森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

MESSAGE

ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

08/29ゲスト 指揮者・西本智実さん

2010/8/29 update
平原綾香さん&西本智実さん

昨日は、鎌倉音楽祭でした。とてもいいライブでした。
すてきな歌と鶴岡八幡宮から見える空や雲の色、拝殿の色。ウットリしてしまいました。
神聖な場所で歌が聴けて、本当に幸せな気分になりました。この模様は9月5日にTOKYO FMで、ヒーリング・ヴィーナスの後、19時からオンエア予定。お楽しみに。

8月はクラシック特集ということで、平原さんがカバーしたクラシック曲について、
熱く語ってきましたが、今日は、そのクラシック特集の最後にふさわしいゲストをお招きしました。
指揮者・西本智実さんです。

西本さんが指揮者になったきっかけとは?
「母がクラシックの声楽を勉強していて、おばも音楽大学でピアノを出まして、卒業後はカトリックのシスターになり、教会でオルガンで弾いております。環境もありましたね。母の影響でバレエも習っていました。コンサートもライブでいいものを聞いていたというのが大きなことかな。家に帰って、感動したものをレコードで聴いたんですけど、『いや、もっとあそこはこうだった』とか、自分の好みが出てきたのが、一番のきっかけでした。」

指揮科ではなく、作曲科に進んだのは?
「現場監督が指揮者とすれば、設計図が書けない者はだめなんじゃないかと。読む取ることも自分も書ければできるのではないかと思いました。」

西本さんが選んで下さった、クラシックベスト3です。

指揮者という仕事をしているとなかなか難しい質問だったそうですが、自分の人生の起点になった曲を選んでくださいました。

3位 バッハ 管弦楽組曲第3番 G線上のアリア
「初恋の思い出の曲です。初恋を経験した時に、この優しい曲が切なく感じたんです。」

2位 チャイコフスキー くるみ割り人形 雪の情景の場面
「情景が音楽になるっていうことに驚きました。
関西のあまり雪がないところの生まれなので、この作品のすごみがわかったのは、ロシアに留学してからだったんです。
ロシアのような大陸は風が少ないので、ちらちら降ってきた雪が、下から上へ舞っていく、瞬間が見えるんですね。
雪とダイヤモンドダストの効果。綺麗だなと思っていると、街中真っ白。
その経験をした時に、子供のころから慣れ親しんだ、この曲が流れてきましたね。」

1位 マーラー 交響曲第5番 第4楽章 アダージェット
「ヴィスコンティの映画にも使われて、とても有名な作品です。去年、ロイヤルフィルという、イギリスのオーケストラを指揮しました。この頃のマーラーの作品というのは、これまでのクラシックの伝統的な流れと相反する部分をどんどん押し出してくるんですね。歌詞はないんですが、歌のようです。
本当に美しい作品です。非常にセクシーな曲でもあります。」

TOKYO FM開局40周年記念 夢の第九コンサート in 日本武道館
2010年12月21日に開催いたします。指揮は西本智実さん

チケットは鑑賞券の他、合唱参加券もあり、リスナーの皆さんも合唱に参加できます。
詳しくはこちらをご覧下さい。クラシックに興味を持った皆さんの、ご参加をお待ちしています。

  • mixiでシェアする