2018年8月8日

ほやほや学会(3)

今週は、赤い怪獣、海の幸「ほや」の話題です。
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東日本大震災で水揚げが減ったり、販路を失ったりした「ほや」。そんな「ほや」の魅力を全国に伝えようと、活動を続けているのが、「ほやほや学会」です。

あまみ/うまみ/にがみが合いまった、独特の風味が、食通をうならせる「ほや」。お刺身や酢の物意外の、おいしい食べ方とは?「ほやほや学会」会長、田山圭子さんです。

◆いまの流行りは「ほやチーズ」
食べ方は、地元の方はほとんどが刺身。「ほかには?」と聴くと「酢の物。やっぱり刺身かな」となる。やはりほやの鮮烈な味のとりこになる方は、生の味が好きなんですね。ただ、これから販路を探していく中で、刺身はおいしいけれど、生ガキはだめだけどカキフライは好きという方がいるように、ほやも火を通すと甘みとうまみがふくらんでまた違うおいしさになるので、それを知っていただこうということで、いろいろな商品が出てきたんです。
最近はやっているのはチーズ。3年前から「ほや祭り」というのを仙台の勾当台公園で実施していて、「ほやのレシピグランプリ」というのをやっているんですが、今年のブームはチーズ!もう半分ちかくのお店が、ほやとチーズをあわせたメニューを出してきていました。いまの流行りは「ほやとチーズ」です。商品で言うと、水月堂の「ほやチーズ」。電子レンジに入れるとポンと袋がはじけて、とろとろのチーズと味がついたほやがすごく相性がいいんです。あれを冷凍庫に入れておいて、疲れて残業で帰ったときに、「今日だな」という日にレンジでチンして食べる幸せ♪ほやって実は火を通すと、味付けによって赤ワインやビールとかウィスキーとか、お酒との相性も抜群にいいんです!



お話にでてきた水月堂の商品、正しくは「チーズほや」でした。“チーズのまろやかさと蒸しほやの風味が見事にマッチした一品”とのこと。

★ほやガイドブック、ほやの剥き方、ほやタマゴの作り方など、詳しくは「ほやほや学会」HPで!

2018年8月8日

被災地で気をつけたいポイント「ダ・ゲ・キ・虫、持ち込むな」(3)

西日本豪雨の被災地で自宅の片づけをする方、そしてボランティアで活動する方へ、「夏の被災地で気をつけたいポイント」をお届けします。

お話は、関西福祉大学教授で感染症のスペシャリスト、勝田吉彰さん。
今日のキーワードは、「虫」に関する注意点です。     

◆虫からの感染症に注意
虫は蚊とダニに注意。まずは発生を防ぐことが大事。ゴミとか見てると水が溜まりやすいものがたくさん。溜まったらそれを全部逆さに向ける。できないようであれば上から薬を撒いたりしてボウフラを生やさない。それでもやっぱり蚊は出てくるので刺されないという対策も必要です→まず長袖長ズボン。虫除けのスプレー濃度が濃い(ディートという成分が30%って書いてあるもの)を買えば6時間くらいちゃんと持ちます。

もう一つはダニ。特に広島県岡山県もそうなんですけれど、ダニが媒介するSFTSという病気が日本の中でも多い。地図を見ると赤い色がついてるところが広島県、黄色い線がついてるのが岡山県。マダニなので、外にいるダニです。どこかの山際の片付けする時にはやっぱり肌の露出をしない。蚊の虫除けスプレーも共通して効きます。
もちろん十分肉眼で見える大きさだけど、なかなかな気がつかない。気が付いた時にはしっかりと皮膚に食い込んでる。指で取ろうと体を押してしまうと中の毒がバっと入ってしまうので、病院へ行きましょう。どうしてもアクセスがなかったらピンセットなどを使って唇のところをピンセットで取るというのがコツです。


今日は、「ダゲキ虫、持ち込むな」のうちの、「虫」に関する注意点でした。
「虫に刺されない!」これが第一。虫よけ効果の高いスプレー、「ディート30%」と書かれているものを使用し、長袖・長ズボンで身体を守ること。
(一般的な虫よけはディート10%が多いが、最近は30%のも出てきている)

また、広島県と岡山県は、マダニが媒介する病気「SFTS」が多い地域というお話も。「草むらになるべく近づかないなど、日ごろから、ダニに噛まれないよう注意してほしい。」とも話してくださいました。
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パーソナリティ 鈴村健一

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