2011年9月7日

9/7 「GTFグリーンチャレンジのつどい2011」

『LOVE&HOPE 〜ヒューマン・ケア・プロジェクト』。
TOKYOFMとJFN 38局が、民間復興支援青年隊とともに、
東日本大震災で被災された方の心と体のケアを行う支援活動を展開しています。

8月20日、21日の2日間に渡って、東京・新宿御苑で
「GTFグリーンチャレンジのつどい2011」が行われました。

今年は震災を受け「大東北青物市」「環食レストラン」が
イベントの大きな柱になりました。
「大東北青物市」は、東北の野菜やくだもの、物産品が集まる復興マルシェ。

ブースに集まった生産者の方々は、
農業の新たな取り組みを始めなければいけないという話もされているそうです。

また、生活のために地元を離れる人も多く、
地域のコミュニティがバラバラになりつつあるのも
心配ごとのひとつだということです。


20日には、仙台から「すずめ踊り」も披露されました。
軽快な太鼓の音に合わせ、扇子をひらひらとさせて踊る「すずめ踊り」。




「仙台すずめ踊り連盟」の原敏紀さんは、
震災後、再び踊ることに戸惑いもあったといいます。
しかし、踊りによって元気づけることができれば、社会貢献として役立てれば…
という想いで踊っているそうです。


協力:民間復興支援青年隊
http://www.jidai.or.jp/

2011年9月6日

9/6 「自然と人間の共生、復興後のまちづくり」(2)

震災からもうすぐ半年。
復旧、復興が進む中で、
被災地では「復興後のまちづくり」が、新たな課題となっています。

日本生態系協会事務局長の関健志さんをお迎えして、
「自然と人間の共生、復興後のまちづくり」について伺いました。


●人間が自然災害を人工物で抑え込まない
2004年のスマトラ沖地震の津波が起こった後、
国際自然保護連合が中心となり、国連環境計画が
「カイロ原則」という宣言文を出しました。
これは、“自然の力を無視した持続可能な開発は不可能である”
というところから始まっています。
これを受け、スマトラのバンダ・アチェでは
砂浜から砂丘、草原、湿地を経て、その奥に人が住んでいます。
これが「自然の盾」になる。

●日本でも過去災害が起こった歴史がある
今回は地震だけでなく液状化も起こったが、「想定外」は1例も無かった。
想定した範囲内でしか液状化は起こっていない。
蛇行した川を狭め、真っ直ぐにしたが、氾濫源だったところを都市化した。
そういった地域が液状化を起こしている。
こういった土地をどうするのかも課題。
目先の利益で「今」だけを考えた街ではなく、
今の利便性というものさしから、大きなものさしへの変化が必要。
誰もが住みたくなるような街が東北に出来ることが、
東北の人以外も頑張らなければいけないこと。



日本生態系協会主催のシンポジウム「復興から見える新たな日本の創造」
9月13日(火)に開催されます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/activity/symposium/index.html
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パーソナリティ 鈴村健一

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