2018年8月28日
岩手県山田町に伝わる、山田祭
今朝は、岩手県山田町に伝わる、「山田祭」についてお届けします。
山田八幡宮と、大杉神社、ふたつの神社からなる「山田祭」。今年は9月15日〜17日に行われます。
その山田町にも、7年前、津波が押し寄せました。八幡宮は高台にあり助かりましたが、沿岸部にあった大杉神社に残ったのは、鳥居一つだけ。氏子の8割が壊滅的な被害を受ける中、2013年、大杉神社の拝殿を高台に再建させ、2014年には神輿が復元され山田祭は復活しました。
とにかく、祭り好きのDNAが組み込まれている山田の人たち。その想いを、八幡宮と大杉神社の宮司を務める佐藤明徳さんに伺いました。
◆町を活気づける 心の拠り所
山田八幡宮と大杉神社のお祭りが3日間やる。お盆て普通墓参りに帰ってくるが、山田は墓参りに帰ってくる人少ないんですよ。お祭りの方に休みをとって帰ってくる。とくに震災があってから、楽しそうに参加しているし見ているし。心の拠り所がどうしても必要だなっていうのうは一番感じたことかな。誰でもそうだけど楽しみがあると頑張れるじゃないですか。あとはポツンポツンとしか家が建っていないこの街を活気づけることも震災後はあったんじゃないかな。だから祭りは欠かすことができない。
どっちも海上安全とか大漁のご利益はあるんですけど、大杉神社は海の神様なんです。海に入るのは「おしおごり」といって一年に一回神様が海に入ることによって神様自身が身を清めるという意味があります。その後「曳き舟」という船に乗せえて湾内を一周するんですが、どうやって船に乗せるか。浜から海に入ったお神輿を一回小さい船を2つくっつけたやつに乗せる。それを沖にある大きな本船まで紐で引っ張っていき、大きい船に乗せ換える。それで湾内を一周する。変わらず岸壁がない時代から同じやり方で神輿を船に乗せるというのが大杉神社のお祭りのメインになります。
(震災後)山田八幡宮のお祭りは1年しか休んでいない。ただ大杉神社のお祭りは3年かかった。だから一方のお祭りだけではやっぱり盛り上がらなかったのを覚えています。やっぱり両方の祭りがあって活気づくという感じかな。
「山田祭」は三陸有数の船祭りで、神輿が浜から海に入って、海から直接引き上げる伝統のスタイル。
山田八幡宮と、大杉神社、ふたつの神社からなる「山田祭」。
今年は9月15日〜17日に行われます。
山田八幡宮と、大杉神社、ふたつの神社からなる「山田祭」。今年は9月15日〜17日に行われます。
その山田町にも、7年前、津波が押し寄せました。八幡宮は高台にあり助かりましたが、沿岸部にあった大杉神社に残ったのは、鳥居一つだけ。氏子の8割が壊滅的な被害を受ける中、2013年、大杉神社の拝殿を高台に再建させ、2014年には神輿が復元され山田祭は復活しました。
とにかく、祭り好きのDNAが組み込まれている山田の人たち。その想いを、八幡宮と大杉神社の宮司を務める佐藤明徳さんに伺いました。
◆町を活気づける 心の拠り所
山田八幡宮と大杉神社のお祭りが3日間やる。お盆て普通墓参りに帰ってくるが、山田は墓参りに帰ってくる人少ないんですよ。お祭りの方に休みをとって帰ってくる。とくに震災があってから、楽しそうに参加しているし見ているし。心の拠り所がどうしても必要だなっていうのうは一番感じたことかな。誰でもそうだけど楽しみがあると頑張れるじゃないですか。あとはポツンポツンとしか家が建っていないこの街を活気づけることも震災後はあったんじゃないかな。だから祭りは欠かすことができない。
どっちも海上安全とか大漁のご利益はあるんですけど、大杉神社は海の神様なんです。海に入るのは「おしおごり」といって一年に一回神様が海に入ることによって神様自身が身を清めるという意味があります。その後「曳き舟」という船に乗せえて湾内を一周するんですが、どうやって船に乗せるか。浜から海に入ったお神輿を一回小さい船を2つくっつけたやつに乗せる。それを沖にある大きな本船まで紐で引っ張っていき、大きい船に乗せ換える。それで湾内を一周する。変わらず岸壁がない時代から同じやり方で神輿を船に乗せるというのが大杉神社のお祭りのメインになります。
(震災後)山田八幡宮のお祭りは1年しか休んでいない。ただ大杉神社のお祭りは3年かかった。だから一方のお祭りだけではやっぱり盛り上がらなかったのを覚えています。やっぱり両方の祭りがあって活気づくという感じかな。
「山田祭」は三陸有数の船祭りで、神輿が浜から海に入って、海から直接引き上げる伝統のスタイル。
山田八幡宮と、大杉神社、ふたつの神社からなる「山田祭」。
今年は9月15日〜17日に行われます。