2017年4月28日
4月28日 福島大学経済経営学類 マクマイケル・ウィリアムさん(2)
今週1週間は、福島県の漁業、そして生活する人々の「いま」を特集します。
福島を応援する企画として、毎日 福島県産の美味しいモノ・郷土品のプレゼントもご用意しました。
金曜日は、相馬市「和田観光いちご園」の美味しいイチゴ を3名様にプレゼント!
当選者は
★ケロンパ さん
★アントニオジュニア さん
★ ちびまる さん
以上3名さまです。
おめでとうございます!
お楽しみに☆
今朝も昨日に引き続き、海外から学生を迎え、福島県内の被災地域を見学するスタディーツアーを行なっている福島大学経済経営学類 助教、マクマイケル・ウィリアムさんのお話しです。
カナダ・バンクーバー出身のマクマイケルさんは、震災前から福島に住み、2011年の東日本大震災と、それに伴う福島第一原発の爆発事故のあとも福島の復興のために力を尽くしたいと、帰国はせず、活動を続けています。子どもの頃に伝記を読んだ新渡戸稲造に憧れて、“いつかは自分も日本と世界を結ぶ懸け橋になりたい”、と考えていたマクマイケルさん。じつは震災が起きた時、奥さまは懐妊中で、バンクーバーの両親も帰ってくるように言っていたそうですが、“今こそ、力を尽くす時”、と決意して、2012年からスタディーツアーを続けています。
今年1月に10回目のツアーを行いましたが、その時に感じた、「風化」、そして「手ごたえ」について伺いました。
◆「福島の過去現在未来を、足跡をたどるように」
福島のことっていま日本人が思ってる以上に海外に伝わってないんですね。2012年に初めてプログラムをやった時と、今年1月に10回目のプログラムをやったんですけど、正直、プログラム初日、成田空港に迎えに行って福島に連れてくるんですけど、その時点での学生たちの福島の知識というのは、2012年の頃と変化は見られないです。分かり易い例で言いますと、福島駅に降りた瞬間に、「この町はぜんぶ再建されたの?」とか「瓦礫はどこにあるの?」とか、そういう質問が普通に出てきたんですね。いまだに福島の情報というのが震災直後で止まってしまっている。なのでこのスタディーツアーでは、2週間かけてしっかり包括的に福島の過去現在未来を、足跡をたどるように、沿岸部も行きますし、あともちろん線量を見ながらですけど帰還困難区域にも入ったり、逆に解除された地域にも、あの1月の時は解除されてませんでしたけど直前だった富岡や浪江も集中的に訪れまして、で彼らに伝えたかったのは、解除と言ってもゴールではなくてスタートしたばかりというのを感じてほしくて、まだまだライフラインも間に合ってないですし、戻ってくる人もちょっとずつちょっとずつ戻ってくるというところを彼らに分かってもらって、これから一緒に何が出来るか考えてほしいと思ってそういう地域も訪れました。あと福島第一原子力発電所、第二電力発電所も訪問させて頂いてます。とくに住民の方との交流も交えながら学んでいくんですけど、そうしていくと皆さん理解してもらえますし、逆にそこまで2週間くらいかけてしっかり丁寧に丁寧に6年経った今だからこそ丁寧に説明しないとなかなか理解してくれないくらい風化とかイメージの固定化が強いので、そうやると帰る頃は皆さん、福島に対するイメージがあまりなかったからかもしれませんけど、「こんなに面白いところなんだ」とか「こんなに復興に向けて頑張ってる人たちがいるんだ」とか「こんなにすごいイノベーションが生まれているんだ」とか、福島を大好きになって帰ってくれるので、いまだに2012年に帰った子たちと連絡とりあってますし、中にはプログラムのあと長期留学や仕事で福島に戻ってきた子もいまして、皆さん福島に情愛を感じて、“福島のこと正しく伝えるのが私の使命だ”と私みたいになって帰ってくれるので、そういった意味では頼もしいですし、手ごたえを感じますね。
ツアーには海外の学生のほか、福島大学をはじめ県内の大学生も参加。この学生同士の交流も大きな目的の一つなんだとか。今年も夏に11回目のツアーが行われます。
★ ★ ★ ★ ★ ★
今週は、福島から美味しい旬の味を毎日プレゼントしています!
今朝は『LOVE&HOPE』でも何度かご紹介しました、津波の被害から水耕栽培でよみがえった、相馬市「和田観光いちご園」の美味しいイチゴ を3名様にプレゼントします!
メッセージフォームから、ぜひ番組の感想とともにご応募ください!
福島を応援する企画として、毎日 福島県産の美味しいモノ・郷土品のプレゼントもご用意しました。
金曜日は、相馬市「和田観光いちご園」の美味しいイチゴ を3名様にプレゼント!
当選者は
★ケロンパ さん
★アントニオジュニア さん
★ ちびまる さん
以上3名さまです。
おめでとうございます!
お楽しみに☆
今朝も昨日に引き続き、海外から学生を迎え、福島県内の被災地域を見学するスタディーツアーを行なっている福島大学経済経営学類 助教、マクマイケル・ウィリアムさんのお話しです。
カナダ・バンクーバー出身のマクマイケルさんは、震災前から福島に住み、2011年の東日本大震災と、それに伴う福島第一原発の爆発事故のあとも福島の復興のために力を尽くしたいと、帰国はせず、活動を続けています。子どもの頃に伝記を読んだ新渡戸稲造に憧れて、“いつかは自分も日本と世界を結ぶ懸け橋になりたい”、と考えていたマクマイケルさん。じつは震災が起きた時、奥さまは懐妊中で、バンクーバーの両親も帰ってくるように言っていたそうですが、“今こそ、力を尽くす時”、と決意して、2012年からスタディーツアーを続けています。
今年1月に10回目のツアーを行いましたが、その時に感じた、「風化」、そして「手ごたえ」について伺いました。
◆「福島の過去現在未来を、足跡をたどるように」
福島のことっていま日本人が思ってる以上に海外に伝わってないんですね。2012年に初めてプログラムをやった時と、今年1月に10回目のプログラムをやったんですけど、正直、プログラム初日、成田空港に迎えに行って福島に連れてくるんですけど、その時点での学生たちの福島の知識というのは、2012年の頃と変化は見られないです。分かり易い例で言いますと、福島駅に降りた瞬間に、「この町はぜんぶ再建されたの?」とか「瓦礫はどこにあるの?」とか、そういう質問が普通に出てきたんですね。いまだに福島の情報というのが震災直後で止まってしまっている。なのでこのスタディーツアーでは、2週間かけてしっかり包括的に福島の過去現在未来を、足跡をたどるように、沿岸部も行きますし、あともちろん線量を見ながらですけど帰還困難区域にも入ったり、逆に解除された地域にも、あの1月の時は解除されてませんでしたけど直前だった富岡や浪江も集中的に訪れまして、で彼らに伝えたかったのは、解除と言ってもゴールではなくてスタートしたばかりというのを感じてほしくて、まだまだライフラインも間に合ってないですし、戻ってくる人もちょっとずつちょっとずつ戻ってくるというところを彼らに分かってもらって、これから一緒に何が出来るか考えてほしいと思ってそういう地域も訪れました。あと福島第一原子力発電所、第二電力発電所も訪問させて頂いてます。とくに住民の方との交流も交えながら学んでいくんですけど、そうしていくと皆さん理解してもらえますし、逆にそこまで2週間くらいかけてしっかり丁寧に丁寧に6年経った今だからこそ丁寧に説明しないとなかなか理解してくれないくらい風化とかイメージの固定化が強いので、そうやると帰る頃は皆さん、福島に対するイメージがあまりなかったからかもしれませんけど、「こんなに面白いところなんだ」とか「こんなに復興に向けて頑張ってる人たちがいるんだ」とか「こんなにすごいイノベーションが生まれているんだ」とか、福島を大好きになって帰ってくれるので、いまだに2012年に帰った子たちと連絡とりあってますし、中にはプログラムのあと長期留学や仕事で福島に戻ってきた子もいまして、皆さん福島に情愛を感じて、“福島のこと正しく伝えるのが私の使命だ”と私みたいになって帰ってくれるので、そういった意味では頼もしいですし、手ごたえを感じますね。
ツアーには海外の学生のほか、福島大学をはじめ県内の大学生も参加。この学生同士の交流も大きな目的の一つなんだとか。今年も夏に11回目のツアーが行われます。
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今週は、福島から美味しい旬の味を毎日プレゼントしています!
今朝は『LOVE&HOPE』でも何度かご紹介しました、津波の被害から水耕栽培でよみがえった、相馬市「和田観光いちご園」の美味しいイチゴ を3名様にプレゼントします!
メッセージフォームから、ぜひ番組の感想とともにご応募ください!