今夜も東京まちかど☆天文台をお聞き頂きまして
ありがとうございました。

今週は、谷村新司さんをお迎えしてお届けしました。

谷村さんは、物心ついた頃からいつも空を見ていた宙ボーイ！
歩きながらも見ていたので、よく電柱にぶつかったりしていたのだそう。
小学校１年生くらいの頃、夜中家を抜けだして近所の公園の滑り台に
寝そべって空を見ていたことも。
よくわからないけど呼ばれている感覚があり、 ご自身の中でもクエスチョンだったのですが
なぜ空を見上げているか、分かり始めてから歌を作るようになったのだそうです。
歌の中にも星がよく出てくるのは、谷村さんの中では星空と歌がリンクしているから。

そして、谷村さんといえば「昴」！
なぜ「さらば」なのかと、ご自分で作りながらも長年の疑問だったそう。
感覚で作るので、書いたものが自分で謎なことも多いのだとか。
ですが、気持ちよく歌うのが大事なので、
歌う人はあまり考えなくてOK！とおっしゃっていました。

DVD付シングル「Shinji Tanimura Selection THE SINGER・春
　〜サクラサク〜」が発売になったばかりの谷村さん。
この曲は去年作ったもので、今年、国立劇場で桜の時にライブが出来た記念でもあるのとか。
春・夏・秋・冬と季節ごとに曲を変え、DVDとともに４バージョン作っていく予定だそうです。
ジャケットにも桜が描かれていますが、桜の花は見る人によって何色か見え方が違うということで
このジャケットはブルーがかった色になっています。

谷村さんは、国立劇場の「花道」を歩きながら、
「生まれた時は祝福されて花に包まれるけれど、生まれてきた自分は知らない。
そして、命が終わった時も花に埋もれるけど、自分の意識はない」と思ったそう。
その時「この道を、何で花道と言うのか？」と考え、気付いたのが
生まれて命が終わっていく「花の道」。それが、人が生きているということ！
そんな思いも込めて作ったDVD付シングル
国立劇場のライブの模様が収録されたDVDも。
「花でいこう！」と思いついた谷村さんが見られるかも？

星や花、自然とつながっている谷村さんの言葉は心地いい！と篠原さん。
ネイチャー・ボーイで宙ボーイ！の谷村さんには、来週もたっぷりお話を伺います。


★　★　★　本日のオンエア曲　★　★　★
♪満月に吠えろ　／　チャットモンチー
♪サクラサク　／　谷村新司

★　★　★　自然写真家・高砂淳二さん写真展のお知らせ　★　★　★
新宿コニカミノルタプラザにて、
自然写真家・高砂淳二さんの写真展が開催されています。
真っ暗な会場に、宇宙を感じる５０点の作品を展示。
４Ｋの大きく美しいモニターで、銀河の動き、湖面に映るオーロラ、
モアイ像と宇宙など、世界の夜空が鑑賞できる
タイムラプス映像コーナーもあります。
期間：６月２４日（火）まで。入場無料。
★詳細はこちらをチェック！


★　★　★　星空インフォメーション　★　★　★
今日はちょっと趣向を変えて、昼の空のインフォメーションです。

梅雨に入り、今は全国的に雨の季節。
この時期は、澄み切った星空とはまた違った、
空からの贈り物、美しい七色のアーチ、「虹」を楽しめます。

虹は、空気中の雨粒が太陽の光を七色に分け、
空に大きなアーチとして投影する現象。
現れるのは、夏なら朝か夕方。太陽の高さが比較的低い位置にあるときです。

雨の降り始めや、雨が上がる頃に、日が差してきたら、
またお天気雨のときは、虹に出会うチャンスです。
太陽の方向に背を向けて反対側の低い空を見渡すのが、見つけるコツですよ。

激しい夕立の後などは、虹の外側に、もう一つ虹がかかることがあります。
これは「ダブルレインボー」と呼ばれ、幸運のしるしなんだそうです。

さらに、月の光で虹が作られることもあります。
月の虹「ムーンボウ」が見られるのは、月が明るい満月の頃だけ。
これもまた「幸せを呼ぶ」とされる、とっても珍しい現象です。