2015年03月06日
2015年3月6日のオンエアレポート
今週は仙台市天文台の学芸員・溝口 小扶里さんにお越し頂きました。
えんじ色の宇宙飛行士風の天文台ユニフォームで着てくださった溝口さん。
このユニフォームは俳優の井浦新さんがデザイン!
天文台の望遠鏡で撮影した木星、月、馬頭星雲などの写真の可愛いバッジも!
溝口さんは天文台ではプラネタリウムの解説、展示室の解説、
星を見る会で望遠鏡で星を見せたりと、多岐にわたった業務をされています。
東北のオススメ星空観測スポットは、仙台市内にある「泉ヶ岳」!
仙台駅から車で30〜40分くらいで行ける場所で、流星群の観測をしたり
山の下に雲がかかり、頂上だけ雲から抜け出る「雲抜け」と呼ばれる時は
街明かりが見えなくなり、星だけ見えるので、写真を撮るのもいいとか。
東日本大震災からもう4年・・・当日はちょうど天文台のスタッフルームに。
プラネタリウムの投影時間だったので、そこへ走っていったそう。
お客さんは無事。望遠鏡の土台が壊れたので、望遠鏡だけ半年ほどお休みし
館自体は色々チェックをして震災から一ヶ月後に開館できたんだとか!
震災前までは楽しさやワクワクを伝えることを使命に思っていたと溝口さん。
しかし、震災後は星ってそれだけじゃないと感じるように。
当時どんなふうに星を見ていたか話を聞く中で、星が誰かの支えになって
いたり、元気を出すきっかけ、逆に怖いと思う人も・・・
星には色々な見方がある、色んな思いで見てたんだな、ということを
心に刻んで話せるようになったとおっしゃいます。
最後に「宙ガール」「宙ボーイ」へのメッセージとして
星を眺める時、自分だけが見ているのではない。他で誰かが見ていたり・・・
星は人ともつながっているし、色々なものともつながっている
音楽、ファッション、写真、小説・・・
ぜひ自分なりの星の楽しみ方を見つけて、素敵な時間を過ごしてほしい!
とおっしゃっていました。
☆仙台市天文台の公式サイトはこちら
![](/cms/thumbnails/89/8939f73c6b690897ee28be4646964350.jpg)
★ ★ ★ 仙台市天文台からプレゼント ★ ★ ★
今日のゲスト仙台市天文台学芸員・溝口さんから
仙台市天文台のオリジナルグッズをプレゼント!
![](/cms/thumbnails/b8/b89af606a42548db24dd5a7cd9983cc2.jpg)
60周年記念クリアファイル、60周年記念バッジ、天体バッジを
セットにして3名3名様にプレゼントさせていただきます。
(天体バッジはどれが届くかお楽しみ!)
ご希望の方はこのサイトのメッセージフォームに
「天文台グッズ希望」、本名、ご住所、お電話番号を明記の上お送りください。
〆切…3月9日(月)到着分まで。
当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ストッキング/吉澤嘉代子
♪0の丘 ∞の空/遊佐未森
★ ★ ★ 星空インフォメーション ★ ★ ★
今日3月6日は満月。
東の空にはそろそろ丸いお月さまが昇ってくる頃です。
実は、今日の月は、今年最も小さく見える満月。
地球と月の距離は、いつも同じではなく近いときもあれば遠いときもあります。
今年2015年の満月は全部で13回。
その中で今回は地球から最も離れているため、小さく見えるんです。
「ミニマムムーン」という呼び方もあるようですね。
ちなみに、今年最も大きく見える満月は、9月28日。
見かけのサイズで、1割ほどの違いがあります。
次の満月は4月4日(土)、この日は皆既月食となります。