東京まちかど天文台

2014年10月03日

2014年10月3日のオンエアレポート


本日も「東京まちかど☆天文台」をお聞き頂きまして
ありがとうございました。

今回は国立天文台・天文情報センターの石川直美さんをお迎えしました。

石川さんは、国立天文台で天文の「普及」のお仕事に携わっていらっしゃいます。
国立天文台で開催される講演会や観望会の運営などをされています。
国立天文台の「ほしぞら情報」のイラストを描いているのは実は石川さん!
まるでプロが描いたようなイラストで
その時期に見える夜空と星の見え方を1枚の絵でわかりやすく解説されているんです。

もともとは学校の先生になりたかったという石川さん。
星にかかわるお仕事をしようと思ったのは大学のOBが兵庫にある西はりま天文台の台長で、
誘われて実習に行ったことがきっかけ。人に星を見せることの魅力を知ったのだとか。

石川さんは星空解説においてもスペシャリスト!ということで
来週水曜(8日)に迫った皆既月食についてお聞きしました。
まず皆既月食とは、太陽と地球、月が一直線になり、地球の影に月が入る現象のこと。
東京では月が昇ってくるのが、夕方5時過ぎ。
月が昇ってきて1時間ほど経った午後6時14分ごろから欠け始め
地球の影に月がすっぽり入るのが午後7時25分ごろ。

2011年に皆既月食を観察した篠原さんは、
皆既月食の瞬間だけを見るのではなく、欠けていく月が黄色から赤に変わっていく様子を
体感するのも楽しんでほしい!と語っていました。

今回の皆既月食は肉眼でも十分楽しめるけれど、
双眼鏡や望遠鏡があるとさらに面白いそう。
月が暗くなる分、まわりの星空を見たり、普段見られない月の近くにある
天王星を見つけられるかもしれませんよ!

そして、国立天文台では「皆既月食を観察しよう 2014」キャンペーンを実施中!
観測して色を報告すると石川さん作の壁紙がダウンロードできます。
☆国立天文台の「皆既月食を観察しよう 2014」キャンペーンサイトはこちら!

来週も、国立天文台・天文情報センターの石川直美さんにお話をうかがいます!


★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪見上げてごらん夜の星を/華原朋美 
♪月食/クラムボン   

★ ★ ★ 星空インフォメーション ★ ★ ★
先月9月8日の中秋の名月は 東京周辺は雨により月が見られない
「無月」となったところが多かったですね。

でも、まだもうひとつのお月見のチャンスが残っているんです。
それが、来週月曜、10月6日の「十三夜」。
十五夜のおよそ1か月後、
満月ちょっと手前の「十三日の月」を愛でる習慣です。

十五夜のお月見は中国の宮廷行事が伝わったものですが、
この十三夜のお月見は日本独自のもの。
まん丸な月だけでなく、少し欠けた月を愛でるのは
日本人独特の感性なのかもしれません。

十三夜の月は、「後(のち)の月」や、
この時期収穫される作物にちなんで
「栗名月」また「豆名月」とも呼ばれます。

そして、十三夜のお月見を楽しんだ2日後は・・・皆既月食!
来週は月が主役の「ムーン・ウィーク」となりそうですね!
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