2022年01月01日
2022年1月1日 ゲスト☆渡部潤一先生
本日のOAの模様はradikoのこちら
公式ツイッターはこちら
＃プラカフェ でご感想お待ちしております！
★ ★ ★最近の星ニュース ★ ★ ★
あけましておめでとうございます！
１年の始まりにお送りする「プラネタリー☆カフェ」ですね。
もしかしたら初詣を終えて聞いてくださっている方も
いらっしゃるでしょうか・・・？
篠原さんも毎年初詣に行かれるそうで、
その際に夜星を眺めることも続けていらっしゃるんだとか！
実はこの番組は
2012年にスタートしているので10周年☆
「今年もこの番組を通じ、星好きな数多くの方にお会いしたい！」
と抱負を語られた篠原さんです・・・♪
リスナーのみなさん、どうぞ今年もよろしくお願いいたします☆
★ ★ ★ ★ ★ ★
さて今夜のスターゲストは、先週に引き続き
国立天文台副台長の渡部潤一先生です！
先週は2021年の天文ニュースについて
振り返っていただきましたが、今夜は
気になる今年の天文ニュースについて
お聞きしていきたいと思います！
まず何より注目したいのは、GWあたりの惑星たち☆
4月から5月にかけての明け方の東の空で、
惑星の大集合があり、なんと水星をのぞいた
月火木金土が近づくそう☆
例えば4月5日には、火星と土星が肉眼でもわかるくらい大接近。
5月1日には金星と木星が二つ並んで見えるほど大接近！
金星と木星は１番目と２番めに明るい惑星ですし、
双眼鏡などで眺めても同じレンズの中に
入るくらい近づくとのこと。
また5月末には木星と火星も大接近・・・などなど
にぎやかになりそうですね！
太陽が出る１時間前くらいが１番条件がいいかも、
ということなので
夜更かし・もしくは早起きしてみましょうか！？
そしてその頃、渡部先生が個人的に
気になっているニュースもあるそうで・・・？
それが、5月末にアメリカでの出現を期待している流星群☆
こちらは2006年くらいに、ほうき星が分裂してから
ずっと追いかけてこられたものだそう！！
日本ではまったく見えないそうですが、研究テーマとして
予測し、それが実際に出るか確認したい！という
研究者魂なんだそうです・・・♪
ちなみにこれまで予測して見えなかったことは？
とお聞きすると
「むしろそっちの方が多いかも」。
でも「わからないからこそ、面白い！」と渡部先生。
こういった探究心が新しい世界を
切り開かれていくんでしょうね・・・♪♪
さらに、実は今年後半にも大きな天文ニュースがあるんです！
それが11月8日に起こる「天王星食」。
皆既月食と同時に、天王星が月に隠される現象のことだそう☆
そもそも天王星はふだんなかなか見えない存在なんですが、
月が暗くなるおかげでこの時はよく見えるようになるとか！
渡部先生も「少なくとも今世紀中はもう見ることができない。
もしかしたら人類史上初めてでは？
聞いた瞬間、嘘じゃないかと思った(笑)」
とおっしゃるほど、とても珍しい現象なんです！！
今回は、日本でも双眼鏡を使えば見える可能性があるということで
学生のみなさんの、自由研究にもおすすめです♪
最後に、先生がこれから取り組まれたいことをお聞きすると・・・？
太陽系最果てにある、彗星がやってくる巣
「オールトの雲」を捉えたいとのこと！
そして長い目で見ると・・・
そもそも先生の研究はチームで取り組むものですが、
そのチームというものは２つあるということなんです。
１つは、今この時を一緒に過ごしているメンバー。
ただどうしても一生の間に起こる天文現象は
限られているため、
２つめの「時間軸で組むチーム」というのもあるそうなんです。
例えば400年前、カッシーニという天文学者がいました。
その方は木星のスケッチを残していて、
（当時はきっとそれが何かわからなかったと思うのですが）
今では天体がぶつかった跡だとわかっています。
また、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての歌人
「藤原定家」は明月記の中で、超新星のことや
彗星のことを書いているんです！
そうやって、今はわからないことでも記録をして
後世の人に伝えて行くことで、いつかわかるかもしれない・・・
天文学は、数年から数十年かけて
１つの論を作るくらいの作業なので、
そうして世代間をつないで１つの事柄を発見していく・・・
それが「時間軸のチーム」なんだとか！
なんだかとってもロマンです・・・☆
ということで、２週にわたってたっぷりと
渡部先生にお話を伺いました！
渡部先生のご著書「古代文明と星空の謎」も
ぜひチェックしてみてくださいね♪
素敵なお話、本当に本当にありがとうございました！
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ ベテルギウス / 優里
♪ ALMA / ACIDMAN
★ ★ ★ プレゼント情報 ★ ★ ★
東京ガーデンテラス紀尾井町内の店舗で使える商品お引換券
３０００円分と星座早見盤を毎月20名様にプレゼントいたします。
ご希望の方は東京プラネタリーカフェのサイトにある
「メッセージはこちら」から、必要事項と、
「商品お引換券希望」と書いてご応募ください。
当選者の発表はプレゼントの発送を持って返させていただきます。
たくさんのご応募お待ちしております！
現在「KIOI WINTER」と題し、
約40万球にもなるシャンパンゴールドの
温かい光のイルミネーションが施設を包みこみます。
1月23日には、4階カンファレンスにて
「ニューイヤーコンサート」を開催。
演奏は例年通り、東京藝術大学出身の実力派たちによる
この日限りのアンサンブル。
新型コロナウイルス感染予防対策に十分に配慮した、
ゆとりある指定席で心飽きなく新春のひとときをお楽しみください。
また商業エリアでは、この時期にしか
味わうことのできない冬限定メニューを数多く取り揃えております。
イルミネーションを巡る冬の散歩の後は、
ぜひお食事をお楽しみください。
詳しくは東京ガーデンテラス紀尾井町の
ホームページを確認してください。
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
2022年が始まりましたね。今年のスターパーティは
流星ウォッチからスタートしてみませんか。
8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群に並び
「三大流星群」とされているのが
1月の「しぶんぎ座流星群」。
ペルセウス座流星群やふたご座流星群に比べると
流星がたくさん流れる期間が短く、
年によって流星があらわれる数に大きく差があることが特徴です。
しぶんぎ座流星群の流れ星がもっとも多くなるのが、
1月4日の明け方と予想されています。
今年は1月3日が新月で、月明かりがないため
とてもよい条件で見られそうで、
1時間に30個くらい観察できそうです。
1月5日が二十四節気の「小寒」で、寒の入りとなる時期。
1年で最も寒い季節ですから、寒さ対策をしっかりして
新年の空に飛ぶ流れ星を眺めてみてはいかがですか？
公式ツイッターはこちら
＃プラカフェ でご感想お待ちしております！
★ ★ ★最近の星ニュース ★ ★ ★
あけましておめでとうございます！
１年の始まりにお送りする「プラネタリー☆カフェ」ですね。
もしかしたら初詣を終えて聞いてくださっている方も
いらっしゃるでしょうか・・・？
篠原さんも毎年初詣に行かれるそうで、
その際に夜星を眺めることも続けていらっしゃるんだとか！
実はこの番組は
2012年にスタートしているので10周年☆
「今年もこの番組を通じ、星好きな数多くの方にお会いしたい！」
と抱負を語られた篠原さんです・・・♪
リスナーのみなさん、どうぞ今年もよろしくお願いいたします☆
★ ★ ★ ★ ★ ★
さて今夜のスターゲストは、先週に引き続き
国立天文台副台長の渡部潤一先生です！
先週は2021年の天文ニュースについて
振り返っていただきましたが、今夜は
気になる今年の天文ニュースについて
お聞きしていきたいと思います！
まず何より注目したいのは、GWあたりの惑星たち☆
4月から5月にかけての明け方の東の空で、
惑星の大集合があり、なんと水星をのぞいた
月火木金土が近づくそう☆
例えば4月5日には、火星と土星が肉眼でもわかるくらい大接近。
5月1日には金星と木星が二つ並んで見えるほど大接近！
金星と木星は１番目と２番めに明るい惑星ですし、
双眼鏡などで眺めても同じレンズの中に
入るくらい近づくとのこと。
また5月末には木星と火星も大接近・・・などなど
にぎやかになりそうですね！
太陽が出る１時間前くらいが１番条件がいいかも、
ということなので
夜更かし・もしくは早起きしてみましょうか！？
そしてその頃、渡部先生が個人的に
気になっているニュースもあるそうで・・・？
それが、5月末にアメリカでの出現を期待している流星群☆
こちらは2006年くらいに、ほうき星が分裂してから
ずっと追いかけてこられたものだそう！！
日本ではまったく見えないそうですが、研究テーマとして
予測し、それが実際に出るか確認したい！という
研究者魂なんだそうです・・・♪
ちなみにこれまで予測して見えなかったことは？
とお聞きすると
「むしろそっちの方が多いかも」。
でも「わからないからこそ、面白い！」と渡部先生。
こういった探究心が新しい世界を
切り開かれていくんでしょうね・・・♪♪
さらに、実は今年後半にも大きな天文ニュースがあるんです！
それが11月8日に起こる「天王星食」。
皆既月食と同時に、天王星が月に隠される現象のことだそう☆
そもそも天王星はふだんなかなか見えない存在なんですが、
月が暗くなるおかげでこの時はよく見えるようになるとか！
渡部先生も「少なくとも今世紀中はもう見ることができない。
もしかしたら人類史上初めてでは？
聞いた瞬間、嘘じゃないかと思った(笑)」
とおっしゃるほど、とても珍しい現象なんです！！
今回は、日本でも双眼鏡を使えば見える可能性があるということで
学生のみなさんの、自由研究にもおすすめです♪
最後に、先生がこれから取り組まれたいことをお聞きすると・・・？
太陽系最果てにある、彗星がやってくる巣
「オールトの雲」を捉えたいとのこと！
そして長い目で見ると・・・
そもそも先生の研究はチームで取り組むものですが、
そのチームというものは２つあるということなんです。
１つは、今この時を一緒に過ごしているメンバー。
ただどうしても一生の間に起こる天文現象は
限られているため、
２つめの「時間軸で組むチーム」というのもあるそうなんです。
例えば400年前、カッシーニという天文学者がいました。
その方は木星のスケッチを残していて、
（当時はきっとそれが何かわからなかったと思うのですが）
今では天体がぶつかった跡だとわかっています。
また、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての歌人
「藤原定家」は明月記の中で、超新星のことや
彗星のことを書いているんです！
そうやって、今はわからないことでも記録をして
後世の人に伝えて行くことで、いつかわかるかもしれない・・・
天文学は、数年から数十年かけて
１つの論を作るくらいの作業なので、
そうして世代間をつないで１つの事柄を発見していく・・・
それが「時間軸のチーム」なんだとか！
なんだかとってもロマンです・・・☆
ということで、２週にわたってたっぷりと
渡部先生にお話を伺いました！
渡部先生のご著書「古代文明と星空の謎」も
ぜひチェックしてみてくださいね♪
素敵なお話、本当に本当にありがとうございました！
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ ベテルギウス / 優里
♪ ALMA / ACIDMAN
★ ★ ★ プレゼント情報 ★ ★ ★
東京ガーデンテラス紀尾井町内の店舗で使える商品お引換券
３０００円分と星座早見盤を毎月20名様にプレゼントいたします。
ご希望の方は東京プラネタリーカフェのサイトにある
「メッセージはこちら」から、必要事項と、
「商品お引換券希望」と書いてご応募ください。
当選者の発表はプレゼントの発送を持って返させていただきます。
たくさんのご応募お待ちしております！
現在「KIOI WINTER」と題し、
約40万球にもなるシャンパンゴールドの
温かい光のイルミネーションが施設を包みこみます。
1月23日には、4階カンファレンスにて
「ニューイヤーコンサート」を開催。
演奏は例年通り、東京藝術大学出身の実力派たちによる
この日限りのアンサンブル。
新型コロナウイルス感染予防対策に十分に配慮した、
ゆとりある指定席で心飽きなく新春のひとときをお楽しみください。
また商業エリアでは、この時期にしか
味わうことのできない冬限定メニューを数多く取り揃えております。
イルミネーションを巡る冬の散歩の後は、
ぜひお食事をお楽しみください。
詳しくは東京ガーデンテラス紀尾井町の
ホームページを確認してください。
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
2022年が始まりましたね。今年のスターパーティは
流星ウォッチからスタートしてみませんか。
8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群に並び
「三大流星群」とされているのが
1月の「しぶんぎ座流星群」。
ペルセウス座流星群やふたご座流星群に比べると
流星がたくさん流れる期間が短く、
年によって流星があらわれる数に大きく差があることが特徴です。
しぶんぎ座流星群の流れ星がもっとも多くなるのが、
1月4日の明け方と予想されています。
今年は1月3日が新月で、月明かりがないため
とてもよい条件で見られそうで、
1時間に30個くらい観察できそうです。
1月5日が二十四節気の「小寒」で、寒の入りとなる時期。
1年で最も寒い季節ですから、寒さ対策をしっかりして
新年の空に飛ぶ流れ星を眺めてみてはいかがですか？
