2017年8月16日

8月16日 ワンダーファーム(1)

「ワンダーファーム」のトマトジュース『ワンダーレッド』10本入り
水曜日の当選者は・・・

*ソレイユ さん です。

おめでとうございます♪
金曜日まで、トマトジュースプレゼント実施します。

また、来週1週間は!大人気「東北復興グルメ」プレゼントを実施します。
どんな商品が登場するかは、追ってお届けします。
お楽しみに!

★ ★ ★ ★ ★
今朝は、福島県いわき市にある“トマトのテーマパーク”「ワンダーファーム」の話題です。

いわき市の北東部、四倉にある「ワンダーファーム」は、約5ヘクタールの広大な敷地に、トマト栽培用の最先端のハウスや、ジュースなどを作る加工工場、
そして収穫したての野菜が食べられるレストランにマルシェ、緑の芝生広場やドッグランなどが点在する、まさにトマトのワンダーランドです。
代表の元木寛さんに、まずはハウスの中を案内して頂きました。

◆トマトハウス
こちらがトマトの一年中栽培をしてるハウスですね。一般の客様に入っていただいてトマト狩り体験というものをやっています。作っているのは11種類ぐらい作ってるんですけれども実際摘み取りして帰れるのは9種類。こちらにフラガールという品種がありまして、ここいわき市はですねスパリゾートハワイアンズさんもあって映画「フラガール」の舞台にもなった場所ですので、まだ全国的にあまり作られていないのですが、我々が率先していま普及していると。まだ完熟ではないんですけど・・・十分甘い 美味しい!


元木さんは福島第一原発がある大熊町のご出身。東京で就職しましたが義理のお父さんが手がけていたトマト農園を法人化するのをきっかけに、平成14年、いわき市に移り住み農業をはじめました。その農業法人ではこの「フラガール」をはじめ、さまざまな品種のトマトを育てて出荷。直売所には行列が出来るほどの人気を集めていたそうです。
震災後、平成25年に開いた「ワンダーファーム」。取材に訪れた日は、ファミリーや海外からの見学ツアーのグループなどたくさんの来園者でにぎわっていました。

◆「農業と観光を融合した施設を作りたい」
いまは夏休み期間ということもあってお出で頂いてますけれども、ここ最近のこのあたりの観光交流人口はどんどん下がっていってるんですよね。それはなぜかというと、どうしても「福島」というと「原発」というイメージがどうしてあってですね、純粋に観光でお出でになるお客様というのは震災以降だいぶ減ったんですよね。そこを私は何とかしたいなというのもあって、農業と観光をうまく融合できるような形ができないかなというのを考えてこの施設を作ったというのもあります。


まだ震災前の、行列ができるような賑わいには至っていないという現状。それでもここまでの道のりには、手ごたえも感じているといいます。

◆「検査をして安全を発信し続けている」
トマトランドいわきで私も農業、トマト作りをやってきた時に東日本大震災が来て、一時期は作ったものが検査とかをして安全であるという証明をつけても全く売れない年がやはり2年ぐらい続きましたし、年間、本当に数10トンというトマトを廃棄しましたし、会社としても存続が危ぶまれる状態にまでなった。農業じたいを辞めようかという選択肢もあったんですけれども、まずこの福島で作ったものがどういう状況か、自分達も安全なのか危険なのかわからないですし、一般の方々もそうだと思いますので、放射性物質検査というものを、たぶん全国でいちばんうちが初めてまだ誰もやってない頃にやりはじめたんですね。検査をした結果問題ないということが分かったんですね。で問題ないんであれば、しっかり科学的根拠を示せば、買ってもらえるだろうということで、自らPRをしてですね、直売で売りさばいていた状態なんですよ。それが少しずつそういった検査を未だにやってますしそうした発信をし続けてきたことで、ちょっとずついま首都圏に向けての出荷も上向いてきたところなんですね。


現在「ワンダーファーム」では、トマトづくりのほかにトマトジュースやトマトピューレなどの加工商品も手掛けています。

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ワンダーファームのイチオシの商品、完熟トマトをギュウウっと絞ったトマトジュース『ワンダーレッド』10本入りを、今日からの3日間、毎日1名様にプレゼントします!ご希望の方は、メッセージフォームから「ワンダーレッド希望」と書いて送ってください。放送を聴いての感想もお書き添えください。

『LOVE & HOPE』、明日も「ワンダーファーム」元木寛さんのお話し、お届けします。

ワンダーファーム、詳しくはコチラ

2017年8月15日

8月15日 STAND UP SUMMIT2017(2)

きのうに続いて、先週東京ビッグサイトで開催されたイベント
『スタンドアップサミット2017』の模様をお送りします。


「未来は、自分たちで創っていく!」という想いのもと、東北、東京、そして熊本から350人の中学生・高校生・大学生が集まったこのイベント。それぞれの地域を代表する7人の生徒がステージにあがり「復興ディスカッション」がおこなわれました。ゲストは為末大さん。
東日本大震災の発生から、6年5カ月。今日お送りするのは
「私たちが欲しい未来」というテーマです。

<STAND UP SUMMIT2017>復興ディスカッション

●高橋万里恵
ぜひ、ステージの7人にはこんなことを聞いてみたいと思います。
「あなたが欲しい未来」

●東京都八王子市立上柚木中学校 2年 三枝愛依
私が欲しい未来は「差別・偏見のない未来」です。私は、この前、新聞を読んでいた時に、目が見えなくて盲導犬を連れているのと、あと体が不自由で車椅子を使っているという理由だけで、レストランの入店を断られるという新聞記事を見ました。せっかくその人がやりたいことがあっても、それだと潰れてしまうと思うので差別とか偏見をなくしていけば、もっとみんなが、いいね!と思える未来ができていくと思います。

為末大
この社会が実現するには具体的に何をしたらいいと思いうかということをみんなに考えてみて欲しいんですけど。

●星搓国際高等学校 吉田駿亮
たとえば、差別や偏見というのは、震災関係のことでも、避難している方への差別だったり、障害のある方への差別だったりということで、ぼく自身も発達障害を持っていて、自分がどうして欲しいかと思った時に、自分の現状を知って欲しいって思って、だから他の人に自分の現状や、被災地の現状を知ってもらうことが結果的に未来へ繋がるんじゃないかなって思っています。

為末大
はい、ありがとうございます。
みんな、これからスタートでいろんなことを始めるんだろうなと思うんですけど、僕が自分の経験でいつも思うことは何かっていうとですね、
「この指とまれっていう人」、と「その指に止まってくれる人」っていうのはすごい大事で、「私、これやりたい」っていうことに対して「それはこうやったらいいんじゃないか」っていうのは、「その指に止まってくれた人」なんだよね。「その指に止まってくれる人」の数が多いと、結構大きなことができるっていうのが僕の経験で思うことで。そうは言っても、自分の14歳から17歳のときを考えてみると夢がある人間は10%も、いなかったんじゃないかっていう気がする。でも、やりたいことがない時に人間が成長するために一番いい方法は、「やりたいことがあるっていう人のサポートをする」ことで、実は、結構同じような体験ができるっていうのを経験で思っていて、今みたいな形で、「私はこうやりたい」、「だったらこうやったら?」、「私はこれができる」っていう風に、いろんなものが、層が重なっていくことで出来ていくこともたくさんあるんじゃないかな、なんていうのを、ちょっと感じました。


「復興ディスカッション」、参加した会場の生徒のみなさんにも「あなたが欲しい未来」を伺いました。

●宮城県私立東北高等学校 3年 橋口果林さん
震災としての東北を知ってもらうっていうのも、また風化を防ぐためにも私は必要だと思うんですけれども、「震災は知っているよ」っていうワードだけでは、個人的に寂しいというか、もっと震災だけでなく、いろんな魅力を知って言って欲しいなっていう思いがあります。例えば東北には「絆祭り」もあったり「七夕祭り」もあったり「ねぶた」だったり、その各県の魅力っていうのを、さらに輝かせていきたいなっていう、そういう未来を思い浮かべています。

福島県立高等専門学校 4年 鈴木淑乃さん
復興とか震災のことに関しても、やっぱり人と関わっていくことが一番大事だと思うので、いろんな人の意見があって、いっぱい賛成してくれるだけじゃ全然、物事はうまくいくけどそんなに深いものにはならないと思うので、やっぱり、反対意見も交えながら一つの方向に進んでいくのが大事だと思います。
次世代に残すっていう風に今回のディスカッションで言っていた子もいたけど、私はもう、次世代は私たちだと思っていて、やっぱり、未来って自分たちで作っていくものだと思うし、そういうので関わりあっていけたらいいなって思います。


昨日と今日は、10代と20代が参加した「 STAND UP SUMMIT2017 復興ディスカッション」の模様をお伝えしました。
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パーソナリティ 鈴村健一

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