STAR RECIPE
4月5日の星空情報


夜9時頃、春霞の夜空には次々と春の星座が昇ってきています。その先頭を切るように駆け上がってくるのが、しし座です。ライオンの胸に輝くのが、白い輝きの1等星の「レグルス」。レグルスは、ラテン語で「小さな王様」という意味。また、「獅子の心臓」という意味の「コル・レオニス」という呼び名もあります。ただ、レグルスの明るさは1.4等級と、全天で21個ある1等星のなかでは最も暗く、百獣の王・ライオンにしては、ずいぶん控えめな1等星です。このレグルスから上のほうに、「?」マークを裏返したような星のならびが、ライオンのたてがみにあたります。この形は、西洋の草刈り鎌の形に似ているので、「ししのおおがま(大鎌)」とも呼ばれています。夜空にしし座を見つけるときの目印にしてくださいね。