2014年11月28日
2014年11月28日のオンエアレポート
本日も「東京まちかど☆天文台」をお聞き頂きまして
ありがとうございました。
今回はこの番組は2度目の登場となる、ACIDMAN 大木伸夫さんをお迎えしました。
収録前に篠原さんデザインの星唐草の手ぬぐいをプレゼントしたのですが、
「この渦巻きがすごい!」と大木さん。
銀河も、水の流れも、オウムガイ、DNAも渦巻き!
自然の中に自然に生まれる黄金比でできた完璧な形で、
世界の仕組みを成り立たせる形のひとつなんだそうです。
「巴(ともえ)の紋」も渦巻きを表していて、水の流れる文様。
篠原さんそのものが宇宙!?というお話に。ヒット曲もクルクルミラクル!
お釈迦様の頭の螺髪も渦巻き。仏様がみんなの幸せを考えていたら
クルクルに…あのクルクルは宇宙の真理を表している!
篠原さんが好きな仏像も、唐草模様も、宇宙もつながった瞬間でした。
ALMA望遠鏡をテーマにした曲を作っている大木さんに
今度造られるTMTという望遠鏡についてうかがってみました。
詳しくは知らないと言いつつも、TMTは目に見える「可視光」をとらえ、
ALMAは目に見えない、ゆるい電波を観測する電波望遠鏡と、2つの違いを。
宇宙がはじまった時から放たれている、ゆるい波長を観測する
と、さすがの解説!また勉強になった!と篠原さんも感激していました。
さて、11/19にはACIDMAN10枚目となるニューアルバム『有と無』が発売に!
歌詞にも天文用語が自然に出てくるとおっしゃっていて、今回のアルバムの中にも
「月」「星」「下弦」「月明かり」「銀河」…と、たくさん星にまつわる言葉が出てきます。
星を見上げた時の気持ちと、音楽を作る時の気持ちは似ていると感じていて
物悲しくなったり、盛り上がったり…言葉に出来ないあの感じ
見上げた時のグッとくる感じが、メロディーを作るとよく出てくるのだとか。
だから星にまつわる言葉を選ぶとおっしゃっていました。
言葉にならない言葉を選ぶと自然と宇宙・星・生命、大きなものになるのだそうです。
前回「イマジネーションは宇宙であり、宇宙にしか興味が無い」とおっしゃっていました。
すなわち「全て」。我々も宇宙の一部で、私たちが作った無機物もそう
全ては「個」であり、「個」と「全」は一緒と大木さん。
お寺で説法を聞いているよう!と感心している篠原さんにお布施を要求!?
息ピッタリにトークしていました。
そして、LIVE TOUR“有と無”が2015/2/6 ZeppTokyo、4/18 日本武道館で!
アルバムの世界をどっぷり。今の世界の「生きる」「死ぬ」を超えて
死後の世界にも興味があると大木さん。 言葉にするとオカルトチックだけど
自分が死ぬ時を見つめた作品、明日が見える、死さえも乗り越えられる
ような感覚になれるツアーにしたい!と意気込みを語ってくださいました。
☆ACIDMANの公式サイトはこちら!
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ When You Wish Upon A Star / SHANTI
♪ 世界が終わる夜 / ACIDMAN
★ ★ ★ 星空インフォメーション ★ ★ ★
夜7時過ぎ、東の空には、昇ったばかりの
おうし座の1等星「アルデバラン」がオレンジ色の光を放っています。
牡牛の右目に輝くこの星は
西洋では「ブルズアイ(Bull’s eye)」、牛の目とも呼ばれています。
アルデバランの周りをよく見ると、
アルファベットの「V」の字のように星が並んでいるのがわかります。
これは、地球から150光年離れたところにある
「ヒヤデス星団」と呼ばれる星の集まり。
日本ではその形がお寺にある釣鐘のように見えることから
「釣鐘星」という和名がつけられています。
また「鐘つき星」と呼ぶ地方もあるようです。