東京まちかど天文台

2013年05月03日

2013年5月3日 オンエアレポート

今週も東京まちかど☆天文台をお聞きいただきまして
ありがとうございました。

今回お迎えしたのは、星空ファンの間では伝説的な
「宙アーティスト」として知られている
デジタルグラフィックアーティストのKAGAYAさん。

KAGAYAさんは豊富な天文知識と卓越したアートセンスで、
宇宙と神話の世界を描くアーティストさんでいらっしゃいます。
また、プラネタリウムの番組も数多く制作、
そしてtwitterなどを通して私たち宙ガールにもわかりやすく、
星空の魅力を発信してくださってもいるんです。

星が好きになったきっかけはと聞いたところ、
いつかはわからないぐらい物心がついたときから
星の図鑑を眺めるのが好きで、図鑑に載っている
星の形と夜空に見える星座の形が全く同じということに
猛烈に感動して、毎日星座を一つ一つ覚えていったそうです。
それから夏休みの自由研究で空にある88の星座をすべて
描いたそうです。

そんなKAGAYAさんの作品の源は実際に星空を見たり、
いろんなところに旅行に出かけたりして、
作品のアイディアを作っているそうです。

そして、今回スタジオにはKAGAYAさんの最新の画集
『ステラメモリーズ』を持ってきていただき、
その画集を見ながらお話を伺ったのですが・・・、
とにかく作品がすばらしい!!
その一部を、ちょい見せ。


最後に、KAGAYAさんはどんなに忙しい日でも
毎日夜空を見上げているというその理由を伺いました。
その理由は「忙しいからこそ見たい」のだそうです。
本当に仕事に根を詰めてやっていると、
今、どうしても今、目の前にあることを片付けなければと、
視野が狭くなってしまうのだそうです。
そんなときに星を見るとものすごく客観的に見ることが
できるのだそうです。そうすると自分にとって大切なこととか
とっても広い視野で星たちが自分たちのことを教えてくれるのだそうです。
だから、必ず忙しくても星を見るとのことでした。

まだまだ伺いたいお話がたくさんありますので、
来週もKAGAYAさんにお越しいただきます。



☆KAGAYAさんオフィシャルサイト

☆☆☆本日のオンエア曲☆☆☆
♪Neon Lights/Kraftwerk
♪Staralfur/SIGUR ROS

☆☆☆星空インフォメーション☆☆☆
夜9時頃、真南の空の低いところを見てみると、クシャッとした四角形の
小さな星座が見つかります。これが「からす座」です。
北斗七星のひしゃくの柄をず〜っと伸ばした「春の大曲線」の先を
探すと見つけやすいかもしれません

この「からす座」の四角形は、思いのほか目立つためか、
日本では古くから「四つ星(よつぼし)」と呼ばれています。
ほかにも、北陸・能登地方には、船に張る帆のかたちに見立てて
「帆かけ星」という呼び名も残っているそうです。

ちなみに、大きなひしゃくにたとえられることで有名な「北斗七星」にも
船の舵に見立てた「舵星」という名前もあるようです。
星は海から生まれて海に帰る、という話もあるようですが・・・。

春の空をゆったりと航海していく星の船、ぜひ見つけてみてくださいね。
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