2020.02.24
♪あゝオオサカ dreamin' night を手掛けた、Creepy NutsのR-指定さんをお迎えしました!
「ヒプノシスRADIO supported by Spotify」第21回の放送、いかがでしたでしょうか!
今月は、『♪あゝオオサカ dreamin' night / どついたれ本舗』 の楽曲を手掛けた、
Creepy NutsのR-指定さんをお迎えして、
どついたれ本舗やオオサカについてお話をお聞きしました!
今回の放送内容から、一部ご紹介!
~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~
矢島 :今夜お招きするのは、オオサカ・ディビジョン、どついたれ本舗の
「♪あゝオオサカdreamin' night」を手掛けられた、
Creepy Nuts の R-指定 さんです!
非常に楽しみにしておりました!!
R :いやぁ、ありがとうございます!
~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~
矢島 :実際に、ヒプノシスマイクの盛り上がりとか、面白いなぁと思うポイントって
どの辺だったりするんですか?
R :まぁ、やっぱり、みんな言ってることでしょうけど、
今までHIPHOPに興味なかった人たちが、ヒプノシスマイクを入り口に、
入って来てくれたっていうのは、肌感覚で分かるくらいに盛り上がってますね!
それはやっぱり、ありがたいなと思いますね。
こんだけ角度が変わるだけで、このHIPHOPに入って来てくれるっていうのは、
おもろいもんやなぁと思いましたね。
矢島 :Rさんから見て、このヒプノシスマイクからHIPHOPに触れてきている方って、
HIPHOPのどういう部分にリアリティ持って触れて来てくれていると思いますか?
R :俺自身がそうやったんですけど、俺なんかは全く不良でもないし、
言うたら、不良のHIPHOPを聴いても、完全に感情移入することは出来ない。
でもワードのどっか引っかかって自分で勝手に解釈したりするんですけど、
自分のリアル・実生活とは違うわけですよ。
なのになんでこんな好きになったかって言ったら、
自分の人生と関係無いけど、無茶苦茶で破天荒な人生送ってる人がいて、
で、そうじゃない、ずっと勉強やってきたけどラップが上手いっていうラッパーの人がいて、
色んなラッパー・DJがいて、その人たちの関係性っていうのも俺はすごい好きで、
HIPHOPがいかに関係性・因縁・人間のキャラクターがもろに出る音楽・文化っていうのを、
ヒプノシスマイクを通して、分かってくれた人たちが入って来てくれてると思うんですよ。
それはやっぱり、ヒプノシスマイクのラッパー同士の言葉で、罵り合ってるけど、
その裏に、色んな関係・因縁があるから、この言葉が出てきて、
だから、よりラップのこのフレーズが大事な言葉になっててっていうところで、
「あら素敵!」って思った人たちが、じゃあ一旦ヒプノシスマイクじゃないところの、
「ラッパーたちにもそういう関係性があるのか?」と思って来てくれた人が、
まんまと、「あるじゃない!」って思って、ハマってくれているような気がしてるんですよね。
矢島 :HIPHOPって、生きてるっていう上で、物語になっていくじゃないですか?
逆に物語が音楽にならないところがないというか。
レップするってそういうことだと思うんですけど。
R :そうです、そうです!俺が最初にHIPHOP面白いって思ったところが、
まさしく今ヒプノシスマイクで入って来てくれた人たちが楽しんでくれてるところと、一緒やと思うんですよ。
まず、他の音楽ジャンルと違って、この人たち、自分の名前を名乗って、自分がいかに凄いかとか、自分のこと歌ってるやんと。
それに対して、いやいや俺はこういう人間で、お前よりも優れている、お前のことは認めている、であったり、
っていうのを、ここまで直接的に言葉にしてぶつけ合うという文化があるんやっていうので、面白いと思ったんですよ。
で、紐解いていけば、このラッパーとこのラッパーの人が揉めててみたいな、だからこんな曲出し合ってる、ヒリヒリするやん!
でも、何年かしたらその2人が仲良くなって、一緒に曲作るっていう、そういうところが、
HIPHOPって、音楽だけで切り取れなくて、カルチャーであり、人間自体が魅力になる音楽なんですよね。
だから、丸々その人の作品は、人生そのものやったりするっていうのが、ほんまにHIPHOPの魅力で、
ヒプマイのファンの方たちが抱いている感情を、同じように思ってたわけですよ (笑)
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矢島 :(R-指定さんは)大阪出身で、実際に、オオサカディビジョンの楽曲を手掛けられているわけですけど、
その際に、白膠木簓、躑躅森盧笙、天谷奴零、この3人のディビジョンに対して、
どういうところを面白がって手掛けられたんですか?
R :そうですね。まずは、白膠木簓がオオサカで人気のピン芸人っていうことで、
リアルに芸人さんでもラップ出来る人増えて来てるんですよ。
で、かつ白膠木簓がピン芸人で、ベシャリがたつってことは、
俺がラッパーになろうと思った時に、俺不良でもない、じゃあ特徴って何かな?
俺は人よりも口がたつと思ってたんで、俺のラップは話芸として作ってしまおう、
それを生かそうと思って、結構すぐに、感情移入しやすかったというか、
まさしく関西人が言葉が好きで、笑いが好きで、関西弁のリズムが好きでっていうやつが、
ラッパーになったらどうなるやろなっていう妄想してた人物像がそのまま白膠木簓やったんで、
「あ、これはいいな」って、一番自分に近いラップかもと思うかもしれないですね。
矢島 :なるほど!
じゃあ、簓さんを軸に考えて行ったところもあるんですか?
R :えーと、それは意外と軸となったのは、天谷奴零ですね!
天谷奴零はロートーンボイスじゃないですか、
でも他のディビジョンにもその立ち位置の人っていて、
それが例えばシンジュク(神宮寺寂雷)やったら、ローボイスで語り口調、
ヨコハマ(毒島メイソン理鶯)やったら、ローボイスでタイトなラップとか、
ちょっとそことも差別化したいなと思って、
じゃあこの天谷奴零のローボイスに一番今っぽいラップの乗せ方をしようかなと思って、
喋り言葉やねんけど、それが今っぽいラップのリズムになってたら新しいかなと思って、
天谷奴零の方向性が決まって、よりそれを際立たせる為に、
俺の自に近い、白膠木簓で行ったし...。
盧笙だけは一番最初に決まってたかもしれないです!
あがり症で言葉に詰まってしまうっていう、でもそれを逆にラップのフロウにしてる人はいて、
詰まらせるけど、逆に早口になったりとか。
盧笙は、元々簓と組んでて、簓とおったら、キレキレのツッコミが出来んのに、一人やとあがってしまう。
これ、掛け合いがいいんじゃないかなとその時点で思ってて、
掛け合いも、盧笙一人の時はたどたどしい、そこに簓が来ることによって、
簓が韻のパスを出してあげるという、それをキャッチしてシュートしに行くみたいな、
それこそ古典的な技ではあるんですけど、新鮮かなと思ってしましたね。
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矢島 :やっぱりHIPHOPって、自分自身の世界の見え方をひっくり返せるような、
そういう感動を見つけられるものだと改めて思いますか?
R :それはほんまに思いますね。
HIPHOPは自分の見えてた世界を丸ごとひっくり返してくれる、
でもそのひっくり返し方も色んなパターンがあると思うんですけど、
自分の過去の嫌な思い出と完全におさらばして忘れて、違う人間として生きるって方向もありますけど、
HIPHOPの場合は、その嫌やった頃が逆に自分の色になって、
それを全部吐き出してしまうことで、それがアートになってしまうので、
ほんまに目に見える形でひっくり返せる音楽やなって思いますね。
そこが俺は素敵やと思います。
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矢島 :そして、3月28日、29日に行われる、ヒプノシスマイクのライブ、
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 5th LIVE@サイタマ《SIX SHOTS TO THE DOME》」の
DAY1にご出演されることが決定しているんですけど、Zeebraさんとも共演されると!
R :そうですね!今でこそね、Zeebraさんと何回もお仕事させて頂いてるんですけど、
毎回仕事する帰り道、「俺、Zeebraと仕事したんや...やば!」って思いますからね!
こういう形で、広がった間口のところで、一緒に仕事できるっていうのは感慨深いです。
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来週、3月からは、ナゴヤ・ディビジョンが担当!
3月2日は、Evil Monk「波羅夷空却」が登場!!
「ヒプノシスRADIO supported by Spotify」次回の放送もお楽しみに!
今月は、『♪あゝオオサカ dreamin' night / どついたれ本舗』 の楽曲を手掛けた、
Creepy NutsのR-指定さんをお迎えして、
どついたれ本舗やオオサカについてお話をお聞きしました!
*Creepy Nuts R-指定*
・MCバトル日本一の経験を持ち、フリースタイルダンジョンでは、
ラスボスを務められています!
・1MC、1DJのHIPHOPユニットCreepy Nutsでは、
相方の DJ松永 さんは、先日行われた、
「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」で優勝し、世界一のDJに!
今回の放送内容から、一部ご紹介!
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矢島 :今夜お招きするのは、オオサカ・ディビジョン、どついたれ本舗の
「♪あゝオオサカdreamin' night」を手掛けられた、
Creepy Nuts の R-指定 さんです!
非常に楽しみにしておりました!!
R :いやぁ、ありがとうございます!
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矢島 :実際に、ヒプノシスマイクの盛り上がりとか、面白いなぁと思うポイントって
どの辺だったりするんですか?
R :まぁ、やっぱり、みんな言ってることでしょうけど、
今までHIPHOPに興味なかった人たちが、ヒプノシスマイクを入り口に、
入って来てくれたっていうのは、肌感覚で分かるくらいに盛り上がってますね!
それはやっぱり、ありがたいなと思いますね。
こんだけ角度が変わるだけで、このHIPHOPに入って来てくれるっていうのは、
おもろいもんやなぁと思いましたね。
矢島 :Rさんから見て、このヒプノシスマイクからHIPHOPに触れてきている方って、
HIPHOPのどういう部分にリアリティ持って触れて来てくれていると思いますか?
R :俺自身がそうやったんですけど、俺なんかは全く不良でもないし、
言うたら、不良のHIPHOPを聴いても、完全に感情移入することは出来ない。
でもワードのどっか引っかかって自分で勝手に解釈したりするんですけど、
自分のリアル・実生活とは違うわけですよ。
なのになんでこんな好きになったかって言ったら、
自分の人生と関係無いけど、無茶苦茶で破天荒な人生送ってる人がいて、
で、そうじゃない、ずっと勉強やってきたけどラップが上手いっていうラッパーの人がいて、
色んなラッパー・DJがいて、その人たちの関係性っていうのも俺はすごい好きで、
HIPHOPがいかに関係性・因縁・人間のキャラクターがもろに出る音楽・文化っていうのを、
ヒプノシスマイクを通して、分かってくれた人たちが入って来てくれてると思うんですよ。
それはやっぱり、ヒプノシスマイクのラッパー同士の言葉で、罵り合ってるけど、
その裏に、色んな関係・因縁があるから、この言葉が出てきて、
だから、よりラップのこのフレーズが大事な言葉になっててっていうところで、
「あら素敵!」って思った人たちが、じゃあ一旦ヒプノシスマイクじゃないところの、
「ラッパーたちにもそういう関係性があるのか?」と思って来てくれた人が、
まんまと、「あるじゃない!」って思って、ハマってくれているような気がしてるんですよね。
矢島 :HIPHOPって、生きてるっていう上で、物語になっていくじゃないですか?
逆に物語が音楽にならないところがないというか。
レップするってそういうことだと思うんですけど。
R :そうです、そうです!俺が最初にHIPHOP面白いって思ったところが、
まさしく今ヒプノシスマイクで入って来てくれた人たちが楽しんでくれてるところと、一緒やと思うんですよ。
まず、他の音楽ジャンルと違って、この人たち、自分の名前を名乗って、自分がいかに凄いかとか、自分のこと歌ってるやんと。
それに対して、いやいや俺はこういう人間で、お前よりも優れている、お前のことは認めている、であったり、
っていうのを、ここまで直接的に言葉にしてぶつけ合うという文化があるんやっていうので、面白いと思ったんですよ。
で、紐解いていけば、このラッパーとこのラッパーの人が揉めててみたいな、だからこんな曲出し合ってる、ヒリヒリするやん!
でも、何年かしたらその2人が仲良くなって、一緒に曲作るっていう、そういうところが、
HIPHOPって、音楽だけで切り取れなくて、カルチャーであり、人間自体が魅力になる音楽なんですよね。
だから、丸々その人の作品は、人生そのものやったりするっていうのが、ほんまにHIPHOPの魅力で、
ヒプマイのファンの方たちが抱いている感情を、同じように思ってたわけですよ (笑)
~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~
矢島 :(R-指定さんは)大阪出身で、実際に、オオサカディビジョンの楽曲を手掛けられているわけですけど、
その際に、白膠木簓、躑躅森盧笙、天谷奴零、この3人のディビジョンに対して、
どういうところを面白がって手掛けられたんですか?
R :そうですね。まずは、白膠木簓がオオサカで人気のピン芸人っていうことで、
リアルに芸人さんでもラップ出来る人増えて来てるんですよ。
で、かつ白膠木簓がピン芸人で、ベシャリがたつってことは、
俺がラッパーになろうと思った時に、俺不良でもない、じゃあ特徴って何かな?
俺は人よりも口がたつと思ってたんで、俺のラップは話芸として作ってしまおう、
それを生かそうと思って、結構すぐに、感情移入しやすかったというか、
まさしく関西人が言葉が好きで、笑いが好きで、関西弁のリズムが好きでっていうやつが、
ラッパーになったらどうなるやろなっていう妄想してた人物像がそのまま白膠木簓やったんで、
「あ、これはいいな」って、一番自分に近いラップかもと思うかもしれないですね。
矢島 :なるほど!
じゃあ、簓さんを軸に考えて行ったところもあるんですか?
R :えーと、それは意外と軸となったのは、天谷奴零ですね!
天谷奴零はロートーンボイスじゃないですか、
でも他のディビジョンにもその立ち位置の人っていて、
それが例えばシンジュク(神宮寺寂雷)やったら、ローボイスで語り口調、
ヨコハマ(毒島メイソン理鶯)やったら、ローボイスでタイトなラップとか、
ちょっとそことも差別化したいなと思って、
じゃあこの天谷奴零のローボイスに一番今っぽいラップの乗せ方をしようかなと思って、
喋り言葉やねんけど、それが今っぽいラップのリズムになってたら新しいかなと思って、
天谷奴零の方向性が決まって、よりそれを際立たせる為に、
俺の自に近い、白膠木簓で行ったし...。
盧笙だけは一番最初に決まってたかもしれないです!
あがり症で言葉に詰まってしまうっていう、でもそれを逆にラップのフロウにしてる人はいて、
詰まらせるけど、逆に早口になったりとか。
盧笙は、元々簓と組んでて、簓とおったら、キレキレのツッコミが出来んのに、一人やとあがってしまう。
これ、掛け合いがいいんじゃないかなとその時点で思ってて、
掛け合いも、盧笙一人の時はたどたどしい、そこに簓が来ることによって、
簓が韻のパスを出してあげるという、それをキャッチしてシュートしに行くみたいな、
それこそ古典的な技ではあるんですけど、新鮮かなと思ってしましたね。
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矢島 :やっぱりHIPHOPって、自分自身の世界の見え方をひっくり返せるような、
そういう感動を見つけられるものだと改めて思いますか?
R :それはほんまに思いますね。
HIPHOPは自分の見えてた世界を丸ごとひっくり返してくれる、
でもそのひっくり返し方も色んなパターンがあると思うんですけど、
自分の過去の嫌な思い出と完全におさらばして忘れて、違う人間として生きるって方向もありますけど、
HIPHOPの場合は、その嫌やった頃が逆に自分の色になって、
それを全部吐き出してしまうことで、それがアートになってしまうので、
ほんまに目に見える形でひっくり返せる音楽やなって思いますね。
そこが俺は素敵やと思います。
~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~
矢島 :そして、3月28日、29日に行われる、ヒプノシスマイクのライブ、
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 5th LIVE@サイタマ《SIX SHOTS TO THE DOME》」の
DAY1にご出演されることが決定しているんですけど、Zeebraさんとも共演されると!
R :そうですね!今でこそね、Zeebraさんと何回もお仕事させて頂いてるんですけど、
毎回仕事する帰り道、「俺、Zeebraと仕事したんや...やば!」って思いますからね!
こういう形で、広がった間口のところで、一緒に仕事できるっていうのは感慨深いです。
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★infomation★
*Creepy Nuts
新曲「オトナ」が絶賛配信中!!
▼Creepy Nuts のHPはこちら!
https://creepynuts.com/
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来週、3月からは、ナゴヤ・ディビジョンが担当!
3月2日は、Evil Monk「波羅夷空却」が登場!!
「ヒプノシスRADIO supported by Spotify」次回の放送もお楽しみに!