2019年03月09日
2019年3月9日のオンエアレポート
★ ★ ★ ディレクターズカット版 配信のお知らせ ★ ★ ★
全国のFMラジオ番組がスマホで聴けるサービスWIZ RADIO。
こちらで「東京プラネタリー☆カフェ」のディレクターズ・カット版が配信中(※)です!
惜しくもオンエアに入りきらなかったトークや、浅倉大介さんの裏スターパーティトークが満載のロングバージョン!
ぜひぜひチェックしてみてくださいね♪
聞き方はコチラ↓↓↓
?WIZ RADIOをダウンロード。
?メニューから「オンデマンド」をタップ。
?カテゴリーからスペシャルコンテンツをタップ。
(月額課金に申し込む必要があります)
※ディレクターズ・カット版は、配信日から2週間は「WIZ RADIO forスゴ得」限定での先行公開となります。
その後「WIZ RADIO for App Pass」、「WIZ RADIO」アプリ月額会員および、TOKYO FMの音楽サイト「MUSIC VILLAGE」会員向けに配信されます。
★ ★ ★ ★ ★ ★
今夜は株式会社ALE代表の岡島礼奈さんにお越しいただきました!
岡島さんは、2011年に宇宙ベンチャーALEを設立、世界初となる “人工流れ星プロジェクト” を推進されていらっしゃいます。
この番組には2015年にもご登場いただいた岡島さんですが、実は浅倉さんも以前、篠原ともえさんや宇宙関係のみなさんとの飲み会でお会いしたことが!
綺麗な女性だな…と思っていたら「人工流れ星作ってます」と言われビックリしたんだそうです。
そんな人工流れ星、どんなものかというと…
天然の流れ星は、宇宙からやってきたチリが大気圏に突入し、明るく光って見えるのですが、それと同じ原理を人の手で作り出してしまおうというもの。
人工衛星に流れ星のもととなる粒を詰め込み、そこから放出し、大気圏で光らせて流れ星に…そんな夢のようなプロジェクトなんです+゚:。*+
見え方は天然のものとは少し違って、ゆっくり長く流れるそう。
実験室上ではマイナス1等級、シリウスに近いほどの輝きを実現していて、素材によって白、青、緑、オレンジの色を出すことも可能。
普通の流れ星の流れる時間が0.3秒ほどであるのに対し、人工流れ星は3秒から10秒…たっぷり願い事が言える長さです!
「実現できたらどんな願い事をしますか?」という浅倉さんの問いかけに対して、「流れ星が流れてたら願いが叶っているんですよね」と岡島さん。
なぜなら人工流れ星を流す、というのが一番の夢だから!かっこいい+*:.。.*:+☆
そんな岡島さんがこの人工流れ星のアイデアを思いついたのは2001年。しし座流星群の大出現を見たのがきっかけだといいます。
当時天文学を専攻する学生だった岡島さん。たくさんの流れ星に感動し、一緒に見ていた友人に、「流れ星はもともとチリだから作れるんじゃないかな?」という話をしたのが始まりだったそう。
実は天文関係や宇宙工学関係の方にとってこの発想は決して突飛なわけではなく、実際にNASAも1960年代か70年代に、大気圏に針をばら撒き、流れ星のようなものを作る、という試みをしたことがあったそう。
でも、それを実現に移してしまうというのがすごいところ!
「気軽に考えていたけど、やってみたら大変だった。笑」と岡島さん。一歩を踏み出すこと、目標に向かって挑み続けることの大切さを感じます☆彡
そして、今年1月には、初の人工流れ星を作る衛星「ALE-1」の打ち上げにも成功!
岡島さんは会社のメンバーと一緒に、鹿児島県の内之浦で打ち上げをご覧になったそう。
人工衛星を乗せたロケット、イプシロンが雲ひとつない青空の中を飛んでいく…
ひと言では言い表せないほど感慨深い光景だったとか。
「泣いた? 泣いた?」と興味津々の浅倉さん(笑)に「こっそり泣きました」と岡島さん。
メディアがいたので涙は見せたくなかったのだそう。
しかしこれだけでは成功とは言えず、打ち上げの直後には、衛星が予定通り宇宙を飛んでいるかを確かめるために仙台の東北大学に移動。
この時浅倉さんは岡島さんに「おめでとう」とメッセージを送ったそうですが、もう仙台にいて驚いたといいます。
衛星からの電波が届き、通信できたと確認できたときには、みんなで本当に涙したとか。
18年前のふとしたアイデアが形になって宇宙に飛び立つ…それはそれは大きな感動だったんでしょうね+゚:。*+
こちらの人工流れ星、安全性には最大の配慮を払っているそう。
今回はJAXAのプロジェクトとしてロケットに搭載されたわけですが、その時の最大の争点は「国際的な理解をどう得るか?」だったといいます。
流れ星を宇宙から放つ、と聞くと、何かの害を与えるデブリになるんじゃないか?と不安になる方がいるのも当然のこと。
そのようなことが絶対に起こらないよう、何重にも対策を練ったシステムを作り、議論を重ねて「これなら大丈夫」というものに仕上げているのだそう。
3年前に番組にいらした際にはまだ研究室での実験段階だった人工流れ星が、実際に空を飛ぶ未来がもうすぐそこに!
流星群を目にして芽生えた夢を世界が注目するプロジェクトにしてしまう…その才能と思いの強さに胸を打たれたスター☆パーティでした+*:.。.*:+☆
岡島礼奈さんにはまた来週もお越しいただきます♪
人工流れ星ALEのWebサイトは→こちら☆彡
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ 新津由衣/ねぇ見て、今夜は星が綺麗だ。
♪ 最後の夜と流星/WEAVER
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
冬の星座が西に傾き、ちょっと寂しくなった夜空には、続々と春の星座が昇っています。
夜10時頃、真南の空には、赤い色の2等星がぽつりと輝いています。
まわりに明るい星が少ないことから、どことなく目を引くこの星は、うみへび座の「アルファルド」です。
「アルファルド」とは、アラビア語で「孤独なもの」という意味。
春の夜空に寂しげに輝く姿をよく表していますね。
また、心臓のあたりに輝いていることから、ラテン語で「蛇の心臓」という意味の「コル・ヒドラエ」という名前もあります。
うみへび座は、全天にある88星座の中で最も大きく、頭から尻尾まで、すべてが地平線から姿を現すのに7時間以上もかかる、とてもとても長い星座です。
春の夜空に横たわる大きな蛇の姿を想像しながら、アルファルドを探してみてくださいね。
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★ ★ ★ ★ ★ ★
今夜は株式会社ALE代表の岡島礼奈さんにお越しいただきました!
岡島さんは、2011年に宇宙ベンチャーALEを設立、世界初となる “人工流れ星プロジェクト” を推進されていらっしゃいます。
この番組には2015年にもご登場いただいた岡島さんですが、実は浅倉さんも以前、篠原ともえさんや宇宙関係のみなさんとの飲み会でお会いしたことが!
綺麗な女性だな…と思っていたら「人工流れ星作ってます」と言われビックリしたんだそうです。
そんな人工流れ星、どんなものかというと…
天然の流れ星は、宇宙からやってきたチリが大気圏に突入し、明るく光って見えるのですが、それと同じ原理を人の手で作り出してしまおうというもの。
人工衛星に流れ星のもととなる粒を詰め込み、そこから放出し、大気圏で光らせて流れ星に…そんな夢のようなプロジェクトなんです+゚:。*+
見え方は天然のものとは少し違って、ゆっくり長く流れるそう。
実験室上ではマイナス1等級、シリウスに近いほどの輝きを実現していて、素材によって白、青、緑、オレンジの色を出すことも可能。
普通の流れ星の流れる時間が0.3秒ほどであるのに対し、人工流れ星は3秒から10秒…たっぷり願い事が言える長さです!
「実現できたらどんな願い事をしますか?」という浅倉さんの問いかけに対して、「流れ星が流れてたら願いが叶っているんですよね」と岡島さん。
なぜなら人工流れ星を流す、というのが一番の夢だから!かっこいい+*:.。.*:+☆
そんな岡島さんがこの人工流れ星のアイデアを思いついたのは2001年。しし座流星群の大出現を見たのがきっかけだといいます。
当時天文学を専攻する学生だった岡島さん。たくさんの流れ星に感動し、一緒に見ていた友人に、「流れ星はもともとチリだから作れるんじゃないかな?」という話をしたのが始まりだったそう。
実は天文関係や宇宙工学関係の方にとってこの発想は決して突飛なわけではなく、実際にNASAも1960年代か70年代に、大気圏に針をばら撒き、流れ星のようなものを作る、という試みをしたことがあったそう。
でも、それを実現に移してしまうというのがすごいところ!
「気軽に考えていたけど、やってみたら大変だった。笑」と岡島さん。一歩を踏み出すこと、目標に向かって挑み続けることの大切さを感じます☆彡
そして、今年1月には、初の人工流れ星を作る衛星「ALE-1」の打ち上げにも成功!
岡島さんは会社のメンバーと一緒に、鹿児島県の内之浦で打ち上げをご覧になったそう。
人工衛星を乗せたロケット、イプシロンが雲ひとつない青空の中を飛んでいく…
ひと言では言い表せないほど感慨深い光景だったとか。
「泣いた? 泣いた?」と興味津々の浅倉さん(笑)に「こっそり泣きました」と岡島さん。
メディアがいたので涙は見せたくなかったのだそう。
しかしこれだけでは成功とは言えず、打ち上げの直後には、衛星が予定通り宇宙を飛んでいるかを確かめるために仙台の東北大学に移動。
この時浅倉さんは岡島さんに「おめでとう」とメッセージを送ったそうですが、もう仙台にいて驚いたといいます。
衛星からの電波が届き、通信できたと確認できたときには、みんなで本当に涙したとか。
18年前のふとしたアイデアが形になって宇宙に飛び立つ…それはそれは大きな感動だったんでしょうね+゚:。*+
こちらの人工流れ星、安全性には最大の配慮を払っているそう。
今回はJAXAのプロジェクトとしてロケットに搭載されたわけですが、その時の最大の争点は「国際的な理解をどう得るか?」だったといいます。
流れ星を宇宙から放つ、と聞くと、何かの害を与えるデブリになるんじゃないか?と不安になる方がいるのも当然のこと。
そのようなことが絶対に起こらないよう、何重にも対策を練ったシステムを作り、議論を重ねて「これなら大丈夫」というものに仕上げているのだそう。
3年前に番組にいらした際にはまだ研究室での実験段階だった人工流れ星が、実際に空を飛ぶ未来がもうすぐそこに!
流星群を目にして芽生えた夢を世界が注目するプロジェクトにしてしまう…その才能と思いの強さに胸を打たれたスター☆パーティでした+*:.。.*:+☆
岡島礼奈さんにはまた来週もお越しいただきます♪
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★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ 新津由衣/ねぇ見て、今夜は星が綺麗だ。
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★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
冬の星座が西に傾き、ちょっと寂しくなった夜空には、続々と春の星座が昇っています。
夜10時頃、真南の空には、赤い色の2等星がぽつりと輝いています。
まわりに明るい星が少ないことから、どことなく目を引くこの星は、うみへび座の「アルファルド」です。
「アルファルド」とは、アラビア語で「孤独なもの」という意味。
春の夜空に寂しげに輝く姿をよく表していますね。
また、心臓のあたりに輝いていることから、ラテン語で「蛇の心臓」という意味の「コル・ヒドラエ」という名前もあります。
うみへび座は、全天にある88星座の中で最も大きく、頭から尻尾まで、すべてが地平線から姿を現すのに7時間以上もかかる、とてもとても長い星座です。
春の夜空に横たわる大きな蛇の姿を想像しながら、アルファルドを探してみてくださいね。