STAR STORY
おじーちゃんと朝の星
R.N ことちゃん
小学校4年生の時、理科の授業で星の勉強をしてから、べランダで星空早見盤を片手に星空を眺めて夜更かしをしては祖父に怒られていました。ある日、祖父が「そんなにことちゃんが星空を見たいのなら、朝早起きをして見ればいい」と言って来たのです。「朝に星なんか見えるわけないでしょ?馬鹿だね おじーちゃんは」と私が呆れて言うと、おじーちゃんは「夜の星空よりも夜明け前の星空の方が見ていて元気になるんだ!」と言うのです。私を早く寝かせる為の口実だと思っていたのですが、次の日の朝4時におじーちゃんは私を無理矢理に起こして、クルマで近くの海岸まで連れ出して、夜明け前の星空見せてくれました。日が昇って来て、徐々に見えなくなって行く感じの星空もとても素敵でした。