2020年2月11日
エゴマで元気を! 浪江・石井農園(1)
今朝は福島の浪江町で「エゴマ」を栽培する『石井農園』のレポートです。
もともと浪江で酪農を営んでいた石井絹江さんご夫妻。避難直後、飼っていた牛の処分や、帰る度に無惨な姿に代わっていく自宅の様子に落ち込むご主人を励まそうと、避難先の福島市で農地を買い石井農園を始めました。
![](/cms/thumbnails/71/71fc73f4cc8406ac14f9a3087b18cc4b.jpg)
●浪江に戻れるまで種をつなごう
「私は震災前から浪江生まれ、浪江育ち、浪江で結婚しました。浪江町の赤宇木地区は今でも放射能が高いところでまだまだ帰還できない地域。(田んぼの)作付けは30年は出来ないと言われたときに諦めたんです。赤宇木地区に戻れないんだったら私とお父さん福島で農業をつないでいくべねって。浪江に戻れるまで種をつなごうって頑張っています。」
石井農園は福島市で農業をスタートすると同時に浪江町でもエゴマの実証栽培を開始。放射性物質の検査もクリアして、今では浪江でも本格的にエゴマを栽培しています。
でもなぜ絹江さんは、浪江での作付けにこだわるのでしょうか。
●ふるさとの仲間を元気にしたい
「石井農園を開いたのは、震災後みなさん避難して、いずれは浪江に帰るだろうということで、みんなを元気にさせる、元気になる源を作りたいなとなったときに、誰でも簡単に作付できて食べられるものといったらえごまが手っ取り早いし、手もかからないというのがあって、葉っぱも実も油にすればαリノレン酸がたっぷり含まれているというのを震災前から知っていたから、作付けからえごま油まで全部やってみようと思って仲間に声かけてえごま作りが始まったんです。浪江は避難解除されていなかったんだけど私は試験栽培を「浪江で作りたいんだ」といって、遊休農地がこれから荒れ果てちゃうから、まだまだ田んぼを作るまで5〜6年は何も作らない田んぼを借りて、その土を有機栽培できるよう、自然の田んぼの状態にしようってことで浪江に作付をはじめて、今年で5年目になります。」
こうして、酪農家だった夫を支え、ふるさとの仲間にも「元気を届けたい」と福島市の自宅から片道2時間かけて浪江町に通い続ける石井絹江さん。えごま栽培を通じて多くの方を励まし続けています。今、えごまは健康食として注目されていますが震災前から浪江では作られていて、郷土料理として親しまれていたそうです。現在は「浪江にまた、またエゴマの花を咲かせよう」ということで広める活動を続けています。
![](/cms/thumbnails/43/43a871b29a0cbbeecd408c4c9c028309.jpg)
石井農園のエゴマは農薬や化学肥料は一切使わず、小さな機械と手作業で、えごま油、ドレッシング、ラー油、ジャムなどに加工。浪江町の「まち・なみ・まるしぇ」などで販売されています。
欲しい!という方、なんと今週木曜日、石井農園の「えごまジャム」をプレゼントしちゃいます!
ということで明日以降も石井農園についてお伝えします!
もともと浪江で酪農を営んでいた石井絹江さんご夫妻。避難直後、飼っていた牛の処分や、帰る度に無惨な姿に代わっていく自宅の様子に落ち込むご主人を励まそうと、避難先の福島市で農地を買い石井農園を始めました。
![](/cms/thumbnails/71/71fc73f4cc8406ac14f9a3087b18cc4b.jpg)
●浪江に戻れるまで種をつなごう
「私は震災前から浪江生まれ、浪江育ち、浪江で結婚しました。浪江町の赤宇木地区は今でも放射能が高いところでまだまだ帰還できない地域。(田んぼの)作付けは30年は出来ないと言われたときに諦めたんです。赤宇木地区に戻れないんだったら私とお父さん福島で農業をつないでいくべねって。浪江に戻れるまで種をつなごうって頑張っています。」
石井農園は福島市で農業をスタートすると同時に浪江町でもエゴマの実証栽培を開始。放射性物質の検査もクリアして、今では浪江でも本格的にエゴマを栽培しています。
でもなぜ絹江さんは、浪江での作付けにこだわるのでしょうか。
●ふるさとの仲間を元気にしたい
「石井農園を開いたのは、震災後みなさん避難して、いずれは浪江に帰るだろうということで、みんなを元気にさせる、元気になる源を作りたいなとなったときに、誰でも簡単に作付できて食べられるものといったらえごまが手っ取り早いし、手もかからないというのがあって、葉っぱも実も油にすればαリノレン酸がたっぷり含まれているというのを震災前から知っていたから、作付けからえごま油まで全部やってみようと思って仲間に声かけてえごま作りが始まったんです。浪江は避難解除されていなかったんだけど私は試験栽培を「浪江で作りたいんだ」といって、遊休農地がこれから荒れ果てちゃうから、まだまだ田んぼを作るまで5〜6年は何も作らない田んぼを借りて、その土を有機栽培できるよう、自然の田んぼの状態にしようってことで浪江に作付をはじめて、今年で5年目になります。」
こうして、酪農家だった夫を支え、ふるさとの仲間にも「元気を届けたい」と福島市の自宅から片道2時間かけて浪江町に通い続ける石井絹江さん。えごま栽培を通じて多くの方を励まし続けています。今、えごまは健康食として注目されていますが震災前から浪江では作られていて、郷土料理として親しまれていたそうです。現在は「浪江にまた、またエゴマの花を咲かせよう」ということで広める活動を続けています。
![](/cms/thumbnails/43/43a871b29a0cbbeecd408c4c9c028309.jpg)
石井農園のエゴマは農薬や化学肥料は一切使わず、小さな機械と手作業で、えごま油、ドレッシング、ラー油、ジャムなどに加工。浪江町の「まち・なみ・まるしぇ」などで販売されています。
欲しい!という方、なんと今週木曜日、石井農園の「えごまジャム」をプレゼントしちゃいます!
ということで明日以降も石井農園についてお伝えします!