で特集されてきたやんちゃな海の男たちを何度かご紹介してきました。皇室献上海苔をつくる海苔漁師の相澤太さんや、「ライバルは太平洋!」と言ってのけた牡蠣漁師の阿部晃也さん、元料理人で恋愛べたな牡蠣漁師の木村幸喜さんなど皆さん個性豊か。みなさん元気でやっていますか?
「元気でやってます!ただ本当は牡蠣の季節なんですけど、8月に岩手や北海道に上陸した台風10号の影響で、今収穫用の牡蠣を外洋に出していたんですけど、その8割が大きな被害をうけてしまってピンチになってしまったんですが、幸い内湾に残っていた牡蠣は無事だったんで、ちょうど10月10日からその牡蠣むきが始まって出荷が始まったばかりです。」
ー震災後、数も戻ってきた頃かなと思っていたんですが、漁師の皆さんどのようなことをおっしゃっていますか?
「当初は愕然としていたんですが、これくらいじゃへこたれない!と覚悟を決めてやることをやっていますね、彼らは。海ではいいこともあるし、悪いこともあるんで、悪いことは受け止めてやってますね。」
ーそのほか、東松島では、今何が“旬”を迎えていますか?
「本当は今日、ビビらなければ(笑)同行取材してた秋鮭漁、おいしい鮭といくらが最高ですし、僕らの自慢の地元のお米「かぐや姫」の新米がまもなく、11月頭から収穫できますし、今月末にはうちの自慢の海苔も一番摘みの時季を迎えますので、一気に忙しくなります。ラッシュですね、取材が大変です!」
ーそして今朝は番組をお聞きの皆さんに、「東松島食べる通信」から秋の復興グルメをプレゼントしていただけると!何を届けていただけるのでしょうか!?
「先ほど牡蠣が大変と話したんですけど、そんな牡蠣も食べてほしくて、今も船の上で聞いていると思うけど、木村幸喜というカキ漁師の牡蠣10個と、むき牡蠣300gのセットをお届けします!」

ということで台風10号を乗り越えた貴重な牡蠣をおすそ分けいただきました!
東松島食べる通信」編集長、太田将司さんに伝えてもらいました!

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『東北元気通信! 〜秋の復興グルメ〜』今朝は宮城県東松島市から
【木村幸喜さんの牡蠣10個+むき牡蠣300gのセット】を3名様にプレゼント!


番組で発表される「プレゼントキーワード」を書いて「メッセージフォーム」からご応募ください。住所、氏名、連絡先をお忘れなく。
※応募受付は終了しました。

★聞き逃した方は、ラジコのライムフリーでも聞き返せます!(放送後1週間)
関東エリアの方はこちらから

***
LOVE&HOPE?東北元気通信! 〜秋の復興グルメ〜”
あすは、岩手県遠野から、かっぱおじさんのレポート。
プレゼントは「ジンギスカン」です!

2016年10月14日

10月14日 「廃炉ラボ」クラウドファンディング

昨日に続き、今日も福島学のスペシャリスト、立命館大学准教授、開沼博さんのインタビューです。

2006年から福島第一原発周辺地域の社会学的調査に携わり、2011年以降は、福島の現状や復興に関する調査・研究を続けてきた開沼さん。原発事故の被災エリアを視察する「福島エクスカーション」にも関わる一方、民間独立の立場から福島第一原発の実態を調査。今年6月「福島第一原発廃炉図鑑」にまとめました。その活動をさらに展開し、現在クラウドファンディングで資金調達の呼びかけを行っています。

◆民間・独立の立場で福島第一原発を調査
「福島第一原発廃炉独立調査研究プロジェクト」という名前。これはなにかというと、福島第一原発を世界で初めて「民間、独立」の立場から調査して、情報発信をしようというプロジェクト。福島第一原発の中を見られる人は限られていて、マスメディアも中を撮影したりするが、映像になる時間は一瞬だったりする。新聞も詳しく文字にしてしてくれているが、文字だとわからない。そこを伝えたい。
もう一つは福島第一原発の中の風景というのはどんどん変わっていっている。工事が進んでいたり、問題があったら問題に対応するための施設ができていたり。そこを記録して、皆さんに知ってもらいたいなと思って。そのために資金が必要ということもあるが、重要なのはそれ以上にわたしたちがひとりひとり参画し、より多くの人が関わってこの映像ができたんだということを実現することだと思っている。福島第一原発のことって、多くの人がそう思っていると思うが、なんか誰かにゆだねざるを得ないんだな、政府とか東電とかが勝手にやっているんだなとか、でもなにか起こった時にふりかかってくるのは自分たちだよね、お金の面で自分たちも負担させられるという議論もあるらしい、など。この「ゆだねざるを得ない感」をちゃんと自分の手に取り戻していこう、ということが重要。遠くにあるものを自分たちの手でもう一度つかんでいく、その手触り感をどう取り戻していくのか。福島第一原発の問題はその最先端にある。そういった意味でクラウドファンディングをやっている。


「福島第一原発廃炉独立調査研究プロジェクト」、略称「廃炉ラボ」。
現在ファウンダーは250名を超え、すでに400万円ほどの資金調達に成功したことからもその関心の高さがうかがえます。

◆5年後、10年後、継続的に事実を見ていく
持続的に事実関係を見ていく、という取り組みがなかなかない。既存のマスメディアも素晴らしい仕事をしていると思うが、なにか問題があったときに「問題がありました」と報道して終わってしまい、持続性がない。さらにいうと、どういうふうにそこでがんばっている人たちを応援するかという視点を持っている人もいると思う。福島第一原発内での作業はとても大変な作業だし、もう5年間も、白い服を着て熱いなかで働いているのかな、もちろん被爆や放射線のことも気にしながら働いているんだろうな、とか。そういう人たちに対してできることをちゃんと考えていく、想像できるような素材がなかったと思う。そういったことを用意する、継続的にやっていく。
継続的にやるなかで、5年単位、10年単位で、自分たち自身でなにが知りたいのか、なにが信頼できるのかをもう一度とらえ直していくことが重要。そういう学び合い、自分たちで知っていくことがベースとなって、たぶん福島第一原発廃炉の問題、あるいは震災後いまでも続く問題の根本的な解決につながっていくと思う。


開沼さんがクラウドファンィングサービス「モーション・ギャラリー」で資金調達を呼び掛けているプロジェクト「廃炉ラボ」。出資者は金額に応じて、廃炉調査のレポートや動画を受け取ることができます。開沼さんは「調達した資金で福島第一原発の様子を追加取材し、映像素材としてより多くの人が見られるものにしたい」と話していました。

「福島第一原発廃炉独立調査研究プロジェクト」クラウドファンディングの募集期限は10月19日(水)までです。
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パーソナリティ 鈴村健一

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