11/04高橋 優さんと恋愛の話!
2018/11/4 update
毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿らせていただきます。今日のゲストは先週に引き続き、シンガーソングライター 高橋 優さんです。
前回、平原さんの方が優さんより年上じゃないかという疑惑がとけた途端、心を開いてくださったようで、面白い話ができたせいか、お名前をご紹介するだけで、なぜか笑ってしまった平原さん。優さんも「先輩ですから、へりくだらなきゃと思っていたので、こんな風に話せるとは思っていませんでした。」とおっしゃっていました。ニューアルバム『STARTING OVER』の話はもちろん、いつも聴いている音楽の話、先週できなかった恋愛の話などいろいろ伺いました。
10月24日にリリースされたニューアルバム『STARTING OVER』をひっさげ、
来月から全国ツアーがスタートするということで、アルバムを聴きながらツアーを楽しみにしている方もたくさんいらっしゃると思います。
このアルバム、全部で16曲入っていますけど、まずはこれを聴いてほしいという曲はありますか?全部いい曲なんだけど。
「ありがとうございます!今回、自分で曲順から決めさせてもらったんですけど、まずはというと1曲目に収録させてもらった『美しい鳥』という楽曲から聴いてもらえたら嬉しいですね。」
文字数多いですよね。一筋縄ではいかない感じなんだよね。先週、曲が先なのか、歌詞が先なのかという話をお聞きしました。どっちもあるけど、できれば、曲から先の方が理想とのことでしたが、この曲はどちらからなんですか?
「この曲は即興のように作りました。ギター持って、歌って、それを録音して、後でそれを文字に起こして、ちょっと手直して作りました。」
高橋 優さんって、ラッパーでしょ?
「え〜!初めて言われました。ラッパーじゃない。僕、ラッパーの方々のことをすごく尊敬しているんですけど、フリースタイル、相手を目の前にしてディスり合うみたいな、あれができるのはすごいなと思います。あそこまで行かずとも即興曲というのは、いつもラジオでやらせてもらっていたんですよ。緻密に作るやり方もいいんだけど、その場で瞬発的に出てくる言葉に勝るものもないのかなという考えがちょっとあって。」
へぇ〜。でも、こんなこと、すぐ言えないな。何これ?250万円とかさ。
「それは音とか、自分の中にあったものをどんどん羅列してって感じですね。」
250万円だけ言うと、ちょっとあれですけど、すごくいい曲なんです。だってタイトルが『美しい鳥』だから。
「ありがとうございます!」
ここからは一夜限りのスペシャル企画、題して『高橋 優さん Favorite Selection』と題して、ルーツになっている曲や最近聴いている曲、お気に入りの曲をセレクトしていだだきました。どんな曲を聴いて、高橋 優さんが作られてきたのか、みんなで知っていこうという、そんな企画です!
川本真琴『10分前』
(平原さん)「川本真琴さんもユニークな歌詞を書かれますよね。あぶなっかしくて、少女的で、時に悪女で、だけどすごく純粋で。」
(優さん)「そうですね。確かに。我々の世代ですよね。」
(平原さん)「私は『るろうに剣心』で知ったんです。」
(優さん)「そう!『るろうに剣心』!『1/2』ね。大好きでした。そこで知ったんですけど、『愛の才能』も好きで。」
(平原さん)「“愛の才能ないの”って、韻踏んでますよね!かっこいいな〜。」
(優さん)「あと、『DNA』もね。」
(平原さん)「『DNA』も好きですね。」
(優さん)「それが全部収録されているアルバムがあるんですけど、そのアルバムの1曲目にこの『10分前』が入っているんですよ。アルバムを買う理由って、シングル曲が一緒に聴けるからっていうことじゃないですか。『1/2』も『愛の才能』も『DNA』聴けると思ってかけた1曲目の『10分前』が一番好きになっちゃって、こればっかりリピートしていたんです。譜割りの面白さは川本真琴さんから学んだものがすごく大きいと思っています。自由じゃないですか。しゃべるように歌われるし。それこそ、この歌詞覚えるの、絶対、大変だろうと詰め込んで歌われる方ですし。」
(平原さん)「それをまさに、高橋 優さんは体現されていますね。」
(優さん)「体現しちゃんってんの?フフフ…。影響受けていると思ったので、選ばせてもらいました。」
Spinna B-ill & The cavemans『まっすぐに』
(優さん)「今は、Spinna B-ill & The cavemansという名前では活動されてないんですけど、このバンドがアルバムを出されていた時は、僕は大学1年生で、結構いろんなジャンルの音楽を聴きたいと思ったんですけど、レゲエというジャンルには正直あまりヒットしていなかったんです。でも、Spinna B-ill & The cavemansを友達の家でたまたま聴いた時に、なんだこれはと。僕が一番シンパシーを感じる部分って歌詞なんですけど、『まっすぐに』もよく聴くと、恋愛のことを歌っていて、最後まで聴くと、ちょっと切ない歌なんですよ。
お互いに進む方向が違うなら、その方向にまっすぐに歩いて行くほうがいい、過去の自分を忘れるために、新しい自分になったほうがいいというニュアンスの言葉が入っていたり、最終的にノスタルジックな気持ちになるんですけど、レゲエって太陽とか海とか、陽気なイメージがあるじゃないですか?その陽気な感じとSpinna B-illさんが書かれるちょっとノスタルジックな歌詞がめちゃめちゃマッチしていて、ちょっと切ない曲が多いんですよね。
この声が前向きな感じな声というか、笑顔で聴けるような声だから、いつまででも聴けちゃう。大学の時に、一番聴いていたバンドなんです。カラオケに行ったら、この曲、必ず歌うんです。」
高橋 優『ストローマン』
(平原さん)「この曲、ギターもご自分で?」
(優さん)「リフから、自分で考えました。」
(平原さん)「こういう曲って、どうやって思いつくんですか?」
(優さん)「この曲はギターリフから作りましたね。メロディーを先に書いて、これに乗っかる言葉を探して行って、歌詞を乗っけて行った感じですかね。ストローマン論法が今、流行ってるんです。」
(平原さん)「ストローマン論法?」
(優さん)「誰かひとりがインタビューを受けて、2時間ぐらい話したとするじゃないですか?その2時間の話の中で、一部、“あの人が嫌いだったこともあったんですよ”と言ったとする。その部分だけを引き抜いて、“この人はあの人のことが嫌いだったという事実がわかった”ということで、記事を書く人たちはその人が2時間しゃべったことはどうでもいいから、その一言だけを抜き出して、自分の記事にしちゃう。僕は、今、そういうことがたくさんあるような気がしたんです。今って、すごく自由で誰もが評論家みたいになっていて、記事を書けちゃうんですけど、インターネットにしろ、テレビにしろ、ラジオにしろ、よく伝わることもあるけど、時に誤解が生まれてしまうこともあって、それで傷つく人もいたり、得する人がいたりというのをちょっと引いた目線で、言われる方でも言っている方でもないところから、歌ってみたらどうなるかなと思って書いた曲です。」
さて、先週、恋愛の話ができなかったんですが、結構、俺について来い系なんですか?
「そんな感じします?」
“俺、高橋優で〜す”って感じかと。
「出た!出た!その髪をかきあげる仕草。ラジオを聴いている人たちにちゃんと説明しないと。僕、そんなに髪、かきあげないですね。ついて来いよと言わないけど、自分ができることはしたいなと思います。やって、やってというのはあまり好きじゃないんですよ。」
なるほど。例えば、料理も自分で作るよってこと?
「なんか、これもちょっと微妙なんですけど、作ってよ!って言われると、作りたくないです。」
あなたの料理、見せて!みたいな?
「何て言うんですかね…。」
ちょっと、冷静に返さないでよ!“みんなの声、聞かせて!”みたいな感じかなと。
「あ〜。それとかかっていたの?僕、“みんなの声、聞かせて!”って言いますね。ライブは解き放つ場だと解釈しているんですね。イエーイとか、ワー!って言った方がすっきりするかなという思いだったり、単純に僕がみんなの声が聞きたいだけって願望もありつつ、声を聞かせてくれって叫んだりするんですけど、ライブで解き放っている分、プライベートでは内に秘めることが多いので。」
思いも内に秘める系なんですね。
「秘めると思いますね。」
例えば、好きな人ができたら、告白するタイプ?
「めっちゃ好きだったら、告白しますよ。うわぁ。どうだろうな。平原さんはしますか?」
私はしない!だって、男性からしてほしいですよ!
「なに、その考え方!」
女性はできないよ!
「そんなことないよ。今は、女性から告白しますよ。じゃあ、一回も告白したことがない?」
はい!
「うわ〜。さすが!」
だって、言ってほしいです。それが、全女性の夢です。勝手に仲間を作っちゃいましたけど、それが理想です。好きな人に告白してもらう。
「片思いだったら?平原さんから男性のことが好きになって、その男性の気持ちがわからないということはないんですか?」
そんなのどうでもいい。自分から行動は起こさない。好きというオーラは出すかもしれないけど。内気なタイプなんで。
「じゃぁ、好きになった人が、別の女の子が好きだったら、すぐ諦めつくんですか?」
どうぞどうぞって感じですね。
「淡白な感じですね。そこでネチネチ、こっち振り向いて〜みたいにならないの?」
だって〜。その人が他の人のことが好きだったら、しょうがないっすよ。ごめんなさい。そんな経験ないかも?
「全部うまく行ってきた?!」
うまく行ってきたというか、私は音楽にかけていたね。
「なんか逃げられた気がする!ミュージシャンの人にそう言われたら、もう聞けないじゃ〜ん。じゃあ、僕も音楽に逃げたい。僕の恋人は音楽ですって。僕の場合は、うまく行った恋愛の方が少ないです。僕が好きになった女の人がいたとして、その人にはほぼ、別に好きな男性が必ずいるんですよ。ジンクスができているんですよ、自分の中で。」
でもね、素敵な人ってだいたい結婚しているんですよ。余裕のオーラがある。
「ね〜。それがまた魅力的なんだ。」
“俺、高橋優です”みたいな。
「え?僕がどこで登場する?僕は余裕ないです。結婚していないんだから!独身34歳ですから!ちょっとだけ、同い年ですね。僕、12月に35歳になりますので。34、35になって独身っていうと、周りが心配してきたりするでしょ?」
そうなんです。ファンの人から、結婚しないんですか?そろそろ、大丈夫ですか?って言われたことあります。
「僕も何度も言われています。」
でも、男性はいつでもできますよ。
「確かに。そうとも言われますね。」
あ、そろそろ、お時間らしいです。
「スナックで話した方がいいかもしれないですね。」
本当ですね。では、今度、スナックでゆっくり話しましょう。スナックで!最後に、今後の夢や目標を教えてください!
「『秋田CARAVAN MUSIC FES』というのをやらせてもらって3年目なんですけど、全13市を巡るためにあと、10年はやりたいと思っています。そのフェスはやりつつ、秋田県を音楽で盛り上げられるような自分になれたらなというのが目標です。平原さんもぜひ、『秋田CARAVAN MUSIC FES』に!」
ぜひ、呼んでください。来て来て詐欺はやめてくださいね。行く行く詐欺はしませんから。
「本当ですか?よろしくお願いします!」
「歌詞の中に高橋優さんの考え方、人生観、人を励ます時のエネルギーみたいなものが入っていると思うので、ちょっと元気がない人や、これからどうしよう?という人がこのアルバムを聴くと、自分の考えに勢いがつく、そんなアルバムだと思います。」と平原綾香さんもお気に入りの1枚です。高橋 優さんの『STARTING OVER』、まだ聴いてない方はぜひ、チェックしてくださいね。
12月から高橋 優 LIVE TOUR 2018-2019『STARTING OVER』がスタートします。詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。
皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム にゃんとむさん
「あーや、こんばんは!いつも楽しく聞いています。質問ですが、小さい時、躾をするためにお母さんが “そんなことしたら〇〇から〇〇されますよ!”とよく言うことがありますが、あーやはどんなことを言われていましたか?ちなみに私は “そんなことをしたら人から笑われますよ!”とよく言われました。子供の私は人から笑われる恐怖がイマイチわからずまったく躾になりませんでした(^^;)」
平原さん
「そうだね。笑うってすごく、ポジティブな意味だもんね。私はですね、小さい頃、平原家はマンションに住んでいたんですよね。そんな悪いことするとポンキンさんが来るよって言われていたの。うわーって泣いて、怖い、ごめんなさいって言っていました。ポンキンさんというのは、マンションにある、シーサーのことなの。今ならわかるけど、シーサーだったの。マンション全体を守っているみたいなすごく目立つところに置いてありました。シーサーの向かって右側しか置いてなかったんだけど、本当に怖い顔をしていたの。私たちにしか見えないものなのかなぐらいの勢いでポンキンのパワーが大きすぎて、何かにつけて、ポンキンさんが歩いてこっち来るよって言われていました。人から笑われるというよりも例えば、ガチャピンが来るよって言われた方が怖いかもね。え?ポンキンって何かって?わかんない!うちのパパとママに聞いてください(笑)たぶん、わかんないと言うと思う。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています!「アナタにとって○○な曲」のリクエストも大歓迎です。例えば・・・、大切な曲や癒される曲、元気が出る曲や泣ける曲、初めてCDを買った曲、カラオケで良く歌う曲、結婚式でかけたい曲など、○○に当てはまるキーワードは、何でもOKです!
前回、平原さんの方が優さんより年上じゃないかという疑惑がとけた途端、心を開いてくださったようで、面白い話ができたせいか、お名前をご紹介するだけで、なぜか笑ってしまった平原さん。優さんも「先輩ですから、へりくだらなきゃと思っていたので、こんな風に話せるとは思っていませんでした。」とおっしゃっていました。ニューアルバム『STARTING OVER』の話はもちろん、いつも聴いている音楽の話、先週できなかった恋愛の話などいろいろ伺いました。
10月24日にリリースされたニューアルバム『STARTING OVER』をひっさげ、
来月から全国ツアーがスタートするということで、アルバムを聴きながらツアーを楽しみにしている方もたくさんいらっしゃると思います。
このアルバム、全部で16曲入っていますけど、まずはこれを聴いてほしいという曲はありますか?全部いい曲なんだけど。
「ありがとうございます!今回、自分で曲順から決めさせてもらったんですけど、まずはというと1曲目に収録させてもらった『美しい鳥』という楽曲から聴いてもらえたら嬉しいですね。」
文字数多いですよね。一筋縄ではいかない感じなんだよね。先週、曲が先なのか、歌詞が先なのかという話をお聞きしました。どっちもあるけど、できれば、曲から先の方が理想とのことでしたが、この曲はどちらからなんですか?
「この曲は即興のように作りました。ギター持って、歌って、それを録音して、後でそれを文字に起こして、ちょっと手直して作りました。」
高橋 優さんって、ラッパーでしょ?
「え〜!初めて言われました。ラッパーじゃない。僕、ラッパーの方々のことをすごく尊敬しているんですけど、フリースタイル、相手を目の前にしてディスり合うみたいな、あれができるのはすごいなと思います。あそこまで行かずとも即興曲というのは、いつもラジオでやらせてもらっていたんですよ。緻密に作るやり方もいいんだけど、その場で瞬発的に出てくる言葉に勝るものもないのかなという考えがちょっとあって。」
へぇ〜。でも、こんなこと、すぐ言えないな。何これ?250万円とかさ。
「それは音とか、自分の中にあったものをどんどん羅列してって感じですね。」
250万円だけ言うと、ちょっとあれですけど、すごくいい曲なんです。だってタイトルが『美しい鳥』だから。
「ありがとうございます!」
ここからは一夜限りのスペシャル企画、題して『高橋 優さん Favorite Selection』と題して、ルーツになっている曲や最近聴いている曲、お気に入りの曲をセレクトしていだだきました。どんな曲を聴いて、高橋 優さんが作られてきたのか、みんなで知っていこうという、そんな企画です!
川本真琴『10分前』
(平原さん)「川本真琴さんもユニークな歌詞を書かれますよね。あぶなっかしくて、少女的で、時に悪女で、だけどすごく純粋で。」
(優さん)「そうですね。確かに。我々の世代ですよね。」
(平原さん)「私は『るろうに剣心』で知ったんです。」
(優さん)「そう!『るろうに剣心』!『1/2』ね。大好きでした。そこで知ったんですけど、『愛の才能』も好きで。」
(平原さん)「“愛の才能ないの”って、韻踏んでますよね!かっこいいな〜。」
(優さん)「あと、『DNA』もね。」
(平原さん)「『DNA』も好きですね。」
(優さん)「それが全部収録されているアルバムがあるんですけど、そのアルバムの1曲目にこの『10分前』が入っているんですよ。アルバムを買う理由って、シングル曲が一緒に聴けるからっていうことじゃないですか。『1/2』も『愛の才能』も『DNA』聴けると思ってかけた1曲目の『10分前』が一番好きになっちゃって、こればっかりリピートしていたんです。譜割りの面白さは川本真琴さんから学んだものがすごく大きいと思っています。自由じゃないですか。しゃべるように歌われるし。それこそ、この歌詞覚えるの、絶対、大変だろうと詰め込んで歌われる方ですし。」
(平原さん)「それをまさに、高橋 優さんは体現されていますね。」
(優さん)「体現しちゃんってんの?フフフ…。影響受けていると思ったので、選ばせてもらいました。」
Spinna B-ill & The cavemans『まっすぐに』
(優さん)「今は、Spinna B-ill & The cavemansという名前では活動されてないんですけど、このバンドがアルバムを出されていた時は、僕は大学1年生で、結構いろんなジャンルの音楽を聴きたいと思ったんですけど、レゲエというジャンルには正直あまりヒットしていなかったんです。でも、Spinna B-ill & The cavemansを友達の家でたまたま聴いた時に、なんだこれはと。僕が一番シンパシーを感じる部分って歌詞なんですけど、『まっすぐに』もよく聴くと、恋愛のことを歌っていて、最後まで聴くと、ちょっと切ない歌なんですよ。
お互いに進む方向が違うなら、その方向にまっすぐに歩いて行くほうがいい、過去の自分を忘れるために、新しい自分になったほうがいいというニュアンスの言葉が入っていたり、最終的にノスタルジックな気持ちになるんですけど、レゲエって太陽とか海とか、陽気なイメージがあるじゃないですか?その陽気な感じとSpinna B-illさんが書かれるちょっとノスタルジックな歌詞がめちゃめちゃマッチしていて、ちょっと切ない曲が多いんですよね。
この声が前向きな感じな声というか、笑顔で聴けるような声だから、いつまででも聴けちゃう。大学の時に、一番聴いていたバンドなんです。カラオケに行ったら、この曲、必ず歌うんです。」
高橋 優『ストローマン』
(平原さん)「この曲、ギターもご自分で?」
(優さん)「リフから、自分で考えました。」
(平原さん)「こういう曲って、どうやって思いつくんですか?」
(優さん)「この曲はギターリフから作りましたね。メロディーを先に書いて、これに乗っかる言葉を探して行って、歌詞を乗っけて行った感じですかね。ストローマン論法が今、流行ってるんです。」
(平原さん)「ストローマン論法?」
(優さん)「誰かひとりがインタビューを受けて、2時間ぐらい話したとするじゃないですか?その2時間の話の中で、一部、“あの人が嫌いだったこともあったんですよ”と言ったとする。その部分だけを引き抜いて、“この人はあの人のことが嫌いだったという事実がわかった”ということで、記事を書く人たちはその人が2時間しゃべったことはどうでもいいから、その一言だけを抜き出して、自分の記事にしちゃう。僕は、今、そういうことがたくさんあるような気がしたんです。今って、すごく自由で誰もが評論家みたいになっていて、記事を書けちゃうんですけど、インターネットにしろ、テレビにしろ、ラジオにしろ、よく伝わることもあるけど、時に誤解が生まれてしまうこともあって、それで傷つく人もいたり、得する人がいたりというのをちょっと引いた目線で、言われる方でも言っている方でもないところから、歌ってみたらどうなるかなと思って書いた曲です。」
さて、先週、恋愛の話ができなかったんですが、結構、俺について来い系なんですか?
「そんな感じします?」
“俺、高橋優で〜す”って感じかと。
「出た!出た!その髪をかきあげる仕草。ラジオを聴いている人たちにちゃんと説明しないと。僕、そんなに髪、かきあげないですね。ついて来いよと言わないけど、自分ができることはしたいなと思います。やって、やってというのはあまり好きじゃないんですよ。」
なるほど。例えば、料理も自分で作るよってこと?
「なんか、これもちょっと微妙なんですけど、作ってよ!って言われると、作りたくないです。」
あなたの料理、見せて!みたいな?
「何て言うんですかね…。」
ちょっと、冷静に返さないでよ!“みんなの声、聞かせて!”みたいな感じかなと。
「あ〜。それとかかっていたの?僕、“みんなの声、聞かせて!”って言いますね。ライブは解き放つ場だと解釈しているんですね。イエーイとか、ワー!って言った方がすっきりするかなという思いだったり、単純に僕がみんなの声が聞きたいだけって願望もありつつ、声を聞かせてくれって叫んだりするんですけど、ライブで解き放っている分、プライベートでは内に秘めることが多いので。」
思いも内に秘める系なんですね。
「秘めると思いますね。」
例えば、好きな人ができたら、告白するタイプ?
「めっちゃ好きだったら、告白しますよ。うわぁ。どうだろうな。平原さんはしますか?」
私はしない!だって、男性からしてほしいですよ!
「なに、その考え方!」
女性はできないよ!
「そんなことないよ。今は、女性から告白しますよ。じゃあ、一回も告白したことがない?」
はい!
「うわ〜。さすが!」
だって、言ってほしいです。それが、全女性の夢です。勝手に仲間を作っちゃいましたけど、それが理想です。好きな人に告白してもらう。
「片思いだったら?平原さんから男性のことが好きになって、その男性の気持ちがわからないということはないんですか?」
そんなのどうでもいい。自分から行動は起こさない。好きというオーラは出すかもしれないけど。内気なタイプなんで。
「じゃぁ、好きになった人が、別の女の子が好きだったら、すぐ諦めつくんですか?」
どうぞどうぞって感じですね。
「淡白な感じですね。そこでネチネチ、こっち振り向いて〜みたいにならないの?」
だって〜。その人が他の人のことが好きだったら、しょうがないっすよ。ごめんなさい。そんな経験ないかも?
「全部うまく行ってきた?!」
うまく行ってきたというか、私は音楽にかけていたね。
「なんか逃げられた気がする!ミュージシャンの人にそう言われたら、もう聞けないじゃ〜ん。じゃあ、僕も音楽に逃げたい。僕の恋人は音楽ですって。僕の場合は、うまく行った恋愛の方が少ないです。僕が好きになった女の人がいたとして、その人にはほぼ、別に好きな男性が必ずいるんですよ。ジンクスができているんですよ、自分の中で。」
でもね、素敵な人ってだいたい結婚しているんですよ。余裕のオーラがある。
「ね〜。それがまた魅力的なんだ。」
“俺、高橋優です”みたいな。
「え?僕がどこで登場する?僕は余裕ないです。結婚していないんだから!独身34歳ですから!ちょっとだけ、同い年ですね。僕、12月に35歳になりますので。34、35になって独身っていうと、周りが心配してきたりするでしょ?」
そうなんです。ファンの人から、結婚しないんですか?そろそろ、大丈夫ですか?って言われたことあります。
「僕も何度も言われています。」
でも、男性はいつでもできますよ。
「確かに。そうとも言われますね。」
あ、そろそろ、お時間らしいです。
「スナックで話した方がいいかもしれないですね。」
本当ですね。では、今度、スナックでゆっくり話しましょう。スナックで!最後に、今後の夢や目標を教えてください!
「『秋田CARAVAN MUSIC FES』というのをやらせてもらって3年目なんですけど、全13市を巡るためにあと、10年はやりたいと思っています。そのフェスはやりつつ、秋田県を音楽で盛り上げられるような自分になれたらなというのが目標です。平原さんもぜひ、『秋田CARAVAN MUSIC FES』に!」
ぜひ、呼んでください。来て来て詐欺はやめてくださいね。行く行く詐欺はしませんから。
「本当ですか?よろしくお願いします!」
「歌詞の中に高橋優さんの考え方、人生観、人を励ます時のエネルギーみたいなものが入っていると思うので、ちょっと元気がない人や、これからどうしよう?という人がこのアルバムを聴くと、自分の考えに勢いがつく、そんなアルバムだと思います。」と平原綾香さんもお気に入りの1枚です。高橋 優さんの『STARTING OVER』、まだ聴いてない方はぜひ、チェックしてくださいね。
12月から高橋 優 LIVE TOUR 2018-2019『STARTING OVER』がスタートします。詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。
皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム にゃんとむさん
「あーや、こんばんは!いつも楽しく聞いています。質問ですが、小さい時、躾をするためにお母さんが “そんなことしたら〇〇から〇〇されますよ!”とよく言うことがありますが、あーやはどんなことを言われていましたか?ちなみに私は “そんなことをしたら人から笑われますよ!”とよく言われました。子供の私は人から笑われる恐怖がイマイチわからずまったく躾になりませんでした(^^;)」
平原さん
「そうだね。笑うってすごく、ポジティブな意味だもんね。私はですね、小さい頃、平原家はマンションに住んでいたんですよね。そんな悪いことするとポンキンさんが来るよって言われていたの。うわーって泣いて、怖い、ごめんなさいって言っていました。ポンキンさんというのは、マンションにある、シーサーのことなの。今ならわかるけど、シーサーだったの。マンション全体を守っているみたいなすごく目立つところに置いてありました。シーサーの向かって右側しか置いてなかったんだけど、本当に怖い顔をしていたの。私たちにしか見えないものなのかなぐらいの勢いでポンキンのパワーが大きすぎて、何かにつけて、ポンキンさんが歩いてこっち来るよって言われていました。人から笑われるというよりも例えば、ガチャピンが来るよって言われた方が怖いかもね。え?ポンキンって何かって?わかんない!うちのパパとママに聞いてください(笑)たぶん、わかんないと言うと思う。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています!「アナタにとって○○な曲」のリクエストも大歓迎です。例えば・・・、大切な曲や癒される曲、元気が出る曲や泣ける曲、初めてCDを買った曲、カラオケで良く歌う曲、結婚式でかけたい曲など、○○に当てはまるキーワードは、何でもOKです!