2019年05月11日
2019年5月11日のオンエアレポート
今夜も先週に引き続き、コスモプラネタリウム渋谷の永田美絵さんにお越しいただきました！
プラネタリウム業界では知らない人はいない、と言われるほどのカリスマ解説員、永田さんですが、以前、皆既日食のツアーガイドとしてエジプトに行ったこともあるそう。
古代エジプトは天文学も盛んで、例えばアブシンベル神殿という遺跡は、年に2回、奥にある4体の像のうち、冥界の神を除いた3体にだけ太陽の光が当たるように作られていたり、人々は明け方にシリウスが東の空から昇ってくるのを見てナイル川の氾濫の時期を知ったりしていたといいます。
数千年も昔、人類は生活の中で当たり前のように星を見て、様々なことを知っていた…
永田さんは現代の私たちが忙しさから星を見られないことに、「せっかく地球という “星を見る特等席” にいるのにもったいない」と語ってくださいました。
永田さんはラジオの「子ども科学電話相談」で、天文・宇宙の先生もされています。
子どもたちからどんな質問が寄せられるのか伺うと…
毎年のようにあるのが「宇宙人はいるんでしょうか？」という質問。
なかでも「宇宙人は悪者ですか？」という疑問が印象的だったといいます。
永田さんの答えは…
もしも知的生物がいて地球まで来るとしたら、数十年、数百年とかかるはず。
その道のりを仲間と喧嘩せずに来られる宇宙人は、宇宙飛行士の条件を見ても分かる通り、みんなと仲良くなれる人に違いない、つまり悪者じゃない、というもの！
確かに、平和と協調を重んじる「エリート宇宙人」に違いないはず！納得のお答えです☆
さらに、「からあげ座を作りたい」という可愛らしい相談も！
それに対しては、現在88の星座が世界共通のものとして認められているけど、好きな星を結んで自由に星座を作っていい、というのが永田さんのアンサー。
これを聞いてNOMAさんも「勝手に自分の自由研究にしようかな…」とオリジナルの星座づくりに意欲を見せていましたよ♪
最新の宇宙の研究や発見にもアンテナを張っている永田さん。
いま最も興味があるというのは、最近世界で初めて撮影された、おとめ座M87銀河のブラックホール！
ブラックホールは誰もが知っているほど有名なのに、その存在が証明されたのはこれが初めて。
永田さんは、この偉業を世界の様々な国の天文学者がみんなで協力して成し遂げたことに感動したそう。
「宇宙は人類にとってのサンクチュアリ（聖域）」とうなずくNOMAさん。
地球に住む人々が手を取り合って宇宙に目を向けていくことが、争いのない、平和な未来への足がかりではないかと、共通の思いを確かめ合っていました+ﾟ:｡*+
美しい語り口で星の話を教えてくださる永田さん。その根底には、生きることの素晴らしさ、手を取り合うことの大切さ…私たちにとって最も大切なことを伝えたいという、揺るぎない思いがあるんですね+*:.｡.*:+☆
お別れの曲は、永田さんからのリクエスト、コスモプラネタリウム渋谷の番組でも流れていたという星ソングで…♫
コスモプラネタリウム渋谷のWebサイトは→コチラ☆
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ 星の宵／初恋のテサキ
♪ 明星／アルケミスト
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜9時。真南の空に「からす座」が昇っています。
2等星と3等星がつくる小さな星座ながら、特徴的な、ちょっといびつな四辺形が夜空では意外と目に付きます。
春の大曲線の終点にある、このからす座。
カラスは、ギリシャ神話では、真っ白な羽を持ち、人間の言葉を話すことができる鳥でした。
でも、おしゃべりが過ぎた罰として、言葉を奪われ、まっ黒な姿に変えられて、4つの釘で、夜空に貼り付けにされてしまったと言われています。
日本には、「四つ星」という和名や、船の帆に見たてた「帆掛け星」という呼び名もあります。
海に囲まれた国ならではですね。
西洋でも航海士のあいだでは、船の帆にたとえられていたそうですよ。
プラネタリウム業界では知らない人はいない、と言われるほどのカリスマ解説員、永田さんですが、以前、皆既日食のツアーガイドとしてエジプトに行ったこともあるそう。
古代エジプトは天文学も盛んで、例えばアブシンベル神殿という遺跡は、年に2回、奥にある4体の像のうち、冥界の神を除いた3体にだけ太陽の光が当たるように作られていたり、人々は明け方にシリウスが東の空から昇ってくるのを見てナイル川の氾濫の時期を知ったりしていたといいます。
数千年も昔、人類は生活の中で当たり前のように星を見て、様々なことを知っていた…
永田さんは現代の私たちが忙しさから星を見られないことに、「せっかく地球という “星を見る特等席” にいるのにもったいない」と語ってくださいました。
永田さんはラジオの「子ども科学電話相談」で、天文・宇宙の先生もされています。
子どもたちからどんな質問が寄せられるのか伺うと…
毎年のようにあるのが「宇宙人はいるんでしょうか？」という質問。
なかでも「宇宙人は悪者ですか？」という疑問が印象的だったといいます。
永田さんの答えは…
もしも知的生物がいて地球まで来るとしたら、数十年、数百年とかかるはず。
その道のりを仲間と喧嘩せずに来られる宇宙人は、宇宙飛行士の条件を見ても分かる通り、みんなと仲良くなれる人に違いない、つまり悪者じゃない、というもの！
確かに、平和と協調を重んじる「エリート宇宙人」に違いないはず！納得のお答えです☆
さらに、「からあげ座を作りたい」という可愛らしい相談も！
それに対しては、現在88の星座が世界共通のものとして認められているけど、好きな星を結んで自由に星座を作っていい、というのが永田さんのアンサー。
これを聞いてNOMAさんも「勝手に自分の自由研究にしようかな…」とオリジナルの星座づくりに意欲を見せていましたよ♪
最新の宇宙の研究や発見にもアンテナを張っている永田さん。
いま最も興味があるというのは、最近世界で初めて撮影された、おとめ座M87銀河のブラックホール！
ブラックホールは誰もが知っているほど有名なのに、その存在が証明されたのはこれが初めて。
永田さんは、この偉業を世界の様々な国の天文学者がみんなで協力して成し遂げたことに感動したそう。
「宇宙は人類にとってのサンクチュアリ（聖域）」とうなずくNOMAさん。
地球に住む人々が手を取り合って宇宙に目を向けていくことが、争いのない、平和な未来への足がかりではないかと、共通の思いを確かめ合っていました+ﾟ:｡*+
美しい語り口で星の話を教えてくださる永田さん。その根底には、生きることの素晴らしさ、手を取り合うことの大切さ…私たちにとって最も大切なことを伝えたいという、揺るぎない思いがあるんですね+*:.｡.*:+☆
お別れの曲は、永田さんからのリクエスト、コスモプラネタリウム渋谷の番組でも流れていたという星ソングで…♫
コスモプラネタリウム渋谷のWebサイトは→コチラ☆
★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ 星の宵／初恋のテサキ
♪ 明星／アルケミスト
★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜9時。真南の空に「からす座」が昇っています。
2等星と3等星がつくる小さな星座ながら、特徴的な、ちょっといびつな四辺形が夜空では意外と目に付きます。
春の大曲線の終点にある、このからす座。
カラスは、ギリシャ神話では、真っ白な羽を持ち、人間の言葉を話すことができる鳥でした。
でも、おしゃべりが過ぎた罰として、言葉を奪われ、まっ黒な姿に変えられて、4つの釘で、夜空に貼り付けにされてしまったと言われています。
日本には、「四つ星」という和名や、船の帆に見たてた「帆掛け星」という呼び名もあります。
海に囲まれた国ならではですね。
西洋でも航海士のあいだでは、船の帆にたとえられていたそうですよ。
