東京まちかど天文台

2016年03月11日

2016年3月11日のオンエアレポート



今日は、矢井田瞳さんをお迎えしました。

人より結構空を見上げるほうと矢井田さん。
矢井田さんが、星に興味を持ったのは、
幼いころにお母様から「毎晩星空を3分見ると目が良くなる」と言われ
冬の寒い時でも日課のようにベランダから空を見ていたことがきっかけ。

今日は3月11日、東日本大震災からちょうど5年・・・
矢井田さんは「MY LIFE IS MY MESSAGE」という活動に参加。
被災地のみなさんに音楽による支援を続けていらっしゃいます。
震災が起きてしばらくは、何も出来ない自分がもどかしく悶々としていた時に
心の師匠と慕っているヒートウェイヴの山口洋さんから
「きっと僕たちができることは音楽。いつも音楽を作って届けているように
何かできることがあるのではないか」と呼びかけてもらって参加するように。
モットーは続けること。音楽を届けることで、矢井田さん自身も笑顔になれたのだそう。

さて、矢井田さんは10枚目のフルアルバム『TIME CLIP』を3/2にリリースされました!
デビュー15周年の記念に、約2年半かけてじっくり丁寧に作ったアルバム。
これまで一緒にやってきたミュージシャンと作った曲や、
未来も感じてもらえるよう新しいアレンジャーやミュージシャンとも
積極的に出会って、新しい化学反応を生み出した
カラフルな仕上がりになったと思っている!とおっしゃいます。

少しでも誰かの日常に寄り添えるような音楽が作りたいと心がけた作品。
日常がポッと幸せになったり、手を添えたりできるのがこの職業の喜び。
矢井田さんは音楽で、篠原さんはデザインで、それが嬉しい。と共感していました。

宙ガール・宙ボーイへ
「空を見上げる度にすごく遠いところまでつながっているような気がする
「TIME CLIP」を聴きながらぜひこれからも空を見上げてほしい!」
とメッセージを頂きました。

お別れにお送りしたのは、月を歌った「MOON」。
少し心が疲れている時に月を見たら、いつもよりまん丸で大きくて綺麗だった。
それが励まされているようにも、少し冷たく突き放されているようにも見え、
色々な感情が湧き出てきたものを歌にしたという曲です。
篠原さんは先に歌詞を読み、「月が大きいなぁ」と
つぶやいているように書いているのに、歌は強く、それに勇気をもらったそう。
ちょうど震災の後は満月。月を見ながら色々なことを思った。


☆矢井田瞳さんの公式サイトはこちら! 

★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ When You Wish Upon A Star/Olivia Newton-John
♪ MOON/矢井田瞳

★ ★ ★ 星空インフォメーション ★ ★ ★
夜8時頃、北東の空には春の訪れを告げる星の並び、
「北斗七星」が昇っています。

「北斗」の「斗」は「ひしゃく」という意味。
北の空に7つの星がひしゃくの形に並んでいることから、
「北・斗・七・星」と呼ばれているんです。

ひしゃくの柄(え)の先から2番目にある2等星「ミザール」をよく見ると、
すぐ近くに、小さな星がぴったりと寄り添っているのがわかります。
この4等星は「アルコル」、
アラビア語で「かすかなもの」という意味です。
目のいい人なら肉眼で2つの星を見分けることができますよ。

実際、この星は、かつてアラビアで、
視力検査に使われていた、と言われています。
日本では小さい方のアルコルを「添え星」と呼んでいたんですよ。

北斗七星が昇ってくると、いよいよ春という感じがしますね。
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