2016年02月26日
2016年2月26日のオンエアレポート
今日は、宇宙フリーマガジン制作団体「TELSTAR」代表
城戸彩乃さんをお迎えしました。
首都大学東京の修士課程に在籍中。
2013年に「TELSTAR」を立ち上げ、以来、年に4回発行!
近未来の宇宙開発や宇宙産業を担う中高生に向けて、
大学生が中心になって宇宙の魅力を伝えています。
年に4回、1回1万部ずつ発行している人気のフリーペーパーです。
城戸さんが宇宙に興味を持ったのは高校2年生の時。
宇宙に放置された人工衛星やロケットの残骸=スペースデブリ(宇宙ゴミ)が、
国際宇宙ステーションにぶつかりそうになり、
緊急脱出用のロシアの船に避難したというニュースがきっかけでした。
調べてみると、スペースデブリは少しずつ高度を下げていて、
一部は大気圏に突入して燃えるので流れ星ように見えることを。
今まで綺麗だと思っていた流れ星や星空が、実はゴミだらけだというのが
許せないと、工学部を目指し宇宙の道へ。
そして、現在城戸さんは、デブリをロボットアームで
つかまえる研究をされています。
海外では網を広げてキャッチする、という研究もあるそう。
有力なのは魚を刺す「銛」。
遠くから銃のようなもので撃ってデブリに刺し、引っ張って軌道を変える
…と、まるで狩りのようですね!
これまでTELSTARで反響の大きかった記事は、
5号に掲載された小惑星探査機「はやぶさ」の開発費用を、
身近なもので例えよう、と「牛丼何杯分か」で表した記事。
運用していた費用が牛丼500万杯。それは序の口打ち上げにかかる費用が3500万杯!
はやぶさに牛丼が集まっている絵。子どもが見て絵でわかるのがいい!
大学生のメンバーが、牛丼を食べながら思いついた記事で
身近なアイデアから作られています。
TELSTAR最新号では、
去年の11月末に行なった高校生向けの
「宇宙×高校生100人サミット、僕らの月面基地」というテーマで
高校生が月面基地を建てるために、いろいろな課題を解決するための
研究をしたイベントでの研究の内容を特集。
他にも、彗星や木星、地球がどういう組成なのかを擬人化して紹介したり
色んなコンテンツが盛り沢山!
最後に宙ガール・宙ボーイへ
「色々な年齢、色々な状況、色々な趣味の方がいると思うけど、きっと
私たちと同じようなものが好きだと思うので、TELSTARも必ず楽しめると思う。
ぜひウェブサイトや定期購読でご覧になってほしい!」とメッセージを頂きました。
今日の城戸さんの目もキラキラ・・その勢いでTELSTARを伝えてほしいですね!
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☆TELSTARのサイトはこちら http://spacemgz-telstar.com/
アンケートに答えると、TELSTAR本誌の内容を全部読むことができますよ。
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ オリオン通り/斉藤和義 & 浜崎貴司
♪ 空へ/山崎まさよし
★写真好き宙ガールも必見のイベント「CP+2016」!
「スターパーティ」をテーマにしたVixenのブースにも注目☆
会場:パシフィコ横浜 2/28(日)までの開催です。
☆CP+2016公式サイトはこちら http://www.cpplus.jp
★ ★ ★ 篠原ともえデザイン☆日食グラスプレゼント ★ ★ ★
![](/cms/thumbnails/4d/4ddb26e698c393c049befd4a76fa4fda.jpeg)
3月9日(水)は部分日食!日食観測を楽しむためのアイテム
「Vixen篠原ともえデザイン 和柄日食グラス」を
5名様にプレゼントします!
「日食グラス希望」、お名前、住所、連絡先を明記の上
このサイトのメッセージフォームからご応募ください。
〆切・・・3月4日(金)到着分まで。
当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。
★ ★ ★ 星空インフォメーション ★ ★ ★
東の地平線からそろそろ春の星座が昇り始める、夜8時頃、
南東の空に、赤い色の2等星がぽつりと輝いています。
うみへび座のα星、「アルファルド」です。
アラビア語で「孤独なもの」という意味のこの星、
まわりに明るい星が少ないことや、その赤い輝きから、
2等星ながら、意外にも目につきます。
うみへび座は、88ある星座の中でも最も大きな星座。
アルファルドは心臓にあたりますが、尻尾が昇るのは、なんと日付が変わる頃、
全部昇りきるのにおよそ7時間もかかる、長〜い星座なんですよ。
夜空が少しずつ春めいてくるこの時期、ゆっくりと姿をあらわすヘビの姿を
時間をかけて追ってみるのも楽しいですね。