2019年4月30日
創業100周年を迎えた港の酒屋「すがとよ酒店」
今朝は、今月創業100周年を迎えた、宮城県気仙沼市の酒屋さん、「すがとよ酒店」を営む、菅原文子さんのお話しです。
菅原さんは、東日本大震災による津波で、自宅兼お店が流され、お父さん、お母さん、そして三代目店主だったご主人を亡くされました。それでも震災の1か月半後に、息子さんたちと一緒にプレハブでお店を再開。当時、行方不明のままだったご主人に宛てた手紙は、「恋文大賞」を受賞し、その後、ご主人の亡骸も見つかって、そして2016年冬には、地元の鹿折地区にお店を再建しました。
大きな悲しみを乗り越えて、迎えた100周年。あらためて胸に浮かぶ思いとは?
「まあの8年前のことを考えましたらね、今日のような日がくるなんて本当に想像もつきませんでしたね。悲しいことのご縁だったんですけど、たくさんの人に出会って、お力を頂いて、無我夢中できたんですけど、本当に感謝でいっぱいです。毎朝お仏壇で必ずお参りするんだけど、じいちゃんばあちゃんお父さん、本当に今日はお天気も良くてね、きっとなんかみんなも笑顔で、どっかで見てるんだろうなって思ってね。まあ、よく頑張ったなって言ってくれてるかなと思ったり。うん。」
すべてをのみ込んだ津波から8年、どんな思いでこの道程を歩んできたことか・・・。そして迎えた100周年。菅原さんは“記念のお酒”を造りました。
◆「百周年記念酒 初代豊吉」
「気仙沼には蔵元が2つございまして、それでこの100周年迎えるにあたって何か記念になること思った時に、酒造米を育ててそれでお酒を作ろうと思いまして、去年市内の田んぼを借りまして、宮城の酒造米の「蔵の華」を稲から育てて、で狩り取って、市内の蔵元さんに頼みまして、それで先月出来まして、特別純米酒で四合瓶と一升瓶、それから純米大吟と3種類を商品化しました。ラベルの名前は初代が豊吉という方だったので、「初代豊吉」にしました。私が嫁に来たときはまだお元気だったんですけど、ほんとに穏やかな顔でね、ニコニコしてた顔が思いにあってね、感謝の思いで書きました。」
「百周年記念酒『初代豊吉』」、このラベルの文字は菅原さんが書かれました。特別純米酒はきりっと辛口、純米大吟醸はより口当たり柔らかく薫り豊か。いずれも三陸の海の幸と合わせて飲みたい旨い酒です。
タンク1本分の限定酒のため今ある分で終了ですが、お店に電話して頂ければ郵送での販売もして頂けます。オフィシャルFacebookページに電話番号が掲載されていますので、ぜひ苦難を乗り越えて生まれた100周年記念酒、皆さんも味わってみてください。祝い酒としての送りもにもふさわしいと思います。
菅原さんは、東日本大震災による津波で、自宅兼お店が流され、お父さん、お母さん、そして三代目店主だったご主人を亡くされました。それでも震災の1か月半後に、息子さんたちと一緒にプレハブでお店を再開。当時、行方不明のままだったご主人に宛てた手紙は、「恋文大賞」を受賞し、その後、ご主人の亡骸も見つかって、そして2016年冬には、地元の鹿折地区にお店を再建しました。
大きな悲しみを乗り越えて、迎えた100周年。あらためて胸に浮かぶ思いとは?
「まあの8年前のことを考えましたらね、今日のような日がくるなんて本当に想像もつきませんでしたね。悲しいことのご縁だったんですけど、たくさんの人に出会って、お力を頂いて、無我夢中できたんですけど、本当に感謝でいっぱいです。毎朝お仏壇で必ずお参りするんだけど、じいちゃんばあちゃんお父さん、本当に今日はお天気も良くてね、きっとなんかみんなも笑顔で、どっかで見てるんだろうなって思ってね。まあ、よく頑張ったなって言ってくれてるかなと思ったり。うん。」
すべてをのみ込んだ津波から8年、どんな思いでこの道程を歩んできたことか・・・。そして迎えた100周年。菅原さんは“記念のお酒”を造りました。
◆「百周年記念酒 初代豊吉」
「気仙沼には蔵元が2つございまして、それでこの100周年迎えるにあたって何か記念になること思った時に、酒造米を育ててそれでお酒を作ろうと思いまして、去年市内の田んぼを借りまして、宮城の酒造米の「蔵の華」を稲から育てて、で狩り取って、市内の蔵元さんに頼みまして、それで先月出来まして、特別純米酒で四合瓶と一升瓶、それから純米大吟と3種類を商品化しました。ラベルの名前は初代が豊吉という方だったので、「初代豊吉」にしました。私が嫁に来たときはまだお元気だったんですけど、ほんとに穏やかな顔でね、ニコニコしてた顔が思いにあってね、感謝の思いで書きました。」
「百周年記念酒『初代豊吉』」、このラベルの文字は菅原さんが書かれました。特別純米酒はきりっと辛口、純米大吟醸はより口当たり柔らかく薫り豊か。いずれも三陸の海の幸と合わせて飲みたい旨い酒です。
タンク1本分の限定酒のため今ある分で終了ですが、お店に電話して頂ければ郵送での販売もして頂けます。オフィシャルFacebookページに電話番号が掲載されていますので、ぜひ苦難を乗り越えて生まれた100周年記念酒、皆さんも味わってみてください。祝い酒としての送りもにもふさわしいと思います。