2015年08月14日
2015年8月14日のオンエアレポート
今日は株式会社「コルク」代表取締役の佐渡島庸平さんをお迎えしました。
「宇宙兄弟」を世に送り出した宙エディターである佐渡島さんは
東京大学卒業後、講談社に入社、敏腕編集者として
「ドラゴン桜」「バガボンド」「働きマン」など数々の人気漫画をご担当。
2012年には、作家さんのエージェント会社、株式会社コルクを設立されました。
小山宙哉さんの漫画「宇宙兄弟」は、しのはらさんも大ファン!
新人漫画家だった小山さんが週刊連載を始める際、
それまでの作品に、「宙を舞っている絵」が多く
「小山さんが宇宙を舞っている絵を描いたら気持ちいいだろうな」という思いと
「大きいテーマ」がいいなということが、宇宙をテーマにした理由。
漫画の作品は編集者がたくさん取材をするので、楽しいジャンルがいいなということもあり
実際にバズ・オルドリンを始め宇宙飛行士に直接話を聞け、感動した!と佐渡島さん。
「宇宙兄弟」から宇宙が身近に感じられるようになった人も多く
空を見るようになったという声や、子どもに「ヒビト」と付けたという人も。
佐渡島さんご自身も、息子さんに「宙平」と名付けられたそう!
(お父様のお名前が「宇平」なので、2人で宇宙コンビにしたのだとか)
編集者の仕事は誰と誰を組み合わせて
いつまでにどれくらいの予算で、面白いものが出来るかを考えること。
株式会社「コルク」は、作家の頭にあるモノを
全部ファンに届ける仕事にしたいと考えていて
ムッタとヒビトがやっていることをやれるようなことをやりたいという目標も。
小山宙哉さんのファンクラブイベントで”星空を見る会”を企画しているので
実現したら「宙ガール」「宙ボーイ」に是非来てほしい!とおっしゃっていました。
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★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪蒼玉節/新居昭乃
♪Feel So Moon/ユニコーン
★ ★ ★ 星空インフォメーション ★ ★ ★
夜9時頃、夜空のてっぺんには大きな十字架の形をした
「はくちょう座」が昇っています。
翼をいっぱいに広げた白鳥のくちばしには、
「アルビレオ」という名前の3等星が輝いています。
このアルビレオ、見た目は1つの星ですが、天体望遠鏡を向けると、
黄色い星と青い星が、寄り添うように輝くペアの星であることがわかります。
2つの星は、その色の美しさから、トパーズとサファイアにたとえられ、
「天上の宝石」とも呼ばれているんですよ。
来週8月20日は、旧暦の7月7日にあたる「伝統的七夕」。
ぜひ部屋の明かりをちょっと暗くして、このアルビレオを眺めてみましょう。
まるで、天の川の両端に離ればなれになっていた織姫と彦星が、
ひと晩限りの出会いを楽しんでいる姿のように見えますよ。