2018年9月12日

運転中に地震が起きたら

9月は3連休が2回あったり、秋の行楽シーズンもあることで普段よりドライブする機会が増える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、すべてのドライバーの方に改めて覚えておいて欲しい、<運転中の地震への対応>をご紹介します。

運転中に大きな揺れを感じたら、あなたはどう行動しますか?TOKYO FMアナウンサーで、防災士の、古賀涼子さんに聞きました。

◆運転中に地震が起きたら
運転中に地震が起きたら・・・思わずブレーキを踏んでしまいそうですが、急にスピードを落とすと衝突の危険があります。一般道・高速道路問わず、運転中に大きな揺れを感じたら、まずはハザードランプをつけて、ゆっくりスピードを落とし、車を道路の左側に止めて下さい。そして、揺れが収まるまで待機してラジオなどで情報収集しましょう。

揺れが収まった後は、可能であれば駐車場や空き地などに移動します。大通りは緊急車両=救急車や消防車などが通行するために空けておく必要があるからです。

一方、地震が起きた時にトンネルの中や橋の上を車で走っていたら、対応は異なります。速度は落としながらも、通り抜けてください。トンネルは崩落すると閉じ込められることがあるほか、火災が発生すると逃げ場がなくなります。また橋も、倒壊したり振り落とされたりすることが考えられます。ただ、トンネルや橋の長さや渋滞によって通り抜けるのが難しい場合は無理をせず、左側に車を停めたら、すぐに近くの非常口などから避難しましょう。

なお、地震の後、車を置いて避難する場合は、鍵は付けたままで、ドアはロックせず、車の中に自分の連絡先のメモを残し、貴重品や車検証を持って、車から離れるようにしてください。鍵を付けたままでドアをロックしないのは、緊急車両が通行できるよう車を移動させることがあるため。連絡先を残すのは、スムーズに車を返してもらうためです。

車に乗っている時の地震、あらかじめイメージしておかないとなかなかその瞬間の行動につながりません。ここでこの瞬間に地震が起きたら・・・と、是非リアルに考えてみて下さい。


運転中、地震の揺れを感じたら、それだけでパニックになってしまう方もいると思います。そんな時のために、こうして事前に頭に入れておくこと、イメージしておくと、落ち着いて行動ができます。いざという時の避難行動、メモして車の中に入れておくのも良いかもしれません。

2018年9月11日

ウェザーニューズ特設サイト「大地震の発生率」

最大震度7を観測した北海道胆振地方の地震。今後30年以内に震度6強以上の揺れに襲われる確率を示した「全国地震動予測地図」では、今回震度7を記録した厚真町は、2.4%。震度6強を記録した安平町は、0.6%と、その確率は高くありませんでした。気象庁は、未知の活断層が動いた可能性もあると発表しています。

そんな中、実際にあなたが暮らす街では今後どのくらいの確率で大地震が発生するのか気になる方も多いのではないでしょうか。今朝はピンポイントで分かる特設サイトをご紹介します。TOKYO FMアナウンサーで、防災士の、古賀涼子さんに聞きました。

◆大地震の発生率 特設サイト
「大地震の発生率」が分かる特設サイトをご紹介します。このサイトは、株式会社ウェザーニューズが今年3月に始めたもので、今あなたがいる場所で今後30年以内に 震度6強以上の大地震が発生する確率が分かります。それも、サイトにアクセスした瞬間に画面に表示されるんです!仕組みがどうなっているかと言うと・・・国立研究開発法人「防災科学技術研究所」による「確率論的地震動予測地図」と言うものにGPS機能を組み合わせています。だから、その場所での地震の確率が瞬時に分かるんです。
例えば、TOKYO FMがある半蔵門でこのサイトをクリックすると、周辺の地図とともに「大地震の発生率 高い、18・8%」という結果が出ます。地図は、大地震が発生する確率に応じて5段階に色分けされていて、確率の高いエリアほど、オレンジや赤で表示されます。半蔵門は・・・真っ赤です!
この色分けは、250メートル四方の高解像度データを元にされているので、かなりピンポイントでの確認ができます。また、GPSを使用せず、市区町村のリストから調べることもできます。
この機会に、自分の住む街や職場のある地域の地震発生の確率をチェックしてはいかがでしょうか。そして是非、防災への意識を高めて、いざという時の備えを少しでも進めてください。特設サイトは、「ウェザーニューズ 大地震の発生率」と検索すると出てきます。


ウェザーニューズの「大地震の発生率」が分かる特設サイトをご紹介しました。
ただ、今回の北海道胆振地方が、発生の確率が低かったように、この数字を見て数字が低いからといって油断はできません。地下に隠れていて、まだ見つかっていない活断層もあるとされています。

震災の教訓を次に繋げるためにも、日頃からの備えが重要です。ぜひこの機会に、自分の住む街や職場などで地震の備えが十分か、見直してほしいと思います。

「大地震の発生率」特設サイト
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パーソナリティ 鈴村健一

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