東京まちかど天文台

2013年03月08日

2013年3月8日 オンエアレポート

今週も東京まちかど☆天文台をお聞き
いただきましてありがとうございます。

今回は国立天文台の副台長・渡部潤一先生をお迎えして
今週末から観測できるとされている
「パンスターズ彗星」についてお話を伺いました。

今回の「パンスターズ彗星」なぜこんなに注目されているのか
というと久しぶりに明るい=大型の彗星だからです。
日本でこれだけ大きな彗星が見られるのはおよそ10年ぶりと
言われています。

そんな「パンスターズ彗星」、みなさん見たいですよね?
渡部先生に「パンスターズ彗星」が見られるか尋ねてみたところ
「条件さえ整えば、見られる」と言うことです。
その条件とは、日本から見るには
「日没直後(30分ぐらい)の西の空、地平線のちかく」だそうで
しかも空の条件は、「春霞」や「黄砂」で空が
霞んでいる日では無く、冬型のちょっと風が吹いて
空の透明度が良い日に見ると見えると言うことです。

3月10日から3月末まで観測できるということですので、
ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
また、渡部先生も参加されている日本天文協議会のサイトにて
「パンスターズ彗星を見つけようキャンペーン」を
実施中です。いろいろな人の観測記録などが掲載されて
いますので是非チェック&報告しましょう!

★「パンスターズ彗星を見つけようキャンペーン」のサイトはこちらから★
http://pan.astro-campaign.jp/

さて来週も渡部先生をお迎えして、「パンスターズ彗星」
観測結果報告会を行います。お楽しみに。
もし、お聞きのあなたが観測したら番組にも報告してくださいね。☆彡



★東京まちかど☆天文台からお知らせ★
国際宇宙ステーションに日本人宇宙飛行士として
歴代最長滞在を達成した星出彰彦さんの報告会が
今週土曜日、都内で行われます。

なんとこのイベントの司会を篠原さんが担当。

当日はインターネットで生中継も予定されていますので、
ぜひ、チェックしてみてください。

イベントの紹介はコチラをチェックしてください。

☆☆☆星出宇宙飛行士と話そう!〜ISS長期滞在ミッション報告会〜☆☆☆

★本日のオンエア曲★
♪89番目の星座/SING LIKE TALKING
♪彗星シロップ/ねごと

★今夜の星空インフォメーション★
すっかりあたりが暗くなった頃、
北東の空に大きな「ひしゃく」の形をした7つの星、
「北斗七星」が昇ってきます。
北極星をさがす目印としても有名なこの北斗七星は、
「北斗七星座」という星座ではなく
春を代表する星座「おおぐま座」の背中から
しっぽにかけてのほんの一部。
宵の空にあらわれる北斗七星は、
私たちに春の訪れを告げてくれる星なんです。

北斗七星が作る大きなひしゃくの柄の先から2番目に、
「ミザール」という2等星があります。
実はこの「ミザール」、すぐ近くに、もうひとつ、
ちょっと暗い星が寄り添っているんです。
視力のよい人は2つの星を見分けられるため
古く、アラビアでは、この「ミザール」で視力検査を行っていたんだそうです。

大きなひしゃくがすくったたくさんの夜空の星が
今夜もあなたの頭上に降り注ぎますように☆
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