東京まちかど天文台

2016年02月12日

2016年2月12日のオンエアレポート



来週は、ももいろクローバーZの皆さんをお迎えします!
お楽しみに☆彡

今日はアーティストのagraphさんをお迎えしました。
agraphは牛尾憲輔さんによるソロユニット。
電気グルーヴや石野卓球さんをはじめとする様々なアーティストの楽曲制作、
ライブサポートを手がけ、ご自身でもアルバムを発表されています。

同じ電気グルーヴ一門ということで、お2人は大親友!
最初にお会いしたのは7、8年くらい前で
当時、agraphさんは大学を卒業したて!

agraphさんは10代の頃から電気グルーヴに憧れていて、
二十歳になってクラブに憧れだった石野卓球さんを聴きにいったら、
フロアで石野さんをたまたま見つけたのが出会い。
「ファンなんです!握手してください!あと仕事ください!」と言ったら
「じゃあ今からスタジオ来いよ」と言われ
大学で電子音楽の技術を勉強していて、色々詳しかったので
「そういう若いやつ欲しかったから一緒にアルバム作ろうぜ」と…
それが12〜13年前で、それからずっとサポートをされています。

星や宇宙がお好きなagraphさん。
忘れられないのは、5年くらい前に出演した
アメリカの西海岸のフェスティバルで見た星空。
サンフランシスコの街から車で2〜3時間の山奥で
キャンプで夜中、音も照明もなくなって、ぱっと上を見ると、
新月で月明かりもないのに、星明かりで周りが見えるほどの星と天の川が!
見上げて呆然としていたら、1人になっていしまい遭難しそうになったとか。
「星のひとつひとつの輝きに、光の速さで何万年もかかって行くと、
地球規模のものがそこにある。
それと今の自分が物理的な空間の中につながっていると思うと、身体が総毛立つ!」
と、話してくれました。

さて、3枚目となるアルバム「the shader」が2/3に発売となったばかり!
シェーダーとは、もともとはおそらくコンピューター
グラフィックスの用語で、光と影を作るプログラムのこと。
アルバムを作るときに夜中に散歩をしていたら、日が昇ってきて、
影がさすようになり、そんな光と影の関係や、
色んな粒子や波が影をなすということが
興味深いと思い、そこに着想してアルバムにしたといいます。

agraphさんの1stアルバム「a day, phases」では
“日が暮れまた明けてゆく様”を表現。
当時川沿いに住んでいて、夕焼けや夜明けが綺麗なその川沿いを
ぼーっと散歩するのがお好きだった。
誰もいないときに夕焼けをひとりで見ていて、そこに星が出てきて、
また日が反対側から昇って、という層(フェイズ)を、
曲の中にひとつひとつ折りたたんでいくように曲を作った
元々はCDを出すつもりもなく、その散歩のサントラとして作ったのだそう。

この作品を石野さんに聞かせたときのことを今でも覚えていて
朝方まで電気の曲を作っていた時に「最近作った曲を聴かせろ」と
言われて、再生ボタンを押して、怖いのでコンビニまで逃げて
戻ったら、石野さんが深刻な顔をしていて
「これが伝わらなかったらすごい怖い!」と思ったら、振り返って
「これは人に聞かせなきゃダメだよ」と言ってくれた!

そのまま知り合いのディレクターに聴かせたら「うちで出そう」と、
電気グルーヴと同じキューンソニーからアルバムを出してもらった!
その時の身震いする感じは今でも覚えている。すごい嬉しかった・・・
卓球さんのその一言があるから音楽家として頑張れるし、頑張らないとな
という気持ちにもなる。やれることは全部やろう、という気持ちだとか。

最後に、宙ガール・宙ボーイへ
「自分は宙ボーイなんだけど変わった宙ボーイのようなので、
ぜひみなさんの仲間に入れてほしい!
星を見ている時にも「the shader」が寄り添ってくれると思うので、
ぜひ聴いてほしい」とメッセージを頂きました。


★agraphさん公式サイト www.agraph.jp/

★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ そして君と星になって/大橋トリオ
♪ radial pattern/agraph

★ ★ ★ 星空インフォメーション ★ ★ ★
夜9時頃、夜空のてっぺんには、
明るい2つの星が仲良く並んでいいます。
ふたご座のお兄さん星「カストル」と、おとうと星の「ポルックス」です。

とてもよく似た明るさの星ですが、
ポルックスのほうが明るく1等星、カストルは少し暗く2等星とされています。

この仲良しの星は、日本でも「フタツボシ」や「ニボシ(二星)」と
二つを一組にした和名で呼ばれています。
また、「メガネ星」、「目玉星」など、
二つの目に見立てた呼び名もあるんですよ。

あさって、14日はバレンタイン、寒い冬の夜空でならぶ二つの星は、
恋人同士にも見えるかもしれませんね。
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