2016年12月22日
12月22日 阿蘇市役犬原の湧水2
引き続き、熊本県阿蘇市からのレポートです!
![](/cms/thumbnails/46/46c3c1c514db5a1b3dfbf764d680b57e.jpg)
![](/cms/thumbnails/49/49796f13d5b99e34a5237c69bec02c86.jpg)
![](/cms/thumbnails/10/105642cbb1af79b8126377579cb857d9.jpg)
まわりをぐるりと囲む外輪山。そしてその中に広がる田園風景。思わず、スマホのパノラマ写真機能を使いたくなっちゃう。 そんな景色を守り、「阿蘇・役犬原の湧き水」の保全活動などをしているのが、「阿蘇ヒューマン21の会」というNPO法人です。このNPOで様々な活動に取り組む國武香さんに伺いました。
◆子どもたちが、いつか帰ってくる日のために
(中西:阿蘇ヒューマン21の活動とは)人権の問題とか、子どもの問題をこのあたりでは都会に皆行ってしまうもんだけん、子どもは少子化、お年寄りは42%くらいの高い高齢化率なんですよ。だから少子化とお年寄りをどうにかしたいと。世論的なモノもあったし、早く作ってお年寄りの福祉の問題を早くしましょうと。コミュニティセンターを作って、そこでお年寄りのためのパソコンやフラダンス、カラオケや舞踊などの講座を7つほどもって、毎日やっています。そして子供と大人の太鼓も続けています。(中西:お子さんとの交流。子どもたちがそれで戻ってくればという気持ちですか)うーん、なかなか仕事がやっぱり無いと根付かんけんですね。仕事の誘致もしていて3つ4つできてきましたが、まあ一度子どもたちも都会に出てよければ帰ってくればという願いも込めてですね。私も若い時は東京や大阪に出稼ぎしていて、半年行って、半年帰ってという時代もあった。仕事がこっちにはなかったから。そういうこともあったけど、住めば都で、年を取ったら自然が豊かな阿蘇が良いと私は思っております。
![](/cms/thumbnails/10/108bbb80501be6ceca721c5c7c11df84.jpg)
國武さん、なんと御年83歳! そうは思えないほど若々しく声も元気!実は、日本一の出荷量を誇る阿蘇のトマト栽培を、いち早く始めた方でもあるそう。とにかくパワフルなおじさんです。そして、こんなに國武さんがパワフルなのはきっと、阿蘇の自然と、そこから湧き出る綺麗な水のおかげ・・・かもしれません。
◆阿蘇とともに生きる
(中西:この水が阿蘇山からもたらされているということについてはどう思いますか)
そりゃ、こうして火山が爆発した時に、断水の時には大きなメリットになったこともありますよね。夜中に灰が降ったことで野菜が枯れてしまって、特に阿蘇は高菜漬けという名物があって冬の間に作るんですが、これもダメですから。そういうデメリットもあるけど、阿蘇の水はみんな地域の人たちをみんながうらやましがるんです。あと1キロ離れたら水は出なくなる。これがまあ役犬原のシンボルになったもんですから、みんなが役犬原という名前を知るようになって。昔は「役犬原ってどこですか」と阿蘇の人たちが言っていたくらいの辺鄙なところでしたから。(中西:地震、火山の噴火がありましたがどういう年でしたか) 4年前も大きな水害があって、3つも続いたけんですね。あんまりよか年じゃなかとみんな言います。そういう災いのある年を「けかち年」と言うんですね。災いがある年という意味ですね。だから用心しろ、個人でも事故や病気に用心しろという。(中西:阿蘇山と一緒に暮らすというのは、それも含めて) 阿蘇山があるとメリットもあるからね。
ちなみに、阿蘇には「あかうし丼」という絶品の牛肉の丼を出す『いまきん食堂』というお店もあります。
行列店ですが、並んででも食べる価値あり!ぜひ熊本へ遊びに行って、温泉に入り、湧水でのどを潤し、あかうし丼で満腹になって下さい!
![](/cms/thumbnails/46/46c3c1c514db5a1b3dfbf764d680b57e.jpg)
![](/cms/thumbnails/49/49796f13d5b99e34a5237c69bec02c86.jpg)
![](/cms/thumbnails/10/105642cbb1af79b8126377579cb857d9.jpg)
まわりをぐるりと囲む外輪山。そしてその中に広がる田園風景。思わず、スマホのパノラマ写真機能を使いたくなっちゃう。 そんな景色を守り、「阿蘇・役犬原の湧き水」の保全活動などをしているのが、「阿蘇ヒューマン21の会」というNPO法人です。このNPOで様々な活動に取り組む國武香さんに伺いました。
◆子どもたちが、いつか帰ってくる日のために
(中西:阿蘇ヒューマン21の活動とは)人権の問題とか、子どもの問題をこのあたりでは都会に皆行ってしまうもんだけん、子どもは少子化、お年寄りは42%くらいの高い高齢化率なんですよ。だから少子化とお年寄りをどうにかしたいと。世論的なモノもあったし、早く作ってお年寄りの福祉の問題を早くしましょうと。コミュニティセンターを作って、そこでお年寄りのためのパソコンやフラダンス、カラオケや舞踊などの講座を7つほどもって、毎日やっています。そして子供と大人の太鼓も続けています。(中西:お子さんとの交流。子どもたちがそれで戻ってくればという気持ちですか)うーん、なかなか仕事がやっぱり無いと根付かんけんですね。仕事の誘致もしていて3つ4つできてきましたが、まあ一度子どもたちも都会に出てよければ帰ってくればという願いも込めてですね。私も若い時は東京や大阪に出稼ぎしていて、半年行って、半年帰ってという時代もあった。仕事がこっちにはなかったから。そういうこともあったけど、住めば都で、年を取ったら自然が豊かな阿蘇が良いと私は思っております。
![](/cms/thumbnails/10/108bbb80501be6ceca721c5c7c11df84.jpg)
國武さん、なんと御年83歳! そうは思えないほど若々しく声も元気!実は、日本一の出荷量を誇る阿蘇のトマト栽培を、いち早く始めた方でもあるそう。とにかくパワフルなおじさんです。そして、こんなに國武さんがパワフルなのはきっと、阿蘇の自然と、そこから湧き出る綺麗な水のおかげ・・・かもしれません。
◆阿蘇とともに生きる
(中西:この水が阿蘇山からもたらされているということについてはどう思いますか)
そりゃ、こうして火山が爆発した時に、断水の時には大きなメリットになったこともありますよね。夜中に灰が降ったことで野菜が枯れてしまって、特に阿蘇は高菜漬けという名物があって冬の間に作るんですが、これもダメですから。そういうデメリットもあるけど、阿蘇の水はみんな地域の人たちをみんながうらやましがるんです。あと1キロ離れたら水は出なくなる。これがまあ役犬原のシンボルになったもんですから、みんなが役犬原という名前を知るようになって。昔は「役犬原ってどこですか」と阿蘇の人たちが言っていたくらいの辺鄙なところでしたから。(中西:地震、火山の噴火がありましたがどういう年でしたか) 4年前も大きな水害があって、3つも続いたけんですね。あんまりよか年じゃなかとみんな言います。そういう災いのある年を「けかち年」と言うんですね。災いがある年という意味ですね。だから用心しろ、個人でも事故や病気に用心しろという。(中西:阿蘇山と一緒に暮らすというのは、それも含めて) 阿蘇山があるとメリットもあるからね。
ちなみに、阿蘇には「あかうし丼」という絶品の牛肉の丼を出す『いまきん食堂』というお店もあります。
![](/cms/thumbnails/7f/7fc148ac0db708e19688d07bdf9fa41e.jpg)
行列店ですが、並んででも食べる価値あり!ぜひ熊本へ遊びに行って、温泉に入り、湧水でのどを潤し、あかうし丼で満腹になって下さい!