2020年2月5日
南相馬市小高区で活動する「オムスビ」代表 森山貴士さん?
今朝は引き続き、福島県南相馬市小高区で活動する、一般社団法人「オムスビ」の代表理事、森山貴士さんのインタビューです。
2016年7月に避難指示が解除になった小高区に、2014年に移住。「課題に立ち向かえる人材を輩出し、まちの課題を解決していく」をミッションに「オムスビ」の活動を続けています。
駅前の目抜き通りにお店を構え、コーヒーやスイーツを提供するほか、店内のスペースを使って、「パソコン教室」や「プログラミング教室」、また「クリームソーダを作ってみよう」とか、「経営、ビジネスの知識の勉強会」といったものまで、
いろいろなプログラムを開いています。駅前はまだ閑散としていて開いている店も少ないのが現状ですが、「オムスビ」はそんな街の“オアシスのような存在”でもあります。
気になるカフェのメニューについても聞いてみました。
◆「住民のアイデアでいろんな商品が生まれる店」
「メニューとしてはいちばん主力として出しているのはやっぱりコーヒー。いまは千葉と仙台のロースターさんに焙煎してもらった豆を仕入れています。それを一杯一杯ハンドドリップで提供してるものなんですけど、それ以外のメニューとしてクリームソーダとかココアあたりはすごく売れていて、見た目も可愛くて味も美味しいっていうので、けっこう女性の方が好んで買って下さってるような感じですね。それ以外だと去年の7月からタピオカミルクティを始めまして、これはもともと高校生のインターンシップの受け入れの時に企画提案してもらって作ったんですけど、ものすごい好調な売れ行きを示しましてちょっと冬になったんでさすがに落ち着いてきたんですけど、そういった商品がどんどんどんどん変わり変わりで出てくるのもウチの魅力ですね。」
スタッフもそのコーヒーをいただきましたが、丁寧にハンドドリップで淹れてくれるコーヒーは、じつに上質そのもの。地元の高校生も働いていて、カフェで高校生がバイトをしている光景は日常的なものではありますが、一時期、若者の姿が消えた町では特別な感慨があると感じました。しかし高校生がタピオカミルクティ好きなのは全国共通なんですね。
Odaka Micro Stand Bar
南相馬市小高区の、日々何かが生まれる場所、「オムスビ」。今後、森山さんが描いているプロジェクトのほんの一部を、聞いてみました。
◆「地域で支えあうITネットワークを構築」
「せっかく僕ITエンジニアなので、ちゃんと自分のこういったスキルを地域の中で生かそうっていうのを考えたいなって思っていて、今やっぱり地元の方って半数が高齢者なんですね。7割が50代以上っていうことで、もうあと10年20年経っていったときに、もう高齢者の方が多数の町になってくるんです。で、今できてたことがなかなかできにくくなったりとか、頼る方が減っちゃったみたいなことが出てきたときにも、なんか地域の中でそれを支えられたらいいなって思ったんですね。それをつなぐためのコミュニティっていうかネットワークみたいなものを、ITを使って今作れないかなというのを考えてます。詳細はまだ秘密ということで。」
これは少子高齢化の日本全国にも当てはまる課題でもあります。森山さんの取り組みが、将来は日本全国に波及するかもしれません。
「オムスビ」は日月金が定休日。ぜひ機会があれば訪ねてみてください。
『LOVE & HOPE』、明日は同じく小高区の「小高工房」についてお伝えします。
2016年7月に避難指示が解除になった小高区に、2014年に移住。「課題に立ち向かえる人材を輩出し、まちの課題を解決していく」をミッションに「オムスビ」の活動を続けています。
駅前の目抜き通りにお店を構え、コーヒーやスイーツを提供するほか、店内のスペースを使って、「パソコン教室」や「プログラミング教室」、また「クリームソーダを作ってみよう」とか、「経営、ビジネスの知識の勉強会」といったものまで、
いろいろなプログラムを開いています。駅前はまだ閑散としていて開いている店も少ないのが現状ですが、「オムスビ」はそんな街の“オアシスのような存在”でもあります。
気になるカフェのメニューについても聞いてみました。
◆「住民のアイデアでいろんな商品が生まれる店」
「メニューとしてはいちばん主力として出しているのはやっぱりコーヒー。いまは千葉と仙台のロースターさんに焙煎してもらった豆を仕入れています。それを一杯一杯ハンドドリップで提供してるものなんですけど、それ以外のメニューとしてクリームソーダとかココアあたりはすごく売れていて、見た目も可愛くて味も美味しいっていうので、けっこう女性の方が好んで買って下さってるような感じですね。それ以外だと去年の7月からタピオカミルクティを始めまして、これはもともと高校生のインターンシップの受け入れの時に企画提案してもらって作ったんですけど、ものすごい好調な売れ行きを示しましてちょっと冬になったんでさすがに落ち着いてきたんですけど、そういった商品がどんどんどんどん変わり変わりで出てくるのもウチの魅力ですね。」
スタッフもそのコーヒーをいただきましたが、丁寧にハンドドリップで淹れてくれるコーヒーは、じつに上質そのもの。地元の高校生も働いていて、カフェで高校生がバイトをしている光景は日常的なものではありますが、一時期、若者の姿が消えた町では特別な感慨があると感じました。しかし高校生がタピオカミルクティ好きなのは全国共通なんですね。
Odaka Micro Stand Bar
南相馬市小高区の、日々何かが生まれる場所、「オムスビ」。今後、森山さんが描いているプロジェクトのほんの一部を、聞いてみました。
◆「地域で支えあうITネットワークを構築」
「せっかく僕ITエンジニアなので、ちゃんと自分のこういったスキルを地域の中で生かそうっていうのを考えたいなって思っていて、今やっぱり地元の方って半数が高齢者なんですね。7割が50代以上っていうことで、もうあと10年20年経っていったときに、もう高齢者の方が多数の町になってくるんです。で、今できてたことがなかなかできにくくなったりとか、頼る方が減っちゃったみたいなことが出てきたときにも、なんか地域の中でそれを支えられたらいいなって思ったんですね。それをつなぐためのコミュニティっていうかネットワークみたいなものを、ITを使って今作れないかなというのを考えてます。詳細はまだ秘密ということで。」
これは少子高齢化の日本全国にも当てはまる課題でもあります。森山さんの取り組みが、将来は日本全国に波及するかもしれません。
「オムスビ」は日月金が定休日。ぜひ機会があれば訪ねてみてください。
『LOVE & HOPE』、明日は同じく小高区の「小高工房」についてお伝えします。