2018年03月17日
2018年3月17日のオンエアレポート
今夜も先週に引き続き、NASA ジェット推進研究所の
小野雅裕さんにお越しいただきました!
NASAで火星探査ロボットの開発をリードしている
若き日本人技術者、小野さん。
そのロボットが目指す火星が今年、地球に大接近します!
(もっとも近づくのは7月31日)
小野さんも望遠鏡でも肉眼でも眺めたいと楽しみにしているご様子♪
そんな火星で見える空は…
なんと昼間はクリーム色で、夕焼けは青いのだとか!
そして夕日が沈んで輝く一番星は金色の金星で、二番星は青い地球!!
空に青く輝く地球の姿…どんなに美しいんでしょう+゚:。*+
さらに小野さんには、いつか見てみたいという宇宙からの景色が…
それが…「月の夜」☆
これまでアポロ計画で月に降り立った12人の宇宙飛行士が歩いたのは
すべて太陽が当たっている「月の昼」の部分だったそう。
小野さんによると月の夜には、
銀色の地面に、青い地球からの光で自分の影が落ちるといいます。
う〜ん、想像するだけで絶景+*:.。.*:+☆
どうしてそこまで宇宙に魅せられるのか…?
篠原さんが尋ねると、
「人間が理由もなく魅せられることには、
何かもっと深い理由があるのでは」と小野さん。
理由もなく好きになった人と実際付き合ってみたら
実は深いところでつながっていた…
なんてことがよくあるのと同じではないか、といいます。
我々が宇宙に行くのは、我々自身のことを知るためでもある…
我々はどこから来て、どこへ行くのか…
それは、やはり宇宙に行かなければわからない…
「答えは星空の向こうにある」
人は深層心理でそれがわかっているからこそ
宇宙を求めるのではないか、と小野さんは思うのだそうです。
そんな小野さんには、2歳になる娘さん “ミーちゃん” がいらっしゃいます。
ミーちゃんの話になると「可愛いんですよ〜!」と
目の中に入れても痛くないほど溺愛ぶり。笑
そんな愛するミーちゃんのために…
篠原さんからVixenのスターパーティ・ステーショナリーをプレゼント☆
惑星が描かれたクリアファイルに
星をかたどったペーパークリップ…
「これ、ミーちゃんすごい喜ぶ!」と、大はしゃぎの小野さん。
親子で楽しみながら使ってくれそうです♪
小野さんは先月、宇宙探査の最前線がわかる本、
『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』を出版されたばかり!
いかにも理系、という専門知識だけではなく、
文学や映画などを引用した語り口で
宇宙がより親しみやすく感じられるこちらの本。
技術や科学の前に、宇宙にはワクワクさせる何かがある、
そのワクワクと、技術や科学のつながりを書きたかった、といいます。
本の中でも
「人類史に永遠に残るだろう発見に、ほんのわずかとはいえ、
僕の仕事が貢献できるかもしれない」と語っている小野さん、
地球外生命探査、太陽系や宇宙の起源、
そんな人類の根源的な問いの追求の
ほんの一部にでも関われている、ということが喜びなのだそう。
とはいえ、NASAやJAXAの宇宙開発は税金からなる事業。
小野さんは「ラジオを聴いているみなさんが
宇宙に興味を持ってくれることが土台にある」とも。
宇宙開発という大きな事業の一部になっているということは、
NASAの職員のみなさんだけではなく、私たちも同じ…
そう考えると、なんだか誇らしい気分になってきますね+゚:。*+
では「NASAで働いていて良かったぁ〜、と思う瞬間は?」と伺うと…
実はまだない(!?)という小野さん。
たぶんそれは、今開発している火星探査ローバーが、
2021年に火星に着陸して、
ご自身が作った自動運転ソフトウェアがちゃんと動き、
ミッションが成功した時…
小野さんが達成感に包まれる瞬間を
私たちも宇宙ニュースを見守りながら共有したいですね☆彡
最後に篠原さんが
「私たちにどんなふうに宇宙と向き合ってほしいですか?」と尋ねると…
「やはり自分の目で夜空を見上げてほしい」というお答えが。
東京で、たまには旅行先で…
夜空を見上げた時に心にやってくるイマジネーションが
“全ての源泉” だと力を込めて語ってくださいました。
どんなに偉大な宇宙事業も
ひとりの人間が夜空を見上げた時のワクワクからはじまる…
“見上げる” というシンプルな行動に秘められた大きなパワーを教えてくれた小野さん。
小さな宙への愛の大切さに気付かされたスター☆パーティでした+*:.。.*:+☆
今夜のラストソングは小野さんのリクエストで
「見上げてごらん夜の星を」。
なるほど染みます…☆
小野雅裕さんの最新の活動はBlogとTwitterから☆
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ Southern Cross/三浦大知
♪ 見上げてごらん夜の星を/坂本九
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜10時頃。真南の空高く、
春の代表的な星座「しし座」が昇っています。
日の入りとともに東の空に姿を現し、南の空へと駆け上っていく
しし座の姿は、勇ましい百獣の王を彷彿とさせますね。
獅子の胸に輝く白い1等星は「レグルス」。
ラテン語で「小さな王様」という意味です。
ライオンのたてがみの部分から、レグルスまでの星の並びは
ちょうど「はてな(?)」マークを裏返したような形。
この星の並びは、西洋の草刈り鎌に似ていることから
「ししの大鎌」と呼ばれています。
日本では、「ししの大鎌」を糸車に、
尻尾の星を糸巻きにたとえて、「糸かけ星」と呼ぶ地方もあるそうですよ。
小野雅裕さんにお越しいただきました!
NASAで火星探査ロボットの開発をリードしている
若き日本人技術者、小野さん。
そのロボットが目指す火星が今年、地球に大接近します!
(もっとも近づくのは7月31日)
小野さんも望遠鏡でも肉眼でも眺めたいと楽しみにしているご様子♪
そんな火星で見える空は…
なんと昼間はクリーム色で、夕焼けは青いのだとか!
そして夕日が沈んで輝く一番星は金色の金星で、二番星は青い地球!!
空に青く輝く地球の姿…どんなに美しいんでしょう+゚:。*+
さらに小野さんには、いつか見てみたいという宇宙からの景色が…
それが…「月の夜」☆
これまでアポロ計画で月に降り立った12人の宇宙飛行士が歩いたのは
すべて太陽が当たっている「月の昼」の部分だったそう。
小野さんによると月の夜には、
銀色の地面に、青い地球からの光で自分の影が落ちるといいます。
う〜ん、想像するだけで絶景+*:.。.*:+☆
どうしてそこまで宇宙に魅せられるのか…?
篠原さんが尋ねると、
「人間が理由もなく魅せられることには、
何かもっと深い理由があるのでは」と小野さん。
理由もなく好きになった人と実際付き合ってみたら
実は深いところでつながっていた…
なんてことがよくあるのと同じではないか、といいます。
我々が宇宙に行くのは、我々自身のことを知るためでもある…
我々はどこから来て、どこへ行くのか…
それは、やはり宇宙に行かなければわからない…
「答えは星空の向こうにある」
人は深層心理でそれがわかっているからこそ
宇宙を求めるのではないか、と小野さんは思うのだそうです。
そんな小野さんには、2歳になる娘さん “ミーちゃん” がいらっしゃいます。
ミーちゃんの話になると「可愛いんですよ〜!」と
目の中に入れても痛くないほど溺愛ぶり。笑
そんな愛するミーちゃんのために…
篠原さんからVixenのスターパーティ・ステーショナリーをプレゼント☆
惑星が描かれたクリアファイルに
星をかたどったペーパークリップ…
「これ、ミーちゃんすごい喜ぶ!」と、大はしゃぎの小野さん。
親子で楽しみながら使ってくれそうです♪
小野さんは先月、宇宙探査の最前線がわかる本、
『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』を出版されたばかり!
いかにも理系、という専門知識だけではなく、
文学や映画などを引用した語り口で
宇宙がより親しみやすく感じられるこちらの本。
技術や科学の前に、宇宙にはワクワクさせる何かがある、
そのワクワクと、技術や科学のつながりを書きたかった、といいます。
本の中でも
「人類史に永遠に残るだろう発見に、ほんのわずかとはいえ、
僕の仕事が貢献できるかもしれない」と語っている小野さん、
地球外生命探査、太陽系や宇宙の起源、
そんな人類の根源的な問いの追求の
ほんの一部にでも関われている、ということが喜びなのだそう。
とはいえ、NASAやJAXAの宇宙開発は税金からなる事業。
小野さんは「ラジオを聴いているみなさんが
宇宙に興味を持ってくれることが土台にある」とも。
宇宙開発という大きな事業の一部になっているということは、
NASAの職員のみなさんだけではなく、私たちも同じ…
そう考えると、なんだか誇らしい気分になってきますね+゚:。*+
では「NASAで働いていて良かったぁ〜、と思う瞬間は?」と伺うと…
実はまだない(!?)という小野さん。
たぶんそれは、今開発している火星探査ローバーが、
2021年に火星に着陸して、
ご自身が作った自動運転ソフトウェアがちゃんと動き、
ミッションが成功した時…
小野さんが達成感に包まれる瞬間を
私たちも宇宙ニュースを見守りながら共有したいですね☆彡
最後に篠原さんが
「私たちにどんなふうに宇宙と向き合ってほしいですか?」と尋ねると…
「やはり自分の目で夜空を見上げてほしい」というお答えが。
東京で、たまには旅行先で…
夜空を見上げた時に心にやってくるイマジネーションが
“全ての源泉” だと力を込めて語ってくださいました。
どんなに偉大な宇宙事業も
ひとりの人間が夜空を見上げた時のワクワクからはじまる…
“見上げる” というシンプルな行動に秘められた大きなパワーを教えてくれた小野さん。
小さな宙への愛の大切さに気付かされたスター☆パーティでした+*:.。.*:+☆
今夜のラストソングは小野さんのリクエストで
「見上げてごらん夜の星を」。
なるほど染みます…☆
小野雅裕さんの最新の活動はBlogとTwitterから☆
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ Southern Cross/三浦大知
♪ 見上げてごらん夜の星を/坂本九
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜10時頃。真南の空高く、
春の代表的な星座「しし座」が昇っています。
日の入りとともに東の空に姿を現し、南の空へと駆け上っていく
しし座の姿は、勇ましい百獣の王を彷彿とさせますね。
獅子の胸に輝く白い1等星は「レグルス」。
ラテン語で「小さな王様」という意味です。
ライオンのたてがみの部分から、レグルスまでの星の並びは
ちょうど「はてな(?)」マークを裏返したような形。
この星の並びは、西洋の草刈り鎌に似ていることから
「ししの大鎌」と呼ばれています。
日本では、「ししの大鎌」を糸車に、
尻尾の星を糸巻きにたとえて、「糸かけ星」と呼ぶ地方もあるそうですよ。