オンエアブログ

2019年12月07日

2019年12月7日のオンエアレポート

今夜も先週に引き続きACIDMANの大木伸夫さんにお越しいただきました!

今回、NOMAさんが早速聞いてみたいと持ち出した話題が…「ドゴン族について」!?
すると…「でた!」と大木さん。
どうやらNOMAさん、このドゴン族について大木さんに聞きたくてたまらなかったよう。笑

ドゴン族とは、アフリカにあるマリ共和国に住む民族のこと。
NOMAさんはアフリカが大好きで、アフリカ縦断をしている女性の旅エッセイを読んでいたところ、この民族が登場したそう。
ドゴン族の人々は、自分たちは「宇宙から来た」という伝承を持ち、シリウスとのつながりもあるといいますが…?

大木さんもドゴン族に惹かれたのは、まさにシリウスとのつながりから。
大木さんの解説によると、ドゴン族には「僕たちは昔、とある星からきた」という言い伝えが。
しかもその星とは、ある星を回る、楕円形の軌道をとる星…それがシリウスだそう。

実はシリウスは、ひとつの星(シリウスA)の周りを、もうひとつの星(シリウスB)が回る連星で、ドゴン族が故郷だと言っているのは「シリウスB」のこと。
しかし、連星だとわかったのは近代になってから。
1000年以上の歴史を持つドゴン族の壁画に、シリウスBの軌道が実際とほぼ同じように描かれているのは、一体なぜなのか…!?
本当に宇宙から来たのでは…!?!?
…という不思議な話を、大木さんは『知の起源』(ロバート・テンプル著)という本を読んで知り、興味を持ったといいます。

こういった話は、「半分ファンタジー」としながら、人間の起源について思いを巡らすことを楽しんでいると大木さん。
NOMAさんも「妄想も生きる活力になる」と頷きます。

さらに大木さん、このような話ができる人が増えたことにも喜びを感じているといいます。
昔は変な目で見られることが多かったけど、今はどんどん宇宙時代になり、逆に信じないほうがナンセンスに…いい時代になったと感じているそう。
これを受けて、NOMAさんが「宇宙に関わることが仕事になるのが幸せ」と語ると…大木さんからは「すなわちこのプラネタリーカフェがどんどんデカくなるということ!」とありがたいお言葉が。笑

地球外生命体発見の可能性がより高まり、空想が現実となりつつあるこの宇宙時代、「東京プラネタリー☆カフェ」が多くの方の宇宙の入り口になれれば…これほど嬉しいことはありません☆彡

大木伸夫さんといえば、監修を務めたプラネタリウム番組「Starry Music Special Edition〜music by ACIDMAN〜」が、ただいま渋谷にあるプラネタリウム「コスモプラネタリウム渋谷」で上映中!

NOMAさんが、この番組を見て改めて「ロックと宇宙の相性の良さ」を感じたと言うと…「音楽と宇宙はすごくリンクする!」と力を込める大木さん。

その理由というのが、「超弦理論(超ひも理論)」という仮説の存在。
これは、現在17個見つかっている ”素粒子” が、それぞれ違う物質なのではなく1個なのではないか?
その1個とは紐状=弦の形をしているのではないか? という考え方。

その弦が、この揺れだと光子、この揺れだと電子、この揺れだとヒッグス粒子など、17通りの揺れをしている…
そんな「この世界の根本的な最小単位は1本の弦」というこの仮説が、大木さんは大好きなのだとか。

だからこそ「ギタリストでよかったぁ〜」としみじみ。笑
「ドラムだったらニアミスで惜しかった」と笑う大木さんですが、音楽が私たちの心に響く理由が世界の根本にあるのでは…と思うととてもロマンを感じますね+*:.。.*:+☆

そんな大木さんの ”弦” が奏でるACIDMANの曲の中で、NOMAさんが特にお気に入りだというのが「白い文明」。
すると、「なかなかいいチョイス」と喜ぶ大木さん。

この曲は、まさに大木さんが「生命はどこからきたんだろう?」という、命の起源に思いを馳せた曲。
太古に違う星の人が歌っていたであろうメロディーを、今この地球で歌っているような曲にしたといいます。

ちなみにこの生命とは、人間というわけではなく、白いぼんやりとしたエネルギーや生命体…
手塚治虫さんの『火の鳥』に登場する「ムーピー」のようなイメージなんだとか!?

NOMAさんも、日頃から惹かれていた世界観がこの曲に通じることが、大木さんの話からわかり、「『白い文明』がもっと大好きになった!」と感激していましたよ♪

普段ぼんやり過ごしていると、何事もなく過ぎ去ってしまう日常、当たり前のようにいる世界…でもその仕組みや原理に思考を向けてみると、世の中はなんと不思議で奇跡に満ちていることか…
大木さんの宇宙への深い想いを伺ううちに、この世界を豊かに生きる鍵をいただいたようなスター☆パーティでした+゚:。*+

ACIDMANの公式サイトは→コチラ

★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ Twilight/Nulbarich
♪ 白い文明/ACIDMAN

★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜10時頃、南東の空を見上げると、冬の夜空を彩る明るい1等星が、いくつも輝いています。

なかでも目を引くのが、勇者オリオンの右肩に輝く、赤い色の「ベテルギウス」。

また、東の空に昇ったばかりの白くまばゆい輝き、おおいぬ座の「シリウス」。

そしてシリウスの左手に目を移すと、まっ白に輝く、こいぬ座の「プロキオン」。

この3つの1等星を結んでできるのが、「冬の大三角」です。
日付が変わって、午前1時頃になると、冬の大三角は真南の空高く昇り、よりいっそうその輝きを増すように見えます。

この大三角が見えるようになると、いよいよ本格的な冬の訪れ。
寒さを忘れるくらい星がきれいに見える冬、スターパーティーには最高のシーズンの到来です。
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