2013年10月11日
2013年10月11日 オンエアレポート
今週もまちかど天文台をお聞き頂きまして
ありがとうございました。
先週からまちかど天文台ポッドキャスト配信もスタート。
あなたのお好きな時間にまちかど天文台をお聞きください。
さて、今週のゲストは先週に引き続き国立天文台の
小野智子さんをお迎えして、秋の天体「月」を
テーマにお話しを進めてきました。
月と言えば、一番見つけやすい天体ですよね。
肉眼でもすぐに見つけられますし、
望遠鏡で覗けば、面白い形のクレーターなど
まだまだ発見がある不思議な天体です。
そんな月は今月「十三夜」があります。
十三夜は先月の「中秋の名月」に続く、
美しい月とされています。
昔の人はこの十三夜でもお月見したそうです。
また秋はどんどん月の出る時間が遅くなると言うことで
「立待月」「居待月」「寝待月」と素敵な名前がいっぱいあります。
ぜひ、秋の月ライフ、楽しみにしてください。
最後に小野さんから直に☆のお話しを聞きたいと言う人に
お知らせです。
11月11日(月)夜、渋谷のカルチャーワークスにて、
「渋谷で星空散歩♪ワークショップ」を開催します。
是非、参加してみてください。
小野智子さん、2週にわたりありがとうございました。
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☆ ☆ ☆ 今週のオンエア曲 ☆ ☆ ☆
♪ジャコビニ彗星の夜/松任谷由実
♪月とあの子/けもの
☆ ☆ ☆ 星空インフォメーション ☆ ☆ ☆
夜9時頃、南の空低くに、ぽつりと輝く1等星があります。
みなみのうお座の「フォーマルハウト」です。
魚の形をした星座の口の部分に輝く「フォーマルハウト」は、
そのままずばり「魚の口」という意味。
上にある「みずがめ座」の少年「ガニメーデス」が持つ
水がめからこぼれる水を、この魚の口が受け止めているんです。
あまり明るい星がなく、ちょっと寂しい印象の秋の空。
そんな秋の南の空でただ一つ輝く1等星、フォーマルハウト。
そのため日本では「秋星」または「秋の一つ星」、
「南の一つ星」などと呼ばれてきました。
ちなみに、このフォーマルハウトの周りには
無数の塵でできた環が見つかっています。
この環の中には小さな惑星が存在すると考えられているんです。
ぜひ秋の空の一つ星、見つけてみてください。