2013年5月30日
5月30日 女川「ママサポーターズ」(1) 高白浜布草履組合
震災後、宮城県女川町を中心に、女性のための仕事づくり、やりがいづくりに取り組んでいるのが、「ママズサポーターズ」代表、八木純子さん。地元の女性が手作りする「布草履」が、女川ブランドのアイテムとして、いま注目されています。
◆ 仕事をして収入を得、買い物をする。当たり前の生活を取り戻したい
2011年7月ごろからだんだん仮設住宅に移り始めて、それまで待望の仮設住宅だったはずなのに、家族が津波でバラバラになった方や家族が亡くなられた方が、仮設で一人ぼっちで過ごしたらどんな気持ちになるだろうと勝手に想像しこれはコミュニティづくりをしなくてはいけないと考えた。
また、やっぱり人間は働いて、その見返りでお金をいただいて物を購入するという当たり前の生活が必要なんじゃないかと思い、その2つの思いから就労支援を兼ねた布草履作りを始めた。
「高白浜布草履組合」という名前で、最初は7人でスタート。現在は4カ所、約40名のお母さんたちが作っている。普通はロープを使って編むが、ここならではの草履を作りたいということと、ごつごつした形で健康サンダルみたいになればいいなと考え、かぎ針で編む布草履にした。いろんなところでいろんな草履を作っているが、「ここだけの草履」というものにこだわった。
お母さんたちは始めは草履づくりの経験がまるでなかった。震災前は養殖業のお手伝いをしているお母さんたちがほとんどだったので、ものすごく大変な想いをして、3か月4カ月かかって、ようやく販売できる草履ができた。
草履をアイテムとして、そこに人が集まる、そこでお話する。例えば「この色合いどう思う?」とか「これでいいと思う?」とかコミュニティの場所になり共通の話題になる。そこがすごくいいと思う。
−いまはおじいちゃんたちが果樹園を始めて、いちじくと唐辛子を植えた。先日4人のお父さんたちが集まって、話し合いながら作業を進めていた。
八木さんは震災前から自営業で仕事をしていましたが、こういった「事業の立ち上げ」は初めてだったとか。「必要だと思ったから、とにかくやってしまった!」というところはまさに女性ならではのパワー。ママサポーターズは、昨年5月、町内に簡易集会所「うみねこハウス」を建設。布草履づくりを行ったり、現在は「たい焼き」の販売を行ったりと、仕事の場、交流の場になっています。
「女川高白浜布草履組合」の布草履は、「ママサポーターズ」のフェイスブックから連絡の上、購入することができます。
ママサポーターズフェイスブック
◆ 仕事をして収入を得、買い物をする。当たり前の生活を取り戻したい
2011年7月ごろからだんだん仮設住宅に移り始めて、それまで待望の仮設住宅だったはずなのに、家族が津波でバラバラになった方や家族が亡くなられた方が、仮設で一人ぼっちで過ごしたらどんな気持ちになるだろうと勝手に想像しこれはコミュニティづくりをしなくてはいけないと考えた。
また、やっぱり人間は働いて、その見返りでお金をいただいて物を購入するという当たり前の生活が必要なんじゃないかと思い、その2つの思いから就労支援を兼ねた布草履作りを始めた。
「高白浜布草履組合」という名前で、最初は7人でスタート。現在は4カ所、約40名のお母さんたちが作っている。普通はロープを使って編むが、ここならではの草履を作りたいということと、ごつごつした形で健康サンダルみたいになればいいなと考え、かぎ針で編む布草履にした。いろんなところでいろんな草履を作っているが、「ここだけの草履」というものにこだわった。
お母さんたちは始めは草履づくりの経験がまるでなかった。震災前は養殖業のお手伝いをしているお母さんたちがほとんどだったので、ものすごく大変な想いをして、3か月4カ月かかって、ようやく販売できる草履ができた。
草履をアイテムとして、そこに人が集まる、そこでお話する。例えば「この色合いどう思う?」とか「これでいいと思う?」とかコミュニティの場所になり共通の話題になる。そこがすごくいいと思う。
−いまはおじいちゃんたちが果樹園を始めて、いちじくと唐辛子を植えた。先日4人のお父さんたちが集まって、話し合いながら作業を進めていた。
八木さんは震災前から自営業で仕事をしていましたが、こういった「事業の立ち上げ」は初めてだったとか。「必要だと思ったから、とにかくやってしまった!」というところはまさに女性ならではのパワー。ママサポーターズは、昨年5月、町内に簡易集会所「うみねこハウス」を建設。布草履づくりを行ったり、現在は「たい焼き」の販売を行ったりと、仕事の場、交流の場になっています。
「女川高白浜布草履組合」の布草履は、「ママサポーターズ」のフェイスブックから連絡の上、購入することができます。
ママサポーターズフェイスブック