2023年01月07日
2023年1月7日 ゲスト☆渡部潤一先生(国立天文台)
本日のOAの模様はradikoのこちら
公式ツイッターはこちら
#プラカフェ でご感想お待ちしております!
★ ★ ★最近の星ニュース ★ ★ ★
2023年最初の放送です。
みなさんあけましておめでとうございます!
お正月休みは、ゆっくり星を眺められましたか??
日本にはたくさん星が美しく見える場所が
ありますが、中でも星空の世界遺産と言われている
「星空保護区」に認定されている地域は、お墨付き!
現在は岡山県の美星町、東京の離島・神津島、
そして沖縄の西表石垣国立公園の3カ所です☆
そしてその「星空保護区」になろうと、
取り組まれているのがこちらも豊かな自然が囲まれた、
福井県の大野市です。
以前、日本一星空がきれいと認定されたことのある
「六呂師高原」や、天空の城としても有名な
「越前大野城」など、星空スポットはたくさん!
機会がありましたらぜひ訪れてみてくださいね。
★ ★ ★ ★ ★ ★
さて2023年最初のゲストは、
国立天文台上席教授・渡部潤一先生です!
先生には毎年、年末年始にご登場いただき、
様々な天文ニュースを伺っていますが…
まずは少し前、2022年11月の
「皆既月食」と「天王星食」のお話をお聞きしました!
ちょうど去年の今頃、渡部先生に教えていただいた
ビッグニュースだったんですよね♪
当日は渡部先生も国立天文台のYouTubeチャンネルで
生配信されていて、とても感激されたとか☆
じわじわと隠れていくということは他の恒星と違って
「面積を持っているんだなぁ」と感じられたそう!
190万人以上が視聴された
国立天文台のYouTubeチャンネルでは
「ダイジェスト版」もアップされていますので、
見逃してしまったという方はこちらからどうぞ♪
ちなみに、今回の皆既月食を機に
もっと天体観測をしてみたくなった方には
国立天文台がプロデュースした
天体望遠鏡キットもおすすめです!
こちらの望遠鏡の特徴は
教育現場でも活用できる性能と低価格を両立したところ。
これまでの組み立て望遠鏡では難しかった
「金星の満ち欠け」や「土星の環」の観察も可能で、
低倍率(16倍)と高倍率(66倍)の2つの倍率で
観察できちゃうんです!
付属のガイドリングを使えばスマートフォンでの撮影も♪
お値段は税込5280円なので、入門として
プレゼントとしてもいいのではないでしょうか!
また皆既月食の他にも、2022年に渡部先生が
注目された出来事やニュースというと…?
ハッブル宇宙望遠鏡の後継機、
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が
本格的に運用され始めたこと!
すでに多くの画像が届いていますが、今年はさらに期待できますね☆
篠原さんが「本当に色がきれいですよね〜!」とお伝えすると
「あの色はだいぶ着色が…」と渡部先生のツッコミが(笑)
そうだったんですね…でも美しさはきっと変わらないはずです!!
そしてまた大きな話題になったのが、
月探査をめざす「アルテミス計画」。
13年ぶりの募集となった日本人宇宙飛行士も、
まもなく決定される予定ですが…
アポロ計画の月探査以降、有人では
50年以上行われていなかったものの
「ようやく地に足ついた探査が始まるのかな!」と渡部先生♪
月には太陽系の歴史が刻まれているものの、
まだまだ解明できていないことがたくさんあるそうで
謎がとかれていくことや、日本人宇宙飛行士が
降り立つかもと思うとワクワクされるそう…☆
探査といえば、去年は小惑星探査機
「はやぶさ2」が回収した小惑星「リュウグウ」の
サンプルもニュースになっていましたね!
これは本当に驚くべきことだったそうで
まったく想定外だった炭酸水も発見され
これからどんな結果が分析されていくのか、楽しみだそう!
先生いわく、リュウグウは「大当たりだったかも」。
サンプルを隕石と比べたらCIコンドライトという
種類の隕石と似ていると言われてびっくりされたそう。
CIコンドライトとは、炭素が多い隕石の一種で、
7万個も隕石をサンプルしている中で、たった9個しか
見つかっていないんだとか…!
とにかく希少種にあたったということなんですね☆
アメリカも近々持ち帰る予定だそうですが、
そうなったらまたさらに比較して研究が進みそうですね…♪
ということでニュースが盛りだくさんだった2022年。
来週はいよいよ今年2023年について伺いますよ!
お楽しみに☆
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ ここにある地球 / 矢野顕子・野口聡一
♪ シリウス / ケイスケサカモト
★ ★ ★ プレゼント情報など ★ ★ ★
東京ガーデンテラス紀尾井町内の店舗で使える商品お引換券
3000円分と星座早見盤を毎月10名様にプレゼントいたします。
ご希望の方は東京プラネタリーカフェのサイトにある
「メッセージはこちら」から、必要事項と、
「商品お引換券希望」と書いてご応募ください。
当選者の発表はプレゼントの発送を持って返させていただきます。
たくさんのご応募お待ちしております!
「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、江戸時代、当地に屋敷を構えた、
紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家に由来する由緒正しい歴史と、
国際都市 東京の中心という顔を持つ
「東京・紀尾井町」に位置する 複合市街地です。
商業エリアでは、カフェ、レストランが充実し、気軽なランチから
特別な食事や接待、記念日など、様々なシーンでご利用いただけます。
また、3Fの「空の広場」からは、大きく開けた南の空を望むことができ、
都心にいながら「星が見られるスポット」としても、おすすめです。
詳しくは東京ガーデンテラス紀尾井町のホームページを確認してください。
さらに現在募集中の星空エッセイですが、大変ご好評につき、
締め切りを延長し、来年2月20日まで募集しています。
3月はこれまでの作品から番組がセレクトした
スター☆エッセイを4週に渡り振り返る予定です。
みなさんのご応募、お待ちしております。
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜9時頃、南東の空を見あげると、
まるい月が明るく夜空を照らしています。
明日は今年初めての満月です。
でもその月明かりに負けないくらい
ぎらぎらと輝く青白い星が、南東の空に昇っています。
それが、おおいぬ座の1等星「シリウス」です。
シリウスの明るさはおよそマイナス1.5等級。
全天で21個ある1等星の中で最も明るい星なんです。
「シリウス」はギリシャ語で
「焼き焦がすもの」という意味。
夏至の頃に太陽とともに地平線から昇り、
太陽と一緒になって暑い夏をもたらすとされました。
また古代エジプトでは、
シリウスが太陽と一緒に昇ってくる季節に、
ナイル川の氾濫が起こっていたために
シリウスをナイル川の氾濫を予告する星として
「ナイルの星」と呼んでいたそうです。
シリウスは、季節と自然、そして人間との関わりを
知らせてくれる大切な星だったんですね。
これから1年で最も寒さが厳しい季節です。
寒さ対策をしっかりして、今年もフレッシュな
気持ちで星空を見上げましょうね。
公式ツイッターはこちら
#プラカフェ でご感想お待ちしております!
★ ★ ★最近の星ニュース ★ ★ ★
2023年最初の放送です。
みなさんあけましておめでとうございます!
お正月休みは、ゆっくり星を眺められましたか??
日本にはたくさん星が美しく見える場所が
ありますが、中でも星空の世界遺産と言われている
「星空保護区」に認定されている地域は、お墨付き!
現在は岡山県の美星町、東京の離島・神津島、
そして沖縄の西表石垣国立公園の3カ所です☆
そしてその「星空保護区」になろうと、
取り組まれているのがこちらも豊かな自然が囲まれた、
福井県の大野市です。
以前、日本一星空がきれいと認定されたことのある
「六呂師高原」や、天空の城としても有名な
「越前大野城」など、星空スポットはたくさん!
機会がありましたらぜひ訪れてみてくださいね。
★ ★ ★ ★ ★ ★
さて2023年最初のゲストは、
国立天文台上席教授・渡部潤一先生です!
先生には毎年、年末年始にご登場いただき、
様々な天文ニュースを伺っていますが…
まずは少し前、2022年11月の
「皆既月食」と「天王星食」のお話をお聞きしました!
ちょうど去年の今頃、渡部先生に教えていただいた
ビッグニュースだったんですよね♪
当日は渡部先生も国立天文台のYouTubeチャンネルで
生配信されていて、とても感激されたとか☆
じわじわと隠れていくということは他の恒星と違って
「面積を持っているんだなぁ」と感じられたそう!
190万人以上が視聴された
国立天文台のYouTubeチャンネルでは
「ダイジェスト版」もアップされていますので、
見逃してしまったという方はこちらからどうぞ♪
ちなみに、今回の皆既月食を機に
もっと天体観測をしてみたくなった方には
国立天文台がプロデュースした
天体望遠鏡キットもおすすめです!
こちらの望遠鏡の特徴は
教育現場でも活用できる性能と低価格を両立したところ。
これまでの組み立て望遠鏡では難しかった
「金星の満ち欠け」や「土星の環」の観察も可能で、
低倍率(16倍)と高倍率(66倍)の2つの倍率で
観察できちゃうんです!
付属のガイドリングを使えばスマートフォンでの撮影も♪
お値段は税込5280円なので、入門として
プレゼントとしてもいいのではないでしょうか!
また皆既月食の他にも、2022年に渡部先生が
注目された出来事やニュースというと…?
ハッブル宇宙望遠鏡の後継機、
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が
本格的に運用され始めたこと!
すでに多くの画像が届いていますが、今年はさらに期待できますね☆
篠原さんが「本当に色がきれいですよね〜!」とお伝えすると
「あの色はだいぶ着色が…」と渡部先生のツッコミが(笑)
そうだったんですね…でも美しさはきっと変わらないはずです!!
そしてまた大きな話題になったのが、
月探査をめざす「アルテミス計画」。
13年ぶりの募集となった日本人宇宙飛行士も、
まもなく決定される予定ですが…
アポロ計画の月探査以降、有人では
50年以上行われていなかったものの
「ようやく地に足ついた探査が始まるのかな!」と渡部先生♪
月には太陽系の歴史が刻まれているものの、
まだまだ解明できていないことがたくさんあるそうで
謎がとかれていくことや、日本人宇宙飛行士が
降り立つかもと思うとワクワクされるそう…☆
探査といえば、去年は小惑星探査機
「はやぶさ2」が回収した小惑星「リュウグウ」の
サンプルもニュースになっていましたね!
これは本当に驚くべきことだったそうで
まったく想定外だった炭酸水も発見され
これからどんな結果が分析されていくのか、楽しみだそう!
先生いわく、リュウグウは「大当たりだったかも」。
サンプルを隕石と比べたらCIコンドライトという
種類の隕石と似ていると言われてびっくりされたそう。
CIコンドライトとは、炭素が多い隕石の一種で、
7万個も隕石をサンプルしている中で、たった9個しか
見つかっていないんだとか…!
とにかく希少種にあたったということなんですね☆
アメリカも近々持ち帰る予定だそうですが、
そうなったらまたさらに比較して研究が進みそうですね…♪
ということでニュースが盛りだくさんだった2022年。
来週はいよいよ今年2023年について伺いますよ!
お楽しみに☆
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ ここにある地球 / 矢野顕子・野口聡一
♪ シリウス / ケイスケサカモト
★ ★ ★ プレゼント情報など ★ ★ ★
東京ガーデンテラス紀尾井町内の店舗で使える商品お引換券
3000円分と星座早見盤を毎月10名様にプレゼントいたします。
ご希望の方は東京プラネタリーカフェのサイトにある
「メッセージはこちら」から、必要事項と、
「商品お引換券希望」と書いてご応募ください。
当選者の発表はプレゼントの発送を持って返させていただきます。
たくさんのご応募お待ちしております!
「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、江戸時代、当地に屋敷を構えた、
紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家に由来する由緒正しい歴史と、
国際都市 東京の中心という顔を持つ
「東京・紀尾井町」に位置する 複合市街地です。
商業エリアでは、カフェ、レストランが充実し、気軽なランチから
特別な食事や接待、記念日など、様々なシーンでご利用いただけます。
また、3Fの「空の広場」からは、大きく開けた南の空を望むことができ、
都心にいながら「星が見られるスポット」としても、おすすめです。
詳しくは東京ガーデンテラス紀尾井町のホームページを確認してください。
さらに現在募集中の星空エッセイですが、大変ご好評につき、
締め切りを延長し、来年2月20日まで募集しています。
3月はこれまでの作品から番組がセレクトした
スター☆エッセイを4週に渡り振り返る予定です。
みなさんのご応募、お待ちしております。
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜9時頃、南東の空を見あげると、
まるい月が明るく夜空を照らしています。
明日は今年初めての満月です。
でもその月明かりに負けないくらい
ぎらぎらと輝く青白い星が、南東の空に昇っています。
それが、おおいぬ座の1等星「シリウス」です。
シリウスの明るさはおよそマイナス1.5等級。
全天で21個ある1等星の中で最も明るい星なんです。
「シリウス」はギリシャ語で
「焼き焦がすもの」という意味。
夏至の頃に太陽とともに地平線から昇り、
太陽と一緒になって暑い夏をもたらすとされました。
また古代エジプトでは、
シリウスが太陽と一緒に昇ってくる季節に、
ナイル川の氾濫が起こっていたために
シリウスをナイル川の氾濫を予告する星として
「ナイルの星」と呼んでいたそうです。
シリウスは、季節と自然、そして人間との関わりを
知らせてくれる大切な星だったんですね。
これから1年で最も寒さが厳しい季節です。
寒さ対策をしっかりして、今年もフレッシュな
気持ちで星空を見上げましょうね。