東京まちかど天文台

2013年07月19日

2013年7月19日 オンエアレポート

今日も東京まちかど天文台にお越しいただきまして
ありがとうございました。
暑い日が続いていますが、体調崩していないでしょうか。
涼しくて晴れた夜は天体観測も良いかもしれませんね。
今週末から夏休みという学生さんもいるかも。
自由研究にいかがでしょうか?

さて、今日のゲストは、バリバリのアカデミック系「宙ガール」
東京大学特任助教の 川越 至桜 さん。

川越さんは、先週いらしてくださった高梨さんと同じく、
若き天文学者さんでありながら、私たちに天文学の魅力を教えてくれる
プロジェクト「天プラ」の中心メンバーでもいらっしゃいます。
(ちなみに川越さんは昔、シノラーの格好をしていたということで
 念願の対面でした。)
ちなみに、川越さんは天文学の中で「星の一生」
その中でも「星の輪廻」を研究されているそうです。

そして、この分野を研究しようと思ったきっかけは、
星が死ぬと言うことは、次の星の材料になる
バラバラになった星のかけらがまた結集して、
輝き、また爆発してバラバラになっていく。
この動きにとても興味をもって研究するようになったそうです。

そんな川越先生からお知らせがあります。
7月26日(金)六本木ヒルズの屋上にて晴れていれば天体観望会を
行います。この日は土星と春の星座・夏の星座の共演がありそうです。
ぜひ参加してみて下さい。



今週のゲストは、東京大学特任助教の川越至桜さんでした。

★★★本日のオンエア曲★★★
♪それぞれの夜/竹内まりや
♪ペテルギウス/コブクロ

★★★星空インフォメーション★★★
夜8時頃、東の空に大きく、「夏の大三角」が昇っています。
その頂点でひときわ明るく輝くのが
七夕の「織り姫星」としても有名な
「こと座」の1等星「ベガ」です。

「ベガ」は地球から見える全ての1等星の中で、5番目に明るい星です。
真っ白でキラキラとしたそれは、まさに織り姫星にふさわしい輝きです。。

「ベガ」とはアラビア語で「落ちるワシ」という意味。
こと座の形が羽をたたんで急降下するワシに似ていることから
このように呼ばれているんです。

ちなみに彦星としてお馴染みの「わし座」の1等星
「アルタイル」は、「飛ぶワシ」という意味のアラビア語。
どちらも仲良くワシという意味を持つ星だったんですね。

そしてこのベガ、1万2000年後には、
北極星として北の方角を示す星になることがわかっているんです。

北極星の過去・現在・未来に自分を重ねて
星空のタイムマシンを想像するとロマンチックかもしれません。
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