2018年9月10日

北海道地震 厚真町の今

今朝は北海道胆振地方の地震で、もっとも被害の大きかった厚真町に現地入りしている 国内外の大規模災害を支援するプロフェッショナルチーム、公益社団法人CIVIC Force 事務局長 根木佳織さんに電話をつなぎました。

Civic Force と NPO 法人アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)は6日朝、医師・看護師を含むレスキューチームを専用航空機で震源地の厚真町へ派遣し、発災から3日間被害状況の調査や救命活動などを行ってきました。そして現在は、厚真町で、“今後の支援活動の調査” にあたっています。

Q:現地では具体的に<支援のニーズ>というのはどのようなものがありますか。

電気は復旧しましたが、深刻なのは水で、水道が町内で100%戻るのは3ヶ月かかると言われています。避難所では自衛隊のお風呂がはじまっているのですが、2週間と期間が限定されているのと、数も足りている状態ではありません。近隣の温浴施設への送迎サービスや、洗濯のサービスもしていく必要があると思っています。

Q:今後、避難が長期化していく中で、懸念されることはありますか?

まだ余震が続いていて、昨夜も震度4の地震があったのですが、避難所にも夜が不安で寝に来る方も多い状況です。ただ今後余震が減っていくとだんだん避難所も人が減っていくことが予想されます。一方で独居の高齢者の方とかご自宅が被災して再建に時間がかかる方など、仮設住宅ができるまで長く避難所で過ごさなければならない方もおられます。とくに高齢者のケアをしていく必要があると思っています。

Q:そういったことに対して、これまでの災害支援の経験が生かされることもあるのですか?

そうですね。私どもみたいな支援の経験があるものとしては、具体的に今のうちからプライベートが守れる空間作りや、高齢者の方が寝起きが少しでも楽なベッドの導入、少しでも身体を動かしてもらえるような運動できるスペースづくりなど、どんどん提案していきたいと思います。

シビックフォース 事務局長 根木佳織さんに伺いました。

これだけ多くの自然災害が続いていくと「自分のところでは何もない」では済まされません。自分に出来ること、取り組まれることをやっていただきたいと思います。

公益社団法人Civic Force 活動の様子はコチラからご覧になれます。

2018年9月6日

北海道で震度6強の地震

9月6日午前3時8分頃、北海道・胆振地方中東部で、震度6強の大きな地震が発生しました。

今朝は、予定していた内容を変更して、地震に関する情報をお伝えしました。
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パーソナリティ 鈴村健一

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