2017年8月28日

8月28日 九州北部豪雨「朝倉市災害ボランティアセンター」

今週は、7月の九州北部豪雨で特に被害が大きかった福岡県朝倉市からのレポートです。

7月5日―6日に降った豪雨により、29人の犠牲者を出した福岡県朝倉市。土砂の流れ込みによって全壊・半壊した家屋は、合わせて1000件近くにのぼっています。そんな中、浸水した住宅のがれき・土砂を撤去しているのが、全国から集まるボランティアの方々です。

朝倉市杷木に拠点をもつ、朝倉市災害ボランティアセンター事務局長、北嶋雅昭さんに現状を伺いました。

◆お盆過ぎに激減 ボランティア求む!
一般ボランティアを受付ているんですが、7月は毎日多くの方に来ていただいていたんですが、土日は千人超え、一番多い時で2200人超えのボランティアの方に来ていただきました。今は特にお盆を過ぎてから急激に減っていますので、きのうは団体がきて550人、おとといは470人ぐらいという感じで、私たちとしては困ったなぁと。まだまだ8月いっぱいで目途が立つことはありませんので、少なくとも9月いっぱい続けてそれで目途が見えるか見えないかという状態だと思いますので、できれば毎日毎日、1000人規模でボランティアの方に継続して来ていただければ早い復旧作業ができるのかなと思っています。
その中でも杷木地域が土砂の流れ込みが激しく道路が寸断されて現地まで行けない状況が長く続きましたので、ボランティア活動も遅れている状況がありますし、今も道路が寸断されて行かれない地域が一部残っておりますので、行けてない家がありますので一刻も早く行きたいと。やはり日にちが経ってしまいますと土砂がきた場合はいろんなものが混ざって流れ込んでいますので、それによって悪臭がしたり環境的に悪い状況が長引きますので、そのために私たちも早く家の中の土砂とかを取り除いてやらないと、と思っているところです。


取材したこの日も最高気温35度を超える猛暑日で、家屋に溜まった土砂から少し悪臭がしていたそう。早めに取り除くことが大事。ボランティアされる方への注意事項も伺いました。

◆熱中症、体調管理はしっかりと
とくに7月は暑かった。手元の温度計で一番暑い時季で42度を超えたことがあります。ボランティアで家の中で作業している方はもっと暑いと思いますので、自分たちとしてはボランティアの方の熱中症や体調を壊されるのを一番心配するんですけど、中には今まで体調壊された方と話していると、朝から頭が痛かったんだけどどうしようか迷ったけど来ました、という方何人かいらっしゃったんです。そんな時は勇気をもってその日はやめてくださいよ、と話すんですけど、思ったよりきつい仕事だと思いますので、体調を万全にしておいで頂きたいと、そういうお願いですね。


朝倉市災害ボランティアセンターでは、毎日朝9時からボランティアの受付をしています。
活動時の服装、ボランティア保険など、事前にサイトで情報をチェックの上、ご参加ください。

明日以降も、朝倉市の被災地から、レポートお届けします。

2017年8月25日

8月25日 復興グルメシリーズ〜北三陸編 岩泉町「龍泉洞爽菓水まんじゅう」

今週1週間は、復興グルメシリーズ〜北三陸編!
金曜日のプレゼント、『龍泉洞爽菓水まんじゅう』
当選者は以下の3名さまです。

「アジアンカレー」さん
「しずく」さん
「コロコロプププ」さん


以上の3名さま、おめでとうございます♪
沢山のご応募、誠にありがとうございました。

「復興グルメシリーズ〜北三陸編」今日は岩手県岩泉町から、日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」にちなんだ名菓をご紹介します。

岩手県岩泉町を代表する観光スポット「龍泉洞」。宇霊羅山の麓にあって、判明しているだけでも3600メートル、総延長は5000メートル以上とも言われている鍾乳洞です。発見されている8つのうち、3つだけ公開されている地底湖は「ドラゴンブルー」と言われる神秘的な青い水で知られています。

そんな「龍泉洞」、去年8月の台風10号の豪雨で大きな被害を受け、一時閉鎖となりました。その時の様子について「龍泉洞」の山下啓一さんに伺いました。

◆龍泉洞 台風10号の被害
まずはの龍泉洞洞内の地底湖の水が溢れて、洞口の方から水が流れ出たという感じでした。それからあと河川が増水してまして、駐車場と園地が流された感じですね。町の中も災害でしたし、龍泉洞も今までに経験したことのない災害で、どっからどうやってたらいいかってのがわからなかったです。で町の方では応急復旧とか避難所の運営とかに集中してましたので、ここ(龍泉洞)を復旧工事に手をつけてらいいのか、その辺の判断も難しいところでしたね。で半月ぐらいで通路に溢れた水は引いて中の状態がだいぶ分かるようなってきました。通路が板でできてるんですけれども、それが流されたり、あとは照明機器等の配電盤が水没して中に泥が入って使えない感じでした。



今年3月19日に「龍泉洞」は営業を再開。しかしまだ周辺は流された川べりなどの修復工事が行われていて完全復旧には至っていませんでした。それでも7月末には、入洞者1500万人を達成するなど、客足は“平年以上に伸びている” ということでした。

一方で河川が氾濫し、大きな被害を受けた岩泉町の市街地はどうなっているのか?町の老舗和菓子店「中松屋」の店主、佐藤鐵太郎さんに伺いました。

◆復旧復興はまだまだ
こんな山の中であんまり水も流れてないようなところが災害にあって本当に想像を絶するような水害でした。多くのボランティア様の方々がおいでいただきまして、泥出しとか片付けに汗を流して頂いたおかげで、見た目は泥もなくなってますけれども歩いてみて頂ければ、半分壊れたような状態そのままの家がたくさんございますし、また本当に復旧復興は町内全体としては、まだまだいってないような気がします。


あれから1年が経過しますが、まだ道路や橋、住宅など応急処置しただけの場所も多く、復旧は道半ばという現状のようです。

それでも元気に看板を上げて頑張っているところもあるので、ぜひ足を運んで欲しい!という中松屋には、じつは大人気の夏のお菓子があります。「龍泉洞」の名前が入った「龍泉洞爽菓(そうか)水まんじゅう」という商品。いったいどんなお菓子なんでしょうか?

◆中松屋の水まんじゅう
夏場の商品を何かということで栗を使った水まんじゅうにして、器にお饅頭を入れたら水を入れて夏場のものとしてお使いいただけるかなと思って始めました。龍泉洞の水を強調したいと言う事で水を入れさせて頂いたりしています。この岩泉の水を見においでいただきたい。ドラゴンブルーという水と、途中の景色も山道ですけど四季折々、山川を眺めながらおいで頂ければ、岩泉の自然を楽しんでいただけるんじゃないかと思いますので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

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LOVE&HOPE「復興グルメシリーズ〜北三陸編」、今朝は「中松屋」の葛まんじゅうの中に栗餡が入った水まんじゅう「龍泉洞爽菓水まんじゅう」をプレゼント!

ご希望の方は、『LOVE&HOPE』のメッセージフォームから、『龍泉洞の水まんじゅう希望』と書いてご応募ください。
本日いっぱい受け付けます!(当選者はブログで発表します。)
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パーソナリティ 鈴村健一

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