2018年12月3日
Support Our Kidsリユニオン翔(2)
今朝は、東日本大震災で被災した中高生に、2週間の海外ホームステイプログラムを提供する「サポートアワーキッズ」のレポートをお送りします。
番組では継続的にお伝えしているこの「サポートアワーキッズ」、2011年からスタートし、震災以降400名ほどの中高生が海外ホームステイに参加しました。
先月、その活動報告会が仙台市で行われ、フランス、アイルランド、オーストラリア、カナダを訪れた今年の参加者、29名の学生たちが海外での気づきや、次の目標について発表しました。
また来年3月、ニュージーランドへ渡航する6名の学生がどのように現地で東日本大震災を伝えていくのか、その“震災プレゼンテーション”を共有してくれました。
◆震災を海外でどう伝えるか
私はあの時、母の車に乗っていました。車の中にいてもわかるような大きな地鳴りが鳴り響き、これまで体験したことのないような揺れに襲われました。それに追い打ちをかけるように聞こえてきたのは大津波警報。私はすぐに避難しました。窓の外を見てみると津波で流される沢山の建物や人々。それはまるで地獄のようでした。あの時の苦しみは一生忘れません。
私は原発の近くで働いていた協会の人から聞いたことをお話しします。最初津波に備え避難していた協会の方々は町への立ち入り禁止を聞いた時不安で夜も眠れなかったそうです。原発の被害で他県に引っ越した方はいじめにあい不登校になってしまった方もいるそうです。
私は震災から7年経った今でも心のケアが必要な子供が多くいることを知り、とても驚きました。そのことから、復興とは建物や街の灯りが戻るだけではないこと。被災した人の心の悲しみが少しでも癒えることが本当の意味での復興ではないかと考えるようになりました。
私は活気ある街づくりをするために地域の方々とのつながりを大切にしています。仮設住宅に住む方には自分たちが育てたお花をプレゼントしました。「大切に育てるね、ありがとう元気もらったよ、」と言っていただきました。大きなことはできませんがこれからも自分から進んでボランティア活動に参加していきたいと思います。
このサポートアワーキッズの海外ホームステイでは、学生たちが“復興アンバサダー”として東日本大震災を伝えるミッションもあるようです。当時小学生だった子供たちがこうして成長し、今度は海外で震災の記憶を伝える。彼らにとって、たくさんの気づきになるのではないでしょうか。
★★★
現在サポートアワーキッズでは、来年3月に出発するスイスのホームステイ参加者を募集しています。期間は来年3月下旬〜4月上旬まで2週間。応募の締め切りは応募期間2019年1月7日(月)。詳しいエントリーの方法は、サポートアワーキッズのサイトをご確認ください。
◎スイスホームステイ参加 復興アンバサダー募集のご案内
番組では継続的にお伝えしているこの「サポートアワーキッズ」、2011年からスタートし、震災以降400名ほどの中高生が海外ホームステイに参加しました。
先月、その活動報告会が仙台市で行われ、フランス、アイルランド、オーストラリア、カナダを訪れた今年の参加者、29名の学生たちが海外での気づきや、次の目標について発表しました。
また来年3月、ニュージーランドへ渡航する6名の学生がどのように現地で東日本大震災を伝えていくのか、その“震災プレゼンテーション”を共有してくれました。
◆震災を海外でどう伝えるか
私はあの時、母の車に乗っていました。車の中にいてもわかるような大きな地鳴りが鳴り響き、これまで体験したことのないような揺れに襲われました。それに追い打ちをかけるように聞こえてきたのは大津波警報。私はすぐに避難しました。窓の外を見てみると津波で流される沢山の建物や人々。それはまるで地獄のようでした。あの時の苦しみは一生忘れません。
私は原発の近くで働いていた協会の人から聞いたことをお話しします。最初津波に備え避難していた協会の方々は町への立ち入り禁止を聞いた時不安で夜も眠れなかったそうです。原発の被害で他県に引っ越した方はいじめにあい不登校になってしまった方もいるそうです。
私は震災から7年経った今でも心のケアが必要な子供が多くいることを知り、とても驚きました。そのことから、復興とは建物や街の灯りが戻るだけではないこと。被災した人の心の悲しみが少しでも癒えることが本当の意味での復興ではないかと考えるようになりました。
私は活気ある街づくりをするために地域の方々とのつながりを大切にしています。仮設住宅に住む方には自分たちが育てたお花をプレゼントしました。「大切に育てるね、ありがとう元気もらったよ、」と言っていただきました。大きなことはできませんがこれからも自分から進んでボランティア活動に参加していきたいと思います。
このサポートアワーキッズの海外ホームステイでは、学生たちが“復興アンバサダー”として東日本大震災を伝えるミッションもあるようです。当時小学生だった子供たちがこうして成長し、今度は海外で震災の記憶を伝える。彼らにとって、たくさんの気づきになるのではないでしょうか。
★★★
現在サポートアワーキッズでは、来年3月に出発するスイスのホームステイ参加者を募集しています。期間は来年3月下旬〜4月上旬まで2週間。応募の締め切りは応募期間2019年1月7日(月)。詳しいエントリーの方法は、サポートアワーキッズのサイトをご確認ください。
◎スイスホームステイ参加 復興アンバサダー募集のご案内