今日は海の日。そこで今日は、東北の海水浴場の話題です。
宮城県塩竈市にある桂島海水浴場は、震災前は幅600メートルの砂浜が広がる人気のビーチでした。震災後は、一時営業を見合わせていましたが昨年2014年、遊泳区域を100メートルに限定しながらも、3年ぶりにオープン。震災前とほぼ変わらない、4700人が訪れて、活気を取り戻しました。そして今年は、2日前の7月18日(土)に海開きが行われたばかり。150メートルの区間で海水浴が楽しめます。
海開きとともに、町の方たちが心待ちにしているのが、「塩竈みなと祭」。今年68回目を迎える伝統の祭りは、昨夜前夜祭の花火大会が行われ、今日祭りのメイン、神輿の海上渡御が行われます。
日本酒「浦霞」で知られる地元の老舗造り酒屋、冨谷圭輔さんもこのお祭りを毎年楽しみにしていると話します。
◆2つの神輿が海上渡御、100艙の漁船が連なる祭
非常に塩釜は歴史をはじめ神社もそうですし社を中心にして、暑い祭りの1日があるんですよね。なんといっても塩竈には1948年に始まった「みなと祭」というのがある。塩竈神社の重さ1トンの輿が2つあるが、塩竈神社を出発して202段ある階段を降りて、町の中を練り歩き、その後港から船に乗って松島湾を海上渡御する。その後ろに100艙の漁船が連なっていく。これはほんとに勇壮ですごい。それでまた町の中に戻ってきて、最後202段の坂を上がるところはすごく神々しくて、感動する。
実はこの「みなと祭」が昨年11月に賞をいただいた。総理大臣賞。これは単に海上渡御がすごいということではなく、市民が一体となって祭りをつくっていうところが評価された。ボランティアはじめ、市民みんなが一つになっている。踊りなどもあって、本当に熱い一日になる。
「東北の夏は塩竈から始まる」とも言われ、気持ち的には最高潮に「夏が来たぞ!」と盛り上がる一日。そういう「失われるつつあるもの」がきちっとここにあるというのが塩竈の大きな魅力。ぜひ観に来てもらいたい。
ちなみに、この「海上渡御」のおすすめビューポイントは「202段の階段の上り降りや、港から船に乗って神輿が出てゆくとこ」。また、桂島や野々島など島のほうで待ち受けて見物するのもおすすめとのことでした。
「塩竈みなと祭」神輿の海上渡御は、今日10時30分スタートです。
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そして宮城、岩手、福島の今年2015年の海水浴場の情報もまとめてお伝えしておきましょう。
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2015年岩手県内の海水浴場
岩手県。「あまちゃん」の故郷、久慈市の舟渡海水浴場や、景勝地としても知られる宮古市の浄土ヶ浜海水浴場など8か所がオープンします。
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2015年宮城県内の海水浴場
宮城県。桂島海水浴場のほか、気仙沼大島の「小田の浜海水浴場」など5か所。
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2015年福島県内の海水浴場
福島県。いわき市の四倉と勿来の2か所。
LOVE&HOPE、明日はなでしこジャパン、大儀見優季選手が語る東北の復興です。