2017年8月24日

8月24日 復興グルメシリーズ〜北三陸編 田野畑村「番屋の塩」

今週1週間は、復興グルメシリーズ〜北三陸編!
木曜日のプレゼント、『机浜番屋群の番屋の塩』2個セット
当選者は以下の3名さまです。

「さとこ」さん
「こうちゃん」さん
「らぶりー」さん


以上の3名さま、おめでとうございます♪

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今週は『LOVE & HOPE』が東北各地で見つけた“美味しいもの”をご紹介する「復興グルメシリーズ〜北三陸編」!もちろん紹介するだけじゃなくてプレゼントも有ります!今日は、岩手県田野畑村から『番屋の塩』をご紹介します。

◆漁師さんの作業小屋「ばんや」
今のこちら左手に見えてきました、これがですね、机浜の番屋群となります。こういう風な番屋が昭和8年の津波以後に建てられてきたものでして、現在は6年前に震災ですべて流されてしまったのですべて新しくなってますけどもほとんど同じ様な形で再現しています。漁師さんの作業小屋であったり、あとは倉庫になるんですけれども、元々は見張り番をするための小屋、見張り番の小屋、それがだんだん訛っていって、番小屋になり、番屋になったと言われています。中に何か黒いものが干してありますけど昆布なんですよ。海で昆布を採って番屋の中で干したり乾燥させたりして、そして商品として出しているという、そういうふうな漁師さんの生活が垣間見える場所になってます。


岩手県田野畑村「体験村・たのはたネットワーク」の赤坂広太さん。「体験村・たのはたネットワーク」は、机浜番屋群をはじめ海岸線の景勝地など、田野畑村の観光資源をより多くの人に見て知ってもらおうと震災前から活動しているNPO法人です。

もともと漁師たちの作業小屋が集まっていた机浜の番屋群は、その日本の漁村の原風景のような景観が認められて「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」
にも選ばれたほどでしたが、東日本大震災による20メートルを超える津波は、すべてを流し去ってしまいました。

◆サッパ船、番屋群 再び
田野畑にはですね、北山崎という年間50万人が訪れる景勝地があるんですけれども、そこは“観るだけ”、景色を楽しむだけでお帰りになってしまう「通過型観光」の場所だったんです。でこのままではいけないなということで、滞在型にシフトしていくようにしました。まず漁師さんの操縦する「サッパ船アドベンチャーズ」。現役の漁師が番屋群をご説明する「番屋群漁師ガイド」、そういったものをプログラムとして提供しておりました。そういう風にしてみんなで頑張っていた矢先に震災がありまして、ここの番屋群は全て流出してしまいました。更地まったくの更地になってました。土台ひとつ柱ひとつ残らず、そこの情景だけ見ると、ここに建物があったとはとても信じられないようなそういう情景になっていました、そういう状況だったのでもう誰もが“終わりだな”と思っていたんですけれども、やはり観光がいちばんの主幹産業なりますので、続けていかなくてはならないという気持ちで、全国の皆さんから頂いた義捐金等で準備を進めまして、平成23年の7月29日にサッパ船を再開、で村内の唯一のホテルが再開し、休業していた三陸鉄道も全線がつながるようになって、そして最後に、机浜番屋群が再建され、平成27年の4月から供用開始して現在に至ると、いう状況になっております。


現在、海岸線近くの整備も進み、漁業や観光施設も再建が進んでいる田野畑村。取材に伺った日も机浜番屋群では、家族連れや若い観光客が「番屋料理体験」や「貝殻アート体験」、「塩づくり体験」を楽しまれていました。

おとなりの野田村と共に、昔から海水を釜で炊いて作る「塩づくり」が盛んだった田野畑村。机浜の海水で作る「塩」は赤坂さんも胸を張る美味しさなんだそうです。

◆番屋の塩
(釜で塩を煮る音)〜こちらはですね机浜のきれいな海水をくみ上げまして、昔ながらの製法でじっくりとに詰めて作られた塩になります。まろやかで旨みのある塩になっておりますので、ちょっと料理に使うといつもの料理がぐっと美味しくなる塩になっております。私は個人的になんですけれども、お刺身に番屋の塩をつけて食べたりするんですけども、そーするとお酒がとても進みます。


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LOVE&HOPE「復興グルメシリーズ〜北三陸編」、今日は田野畑村の「番屋の塩」を2袋セットで、3名の方にプレゼントします。まろやかで旨みのあるお塩、ぜひ味わってみてください。

ご希望の方は、『LOVE&HOPE』のブログのメッセージフォームから、『番屋の塩希望』と書いてご応募ください。
本日いっぱい受け付けます!(当選者はブログで発表します。)

「体験村・たのはたネットワーク」はコチラから!

『LOVE&HOPE』「復興グルメシリーズ〜北三陸編」、明日は岩手県岩泉町から、“龍泉洞の澄んだ湧き水をイメージした『水まんじゅう』”をご紹介します。

2017年8月23日

8月23日 復興グルメシリーズ〜北三陸編「荒海団の荒海ホタテ」

今週1週間は、復興グルメシリーズ〜北三陸編!
水曜日のプレゼント、『荒海団の荒海ホタテ』
当選者は以下の3名さまです。

「つばさかぁちゃん」さん
「うみねこパン」さん
「mama」さん


以上3名様、おめでとうございます♪

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今週は『LOVE & HOPE』が東北各地で見つけた“美味しいもの”をご紹介する「復興グルメシリーズ〜北三陸編」!今日は岩手県野田村から『荒海団の荒海ホタテ』をご紹介します。

岩手県野田村は震災前にも10メートルを超える防潮堤があって村を守っていましたが、東日本大震災では最大18メートルとも言われる巨大な津波が村を飲み込み大きな被害をもたらしました。現在は市街地の再整備と共に、海辺では、防潮堤と堤防、盛り土された津波防災緑地、“三重の守り”が完成しつつあります。


◆防潮堤で勢いを止める
仮設住宅がすべてもう解体になるのですべてなくなります。で、仮設店舗もなくなって、ちょっとこう大きい一区切りかなと思います。で海側の方は都市公園が出来て、住宅なんかは建てられないんですけども、防潮堤があって、その中にまた防波堤みたいな高台が出来たので安全になったのかなと思いますね。じゃ2つだったら大丈夫なのか?っていう部分もあるんですけど、結局勢いを止める部分で、2つあることによってその勢いを止められるのかなと思います。賛否両論あるとは思うんですけれども、やっぱり海が見えなくなるってのもあるんですけれども、やっぱり今後村を守っていくときに必要なのかとは思います。個人的な部分でですけれども。


お話しは荒海ホタテ営業センターに務める、村役場産業振興課のいわて復興応援隊 町田恵太郎さん。村の防壁の完成と村の営みの再生は、仕上げの段階に入っている印象ということでした。

一方で壊滅的な被害を受けた村の基幹産業である漁業も港の整備や養殖の再開など、徐々に復興が進み、2014年には腕のいい野田のホタテ漁師たちによる「荒海団」が結成され、上質な野田のホタテを全国に発信していく取り組みが始まりました。

◆荒海団の荒海ホタテ
荒海団っていうのはですね、野田村役場とですね野田村漁業協同組合、第三セクターである(株)野田村、とメインの漁師さんたち「漁友会」っていうんですけども、その4つの団体で作りあげた組織ですね。やってることは今までと変わらないんですけども、やっぱりいいもの、品質のいいものをもっと広げていこう、発信していこうという取り組みです。ホタテって天然と養殖があって天然って海底に居るんですけど、養殖は沖合の方に行って、吊るして育てるんですけども、野田村の場合は「かご養殖」と言ってですね、かごに入れて養殖します。で、ふつうの主要な養殖方法がですね、貝に穴を開けて「耳ずり」という養殖方法をやるんですけど、その点でまず帆立が生き生きするというか動ける状態で育ててます。こうかごの中でぱくぱくホタテが動くことによってあの貝柱は筋肉なので、やっぱり大きく身が入ってくるのかなと思います。で、あと外海でやってる部分、県南とかほかの地域だと「湾」でやるんですけど、内湾でやるより外海でやった方が潮の流れも速くでですね、プランクトンも滞留しないので、要はホタテのエサがたくさんある状態で育ててます。漁師さんにとっては過酷な環境だと思います、ただホタテにとっては良い環境だと思います。で、貝に対して身が詰まってるというかですね、貝柱も大きいですし、なかなか他の地域で3年ぐらいでこの大きさになるのにやっぱり餌も豊富な部分もあって2年とか2年半ぐらいで「こんなに大きいんだね」といわれるので、まずそこの大きさですとか、あと貝殻の綺麗さ、で、もちろんやっぱその美味しさとしてはですね、熱を加えるとすごい甘みが増すので、食べてみて驚かれると思います。今までは地元の魚屋さんなんかでは流通してたんですけれども、それがこういった機会をきっかけにですね、首都圏なんかの一流店で取り扱い頂いておりまして、本当に好評頂いております。ちょっと今年はですね、去年の台風10号の影響で生産量の減少もあったりとか、あと業務用の出荷も増えてきたので、ちょっと一般販売は今年は未定なので、その取扱いの飲食店さんの方に行って頂くしかないのと、あとまあ野田村に来て頂ければ取引してる魚屋さんなんかでも販売してます。


波の荒い外洋で、かごの中で自由に動き回って育った元気なホタテ、肉厚の貝柱は熱を加えると甘みが増すんだそうです!バターもいいけど蒸すだけで食べるのが絶品!とのこと。

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LOVE&HOPE「復興グルメシリーズ〜北三陸編」、2年物のぷっくりまるまる太った1キロ入りの「荒海ホタテ」むきヘラ付きで、3名の方にプレゼントします。

ご希望の方は、『LOVE&HOPE』のブログのメッセージフォームから、『野田村の荒海ホタテ希望』と書いてご応募ください。
本日いっぱい受け付けます!(当選者はブログで発表します。)

『LOVE&HOPE』「復興グルメシリーズ〜北三陸編」、明日は岩手県田野畑村から 海の旨みだけで作った「番屋の塩」をご紹介します。

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パーソナリティ 鈴村健一

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