2019年4月2日

三陸鉄道 中村一郎社長に聞く?

防災減災の知恵、そして復興へ向け尽力する方たちの「声」をお伝えしていく「LOVE & HOPE」。今朝は岩手県大槌町で行われたイベント「三陸コネクトフェスティバル」で、鈴村さんがステージでご一緒した、三陸鉄道・中村一郎社長との楽屋でのインタビューの模様をお届けします。

もともと三陸鉄道は、宮古から北の「北リアス線」と、釜石から南の「南リアス線」があって、その中間の釜石から宮古の間は、JR山田線が走っていました。震災による津波で甚大な被害を受けたこの区間が、今年8年ぶりに復旧。三陸鉄道に移管され、「北リアス線」「南リアス線」と接続。全長163キロ、日本一長い第三セクターの「三陸鉄道リアス線」として運行を再開しました。

まだ運行再開から1週間というタイミングでのインタビュー。まずはその反響について伺いました。


中村)いやあもうホントに多くのお客様お出で頂いてたいへんありがたいです。23日開通初日でしたけど、各駅とか、駅だけでなく沿線にたくさんの人が出て頂いて、大漁旗とか、小旗を振って、記念列車を歓迎して頂きましたし。

鈴村)待ち望んでいたということがよくわかりますよね。

中村)本当にそうですね。この宮古―釜石間については本当に震災後8年間ずっと列車が止まってましたので、地域の皆さんがそういった意味ではいろんなご不便を感じてたんじゃないかなということで、早くやっぱり鉄道が復旧して欲しいという期待がかなり大きかったというふうに、私も改めて記念列車に乗ってそういったことを実感しましたですね。

鈴村)もともと旧山田線の区間は赤字路線だった。これを今回移管というか引き受けた。これは思いが無ければ出来ないと思うんですけど・・・

中村)そうですね。やはり今まで三陸鉄道は、宮古―久慈間の「北リアス線」と、釜石―盛間の「南リアス線」ということで、宮古―釜石間はJR路線でしたから、2つに分かれていたんですね。で、地域の皆さんは“鉄道を一つにつなげて欲しい”という熱い思いがあったんですね。で、この沿線の市町村長さんも、“ぜひ鉄道を復旧して欲しい”という強い思いを抱かれていましたので、県と一緒になって、国とかJRに強く要望をしてなんとか復旧が実現したということですね。





8年ぶりの鉄道の再開。この日の大槌駅はフェスの来場者でにぎわっていたのもありますが、鉄道再開の喜びに湧く地元の皆さんの気持ちが溢れていたのも感じることが出来ました。



ただし沿線の町では人口の減少が深刻で、新たに走り始めた区間を含め「三陸鉄道リアス線」を支えるためにも、交流人口をどう増やしていくかが課題といいます。

明日以降の『LOVE & HOPE』では、“思わず行きたくなるリアス線と沿線の魅力”について、中村社長のお話をお届けしていきます。

「三陸鉄道」

2019年4月1日

岩手県大槌町「三陸コネクトフェスティバル」

防災減災の知恵、そして復興へ向け尽力する方たちの「声」をお伝えしていく「LOVE & HOPE」。今日からは「ONE MORNING」パーソナリティ鈴村健一がお届けしていきます。

今朝ご紹介するのは、3月30日と31日、岩手県大槌町で行われた「三陸コネクトフェスティバル」というイベントについて。これは「三陸鉄道リアス線」開通によって、一本のレールでつながった三陸を盛り上げようと企画されたイベントで、今年2回目。声優やアーティストによるライブやトーク、地域に根づく伝統芸能、三陸のグルメやコスプレイベントなどが一緒に楽しめるイベントで、鈴村さんは去年に続き参加。じつは三陸鉄道には「鉄道ダンシ」というキャラクターが居て、鈴村さんは「恋し浜駅」のキャラクター「恋し浜レン」のキャラクターボイスを務めています。

「鉄道ダンシ」

そんなご縁で1年ぶりに大槌町を訪れた鈴村さん、イベント会場に入る前に、23日に運行を開始したばかりの「三陸鉄道リアス線」の「大槌駅」に立ち寄り、その変化を実感しつつステージに立ちました。





◆「三陸コネクトフェスティバル」より

司会)鈴村さんは大槌駅見てきました?
鈴村)見てきました。ひょうたん島の形してるんですね。
司会)そうなんです。可愛いデザインですよね。
鈴村)さっそく行ってきましたけど、僕は昨年初めてここに来させて頂いたんですけど、
   1年前に来たときは街に建物が少ないなというイメージが正直あって、
   で何か違和感があって、ハタと気づくと信号が無い。
   去年は信号が街にほとんど無かったんです。で今年来て、劇的に変わってますね。
司会)そう、一気にですよね。
鈴村)信号ありましたね。おかげでちょっと渋滞してましたから。なんか嬉しい渋滞もあるんだなって・・・
司会)すてきな渋滞ですね〜




国道沿いにはもちろん信号はありましたが、「大槌駅」のある宅地地域はようやく造成が終わって家が建ち始めたばかり。家やお店、信号もあって、復興が加速した駅周辺の景観についての感慨を話をしながら、イベントのステージでは「鉄道ダンシ入社式」を行いました。

鈴村さんがキャラクターボイスを担当している「恋し浜駅」の「恋し浜レン」と、「田野畑駅」の「田野畑ユウ」に加えて、三陸鉄道3人目のキャラクター、「大槌駅」の「大槌カイ」が加わり、そのキャラクターボイスを担当する蒼井翔太さんも登場して、その新キャラクターが披露されたんですね。

この日は鈴村さんのファンをはじめ、多くのアニメ、コスプレファンの方が来場され、春の雪が舞うあいにくの天気にも関わらず熱気にあふれておりました。

「LOVE & HOPE」、明日はイベント後に行なった鈴村さんと三陸鉄道社長の対談の様子をお届けします。
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パーソナリティ 鈴村健一

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