今夜も東京まちかど☆天文台をお聞き頂きまして
ありがとうございました。

今週は、JAXA名誉教授・的川泰宣先生をお迎えしてお届けしました。

的川先生は日本初の人工衛星「おおすみ」や、あの「はやぶさ」など、
さまざまなプロジェクトで中心的な役割を担ってきた、日本の宇宙工学の草分け的存在。

先生が生まれたのはちょうど宇宙に人間が進出していく時代。
世界初の人工衛星や、人間が宇宙へ行ったりしていたので、
そういう仕事に就きたいとなんとなく憧れを持っていたのだとか。

天文学ではなく宇宙工学の道を選んだ理由は
外からやってくる光を分析したりする天文学の仕事は男の子っぽくないと思ったこと。
そして、大学時代、進路を決めるときに宇宙工学コースができたばかりで
自分が設計したロケットが宇宙に飛んで行くのは男の子らしい仕事だと思ったからだそう。

大学院で出会ったのが糸川英夫先生、この出会いが的川先生の道を決めた！
糸川先生からは何も教わらないけど、多大な影響を受けたとおっしゃっていました。
感謝の意味を込めて、日本の宇宙開発の象徴的な存在である糸川先生の名前を、
はやぶさが行った小惑星に付けたのだそうです。

糸川先生と最初にした仕事が、1970年の日本で初の人工衛星「おおすみ」。
当時は人手不足で、人工衛星の軌道を大学院生が計算していたそう。
1966年に挑戦を開始、４回うまく行かず、
５年間かけ、大学院最後の年に成功！嬉しかったそう！

毎日小学生新聞に連載中の「的川博士の銀河教室」という本を読んだ篠原さん。
惑星を説明しているページは「プールに沈めたら浮いてくるのは土星！」など、
授業を受けているように分かりやすくお好きだそう。

的川先生は、子どもと話すと反省することが多いとか。
自分の話によって星を好きになってほしいという思いがあるので、
マニアックじゃない子どもを大事にしたい！と思われているそうです。
子どもの心から出発して話すと、自然に優しい言葉で話すようになられたとか。
先生は子どもの素朴な質問がお好きだそう！

そして、来月、7月19日から開催される「宇宙博2014」では監修を担当されています！
NASAとJAXAが四つに組んで行う初めての博覧会なので魅力があるものがいっぱい！
ぜひ親子で来てほしいとおっしゃっていました。
100万人目標！ちょうど夏休みなのでぜひ足を運んでみてくださいね。

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★　★　★　本日のオンエア曲　★　★　★
♪スターライト　／　Yunchi
♪ガガーリン　／　NONA REEVES

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7月7日・七夕、メリーチョコレートでは、この日を大切な人にギフトを贈る
「サマーバレンタインデー」として、
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かわいい星型のクランチチョコレートの「シューティングスター」と
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★　★　★　星空インフォメーション　★　★　★
今日6月27日は新月。
新月は「朔（さく）」とも呼ばれ、
この日は空のどこを探しても月の姿は見あたりません。

これは、月が太陽とほぼ同じ方向にあるため。
まれに見られる「日食」は、この新月の月が、
ちょうど太陽と重なることで起こる現象なんです。

昔のこよみは、月の満ち欠けをもとに、決められていたので、
新月の日が一か月の始まりの「ついたち」となります。

「ついたち」は「月が立つ」・・・「つきたち」が変化したもの。
今日が新しい月のめぐりの始まりという意味なんですね。

太陽と一緒に西の地平線に沈んでいく見えない月を思いながら、
新しい月の始まりを感じてみるのも素敵ですね。

新月の時期は月の光がないので、星の観察にはベスト！
明日から２日目の月、三日月、と細い月が西の空に現れるように！