本日は、 先週に引き続き8月31日に東京ガーデンテラス紀尾井町で開催された番組の公開収録の模様をお伝えします！ゲストは、モデルのNOMAさん、生物学者の福岡伸一先生です♪

先週は東京ガーデンテラス紀尾井町に生息する「苔」を見たり、私たちが住んでいる地球、生活になくてはならない自然の話で盛り上がりました☆自然といえば、福岡先生はつい先日まで中高校生と一緒に、ボルネオまで探検に行かれたとか！そこでは野生の象やオランウータン、そして元昆虫少年としてはたまらない5本のツノがはえたアトラスオオカブトやトリバネアゲハなどに遭遇できたということで大感激されたそう☆

そんな自然が大好きなお二人に、これまで印象的だった星空の思い出をお聞きすると…NOMAさんは滋賀県の信楽で行われた「火祭り」の星空☆陶器で有名な街のため、陶芸に欠かせない「火」のお祭りが毎年あるんですね。成功と安全を願い、松明に火をつけて山の中にある陶器神社まで奉納しにいくそうなんですが、そのお祭りが今年は満月と重なっていたんだそう！燃え盛る火の上に満月が浮かび、例年以上にドラマチックな景色になったとか。福岡先生もそのお話を聞き「目に浮かぶようですね」とニコニコされていました♪　福岡先生はボルネオで素敵な星空をご覧になったそうで、中には日本では見えない南十字星も。ボルネオの自然を観察するためにボートで密林の中をクルーズしていたところ、夕方で南十字星があがってきて…でもその位置が右に見えたり左に見えたり背中に見えたりしたんだとか。実は日本の川とは違いボルネオの川はうねうね蛇行しているんですね。そのため自分たちの方角が変わることで星の位置が変化したんです。「やっぱりこういうことで南十字星が方角としてのシンボルになっているんだなと実感しました」と福岡先生。

さてそんなお二人のお話にご興味が湧かれたら、NOMAさん、そして福岡先生も監修で携わられたご著書「WE EARTH〜海、微生物、緑、土、星、空、虹、７つのキーワードで知る地球のこと全部〜」がグラフィック社から出版されていますのでぜひお手に取ってみてください！

「もともと自分の暮らしの中で心身をサポートしてくれている大切な7つのエレメンツを通して、ライフスタイル本を作ろう！というところからスタートしました」とNOMAさん。ですが、紐解いていくうちに、エレメント同士の関係性が深く、また連動していて、「地球そのもののエコシステムを知って私たちのことをよく知れる地球サイエンス本を作れるのでは？」と思うようになったといいます。そこで「1番に福岡先生にご相談したい！海の章は監修していただこう！」とお願いされたんだとか☆ 福岡先生は「素晴らしい本」と大絶賛。「自然の中のことはまだまだわからないことばかり。科学者は科学のことをなんでも知っている人ではなく科学の限界を知っている人。そういう謙虚な視点で自然を見直していこうという本で、すぐに引き受けました！」ということなんですが、イラストも多くて本当にわかりやすく、小さなお子様から大人まで楽しめる内容になっていますので、よろしければぜひ☆

福岡先生は2025年に大阪で開催されるEXPO2025 大阪・関西万博のプロデューサーとして、”福岡伸一パビリオン”に向けてお忙しくされています！その名も「いのち動的平衡館」です。「私たちはどこからきてどこへいくのか？進化の流れの中からやってきて、流れの中に戻る。あらゆるものが流転しながら、一瞬自分の生命をつくるものの、分解されてあらゆる環境につながっていく…そういった様子、38億年の生命の歴史を10分でお届けしよう！」という内容になるそうなんです…☆今から本当に楽しみです！

ということであっという間にお時間になってしまいました…！当日お越しくださった方、そしてお聴きくださった方みなさんもありがとうございました♪ お楽しみいただけましたでしょうか？？またこれからも星や自然とともに毎日を楽しく過ごしていきましょう！そして来週からの放送もまたよろしくお願いいたします☆

♪ Aqua ／ 坂本龍一