今夜も東京まちかど☆天文台をお聞き頂きまして
ありがとうございました。

今週も、谷村新司さんをお迎えしてお届けしました。

谷村さんは、上海の大学に教えに行っていた時に、
山の中の貴州省にロケへ行かれたことがあるそうです。
山の中をトラックで走り、休憩のときに車のライトを消そうということに
すると、あたりが闇に！闇の中では目の前の距離感がゼロになるのだとか。
そして、見上げると山の稜線から全部が星に！
その光景は、鳥肌モノだったそうです。

「星を観測する人は、星空の明るさだけではなく闇のほうを見る」という話を聞いてから、
篠原さんは光だけじゃなくコントラストも楽しむようになったとか。
谷村さん曰く、光の反対側の闇も楽しめるのが大人の楽しみ方だそう。
「闇」を漢字で書くと門構えの中に「音」があると谷村さん。
目には見えないけど、音は聴こえる・・・
私たちは空を見上げることで、闇も音も星も光も全部感じているんですね。

谷村さんは、本当は夜だけじゃなく昼も星は出ているのに、
それを感じないのはもったいない！とも、おっしゃっていました。
夜になると星が出るのではなく、星に言わせると「俺はずっといる」という感じ。

そして、谷村さんはDVD付シングル「Shinji Tanimura Selection THE SINGER・春
〜サクラサク〜」が発売になったばかり！
桜は日本人と切っても切れない関係の花、日本人にとって花といえば桜のこと！
花の名前の星は空にないと篠原さん。
しかし、谷村さんは、星がある宇宙は「コスモス」と一言！
星ではなく宇宙そのものが、花の名前…さすが谷村さんです。
篠原さん「そう思って山口百恵さんの歌を？」と質問したのですが
それはさだまさしさん！
間違われることが多いので、そういった時はお互い自分が作ったことにしているのだとか。

谷村さんは、季節ごとにDVD付シングルを発売予定です！
今回は春のシングル、夏には「やくそくの樹の下で」も発売が決定されていて
聞いて歌ってみると、忘れかけている懐かしいものを思い出すという曲だとか。

さらに、6／22からはコンサートツアーも控えていらっしゃいます。
「SHINJI TANIMURA CONCERT TOUR 2014地球劇場〜100年後の君に聴かせたい歌〜」
BS日テレの音楽ドキュメンタリー番組「地球劇場」に関連していて
今自分たちができたら素敵だな、と思うことをやっちゃえ！というツアーになるのだとか。
東京公演は10／3、NHKホールで開催されます！

最後に、谷村さんから「宙ガール」「宙ボーイ」へのメッセージを頂きました！
篠原さんの言った「暗いところがあるから光がわかる」は素敵な言葉！
光らせて見せてくれるのは、実は光っていないところ、
ステージに立つ人間は光る側だけど、支えてくれている人がいるから光る。みんな同じ。
それを感じながら生きると、日々幸せなことがいっぱい起こるのでは？
暗い所でも目を凝らして見ると小さな光も明るく見えるとおっしゃっていました。



★谷村新司さんの情報はこちらをチェック！

★　★　★　本日のオンエア曲　★　★　★
♪Pink Moon　／　おおはた雄一
♪サクラサク　／　谷村新司

★　★　★　宇宙ミュージアム「TENQ」オープン　★　★　★
来月７月８日（火）に東京ドームシティに宇宙ミュージアム
「TENQ」がオープンします。
こちらは、宇宙を見下ろすことができる巨大円形シアターをはじめ、
「宇宙を感動する」をコンセプトにした、
エンターテインメント性あふれる展示が盛りだくさんの空間となっています！

オープンの前日７月７日（月）に行われる
プレオープンイベントには、篠原さんも参加！
このイベントの参加者をただいま受付中です。
TENQの詳細&イベントへの参加応募はこちらをチェック！

★　★　★　星空インフォメーション　★　★　★
空がすっかり暗くなった夜8時過ぎ頃、
夜空のてっぺんに、きらりと明るく輝く、オレンジ色の星があります。
うしかい座の1等星アルクトゥルスです。

春から夏にかけ、際立って明るく輝く、存在感抜群のこの星、
日本では、麦の収穫時期に頭の真上に輝くことから、
「麦星」や「麦刈り星」と呼ばれています。
ほかにも、梅雨に入る頃に、輝きが目立つことから、
梅雨を意味する「五月雨（さみだれ）星」、
また、雨の夜と書いて「雨夜（あまい）の星」という呼び名もあるそうです。

作物の収穫の時期を教えてくれ、雨の季節も知らせてくれる・・・
暮らしに密着した大切な星だったんですね。

明日、6月21日は夏至、1年で最も夜の短いこの時期、
貴重な星空を、いつくしむように、眺めてあげたいですね。