2019年4月18日

震災から3年、益城町の今と「益城町未来トーーク」?

今朝は引き続き、熊本県益城町で活動を続ける「益城町未来トーーク」についてお伝えします。

2016年の熊本地震のあと、学生を含む若い世代が集まって、町ににぎわいを取り戻そうと立ち上がったのが「益城町未来トーーク」。ワークショップを繰り返し、イベントの開催、町の特産品の素材を使った“ジェラート”の開発・販売など、いろんなプロジェクトを実現させています。

結成から3年目、とくに学生たちの中には、進学や就職で、プロジェクトから離れる人もいるはずですが、参加メンバーの状況はどうなっているのか?運営メンバーの森下雄介さんに伺ってみました。


◆「バトンは確実に渡されている」

「もともといたメンバーも、高校生とか大学生たちが卒業や就職で県外へ行ったり、出ていったメンバーもいるんですけど、イベントの参加者の中から、この活動に興味を持たれて、その場で入られた女子高生もいたり、今度ライブをするんですけど、ライブをお願いしたきっかけで未来トーークのメンバーに迎え入れたメンバーもいるようなカタチで、そんな出入りがあるような状況ではあります。」




去る人もいれば新たに参加する人もいて“いい流れが出来ている”とのこと。参加する学生にとっては学び多い体験となるのではないでしょうか。

そして今年の「マシフェス」は、GWの4月29日(月)に開催。多くに人で賑わうと思いますが、今年のポイントについて、森下さんに伺ってみました。

◆「目玉は再々ブームがキテいるミニ4駆!」

「会場を2つのゾーンに分けまして、ウッドデッキの所をステージにして、ライブイベントだったりダンスショーだったりを行う傍ら、マルシェゾーンとしていろんな出店者、ケータリングカーだったりで出店してもらって、いろんな飲食物と益城産の工芸品、アクセサリーとかを販売するゾーンに分けて開催する。マルシェの所に野菜のしゅっぱんとか有ったりするんですけど、たぶんスイカが出だすんじゃないかなと思うんです、今の時期だと大振りになると思うんですけど、たいへん甘くて県外の方からも“美味しい!”と言われるスイカになっています。で、今回の目玉として、いま“第三次ブーム”が起きているミニ4駆の出店と、初心者向けではあるんですけど、ビギナーズカップっていう大会を、しようと考えております。」





若い世代が中心となって開催される「マシフェス」。番組スタッフのおススメは「益城町未来トーーク」オリジナルのジェラート。益城の特産品を使ったオリジナルジェラートで、さつまいも、かぼちゃ、お茶、お米の4種類があるのだそう。
しかも売上の一部が益城町に寄付されるということ。(これマジで旨いです)



マシフェス」は4月29日開催。よかったら足を運んでみてください。

2019年4月17日

震災から3年、益城町の今と「益城町未来トーーク」?

今朝は2016年の熊本地震で、最大震度7を記録した益城町で活動を続ける「益城町未来トーーク」についてお伝えします。お話を伺ったメンバーの森下雄介さんは、益城町の職員でもあります。まずは益城町の復興状況について伺ってみました。


◆「復興はまだ道半ば」
「まだ仮設に住んでらっしゃる方もいらっしゃるし、災害公営住宅も建ちだしては要るんですけど、業者とかの人手不足もあるだろうし、まだぜんぜん工事自体も終わってなかったり工事がまだ入ってないところもあるので、ぜんぜん復旧復興に関しては道半ばな状況ではあります。」



熊本地震から3年。仮設住宅などの仮住まいで暮らす人は、いまなお約1万6500人(約7300世帯)います。災害公営住宅の整備も人手不足や費用高騰などで停滞。県内12市町村で予定している1717戸のうち、完成したのは496戸に留まっています。

まだ復興道半ばの状況にあって、とくに被害の大きかった益城町で2016年に立ち上がったのが「益城町未来トーーク」。どんなプロジェクトなのか?あらためて伺ってみました。


◆「若い力で益城町のにぎわいを作り出す」

「活動の始まりとしては、益城町の復興に向けていろんな方たちが動き出している中で、若者が中心になって自分たちで町づくりに携わっていこうという人たちが集まって動き出したのが「益城町未来トーーク」なんですけど、特産品の開発だったり、いろんなプロジェクトを作って益城町のにぎわいを作り出す。で、年代を問わず楽しめるイベントを、というところで「マシフェス」というイベントを企画しまして、今度、4月29日にそのイベントを開催して、みんなに笑顔が戻ればいいなということで開催を控えています。」







もともとは、震災直後に町が開催した住民説明会に若い世代の参加が少なかったことから、森下さんたち町の職員が中心となって若い人たちの意見を聞ける場として始まったのが「益城町未来トーーク」。大人から中学、高校生も参加してワークショップを繰り返し、「マシフェス」の開催、特産品の素材を使った“ジェラート”の開発・販売、東京でのマルシェ開催など、いろんなプロジェクトを実現させてきました。

若い世代がこうして元気に町づくりにかかわることが、町を明るくします。

『LOVE & HOPE』、明日は4月29日に行われる今年のマシフェスについて、お伝えします。

「益城町未来トーーク」
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パーソナリティ 鈴村健一

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