2020年1月22日

そば粉ワッフルで川内村の魅力を発信3

今朝も、福島大学4年生、栃木県出身・大島草太さんのインタビューです。

大学の講義をきっかけに交流を深めた、双葉郡川内村。その魅力を広め、自分も村の一員になろうと考えた大島さんが打ち出したアイデア。それが川内特産・そば粉を使ったワッフルづくりでした。そば粉のワッフル。なかなか斬新なアイデアですが、なぜこうしたアイデアに行き着いたのか。これ、いろいろ考えた結果なんです。

◆村を伝えるツール
ソバ粉は川内村でたくさん作っていまして、村として推している農産品でたくさんあるんですが、震災後なのかわからないんですが去年のものもまだまだ残っていて、使われていない状況があったので、それをなんとかしたいと考えました。村の魅力を伝えるひとつのツールとして、これだけ美味しいソバがあって、村のソバ屋さんも本当においしいので。でも、僕が一からソバ打ちを始めるのでは時間もかかるし、違うと思うので、別の形そば粉を使って、かつ、どうやって加工しようかというところでそば粉のワッフルに行き着きました。


そんなそば粉ワッフル、いったい、どんなお味なのか。改良に改良を重ねたという、その美味しさについて伺いました。

◆普通のワッフルより・・・
結構、ソバの風味がありまして、ずっと改良を重ねている中でそうしたんですけど、ソバ粉だけじゃなくて脱穀用のソバの実も入れているんです。そのつぶつぶの食感と噛んだときに広がるソバの感じと、普通のワッフルとは違うけど、「普通のワッフルよりおいしい」と言っていただいています。今はイベント出店という形なんですけれども、クラウドファンディングをやっていまして、それが成功すればキッチンカーを購入できるので、そのキッチンカーで日本全国を回って、村の魅力を発信していくというのがひとつの目標です。「そば粉のワッフルはどこで食べられるの」とすごく聞かれるんですけれども、村の中のカフェで置いてもらったり、もしくは店舗を作ったりして、川内村に行けば食べられるということになれば、村に来てもらう理由になるので、そういう「理由」を作っていくのが今後の構想です。


ということで、そば粉ワッフルの移動販売を行う「KokageKitchen」は、イベントでの出店だけでなく、キッチンカーで日本全国への展開を
目指しているんですが実は12月に、キッチンカーの資金調達100%達成!!キッチンカーの納車は3月!いよいよ日本全国に川内村の
そば粉ワッフルが広まることに・・・!

ちなみにコカゲキッチンは、今後も日本全国をキッチンカーで遠征する資金調達のCFを継続するそうなので、詳しくはFacebookページを。

明日も、川内村の魅力を発信しようと奮闘する大島草太さんのお話です。

2020年1月21日

そば粉ワッフルで川内村の魅力を発信2

今朝も、福島大学4年生、栃木県出身・大島草太さんのインタビューです。

大島さんは、大学の講義で知った双葉郡川内村の魅力を広めようと、川内村特産の、そば粉を使ったワッフルづくりで起業した若者です。
起業のきっかけは大学3年、大島さんがカナダに留学したときのこと。福島へのネガティブなイメージを避けて「福島から来た」ことを隠してしまった。胸を張って福島を自慢できるようになりたい、そう考えた大島さんは、帰国後、川内村とのつながりを、より深めていったといいます。

◆「川内村の一員になりたい」
海外から、3年の年に復学しました。3年の夏ぐらいに、バイクで九州の端っこまで旅をしていたんですけど、それで都会から地方からいろんなところを見て、僕が1年の時から関わっていた川内村っていろいろ見た中でも良い場所だなと、旅をするあたりから思えるようになりまして、というのも、川内の人って外の人も含めて面白いことをやっていこうよと、震災もあって課題もたくさんあるけどそれに向かって前向きに生きていて、かつそこの生活を楽しんでいる人がたくさんいるので、あの場所は良いし、僕もあそこの一員になりたいなという気持ちが、3年の夏過ぎあたりから湧いてきて、それで再び村に通うようになり、それこそ大学の授業と関係なしに何度も何度もふらっと行くようになり、村の人とたくさんしゃべるようになって、通っている中で課題はたくさんあって、少子高齢化だったり、主にそういうところなんですよね。若者がいないと言うことでいろんな問題がある。それを自分の力で何か貢献したいと言う話も村の人にしていて、じゃあそういう事業構想を練っていこうと自分の中でなっていきまして、ピザよりももっと若者に来てもらいたかったので若者ターゲットのもので、村のものを使ってできるものはないかなと言うので思いついたのがそば粉のワッフルだったんです。


こうして大島さんは、大学生ながら、事業計画書を作り、そば粉ワッフルの試作を繰り返しました。そんな大島さんを、川内村の人たちも村を挙げて応援してくれたのだそうです。ちなみに村の人たちからは、かなり厳しい意見もバシバシ言われたそうです。それだけ、村に新しくやってくる若者のことを想っているということ。

大島さんのそば粉ワッフル事業については、「コカゲキッチン」のFacebookページで確認できます。

明日も、川内村の魅力を発信しようと奮闘する大島草太さんのお話です。
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パーソナリティ 鈴村健一

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