東京まちかど天文台

2012年12月28日

12月28日(金) オンエアレポート

今日も「東京まちかど☆天文台」をお聞きいただきまして
ありがとうございました。今日で仕事納めの方も
多かったのではないでしょうか?

今日の放送は、12月7日に放送予定だった
国立天文台副台長の渡部潤一先生とのお話を
特別編集してお送りしました。

今日のテーマは「2013年、注目の宙イベント」
実は2013年。天文現象的には、「不作の年」と
呼ばれており、あんまり大きなイベントが
無いのですが、その中でも注目すべき星は
春(3月中旬ぐらい)の「パンスターズ彗星」
そして、11月から12月に見える予定の
「アイソン彗星」。この二つだそうです。

ただ、「パンスターズ彗星」はちょっと条件が悪いとのこと。
日の入り後、西の地平線ギリギリに見え、すぐ沈んでしまうので、
季節の黄砂や霧の影響で、見えにくいかも知れません。
でも、11月付近の「アイソン彗星」はご期待ください。
太陽ギリギリまで近づくので氷がたくさん溶けて彗星の
尾っぽが長くなるんです。ぜひ「アイソン彗星」いかがでしょうか。

さて、渡部先生は今回「面白いほど宇宙がわかる15の言の葉」
という本を執筆されました。日常に使われている宇宙の言葉が
天文学ではどんな意味があるのかを書いた本です。
ぜひ、読んでみてください。

本日のゲストは、国立天文台の副台長 渡部潤一先生でした。



☆☆☆星空インフォメーション☆☆☆
今日12月28日は今年最後の満月。冬の月は、夏の月よりも
夜空の高いところを通り、また空が澄んでいるので、
よりピカーンと、時には青く輝いて見えたりもします。
月にはちょっと変わった、2つのクレーターがあります。
それが、うさぎの足もとにある「ティコ」と、杵を持つ
前足のあたりにある「コペルニクス」。どちらも真っ白に
輝いていて、そこから四方八方に飛び出すように白い筋が
広がっているんです。この輝く筋、「光条」と呼ばれていて
満月の前後にしか見ることができないんです!
かつて月に小さな天体が衝突してできたといわれるクレーター。
「ティコ」と「コペルニクス」は、比較的新しいクレーターで、
また、衝突のときにガラスのような物質が散らばったので、
ほかのクレーターとは違った不思議な見え方をしていると
考えられているんです。来年への願いを込めて・・・
お月様、見上げてみましょうね。

来年も「東京まちかど☆天文台」宜しくお願いします。

☆☆☆本日のオンエアリスト☆☆☆
☆星の降る夜に/GReeeeN
☆彗星/Salyu

※12月24日クリスマスイブスペシャルの
 プレゼントにたくさんの応募ありがとうございました。
 当選者は明日以降に発表予定です。
 是非チェックしてくださいね。
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