オンエアブログ

2020年05月02日

2020年5月2日のオンエアレポート

★ ★ ★ 国立天文台望遠鏡キットのご紹介 ★ ★ ★
番組冒頭に篠原さんがオススメした「ベランダ星空観察」。
お家のベランダにもピッタリな望遠鏡を国立天文台がプロデュース!
コンパクトながら、木星のガリレオ衛星や、土星の環も見られる本格仕様となってますよ☆
ぜひ “ベランダ天文台” から夜空の旅を楽しんでみては+゚:。*+

詳しくは→コチラをチェック♪

★ ★ ★ ★ ★ ★

今夜は松尾貴史さんにお越しいただきました!

松尾さんと篠原さんが初めて出会ったのは2006年。
「BIGGEST BIZ」という舞台での共演だったといいますが、篠原さんはそのとき松尾さんが「宇宙人なんかいないんだよ!」と力説していたのを覚えているそう。
ちなみに松尾さん、2009年には『なぜ宇宙人は地球に来ない?』(PHP新書)という本も出版されています。

松尾さんによると、正確には「いない」ではなく「地球に来ていない」。
例えば土星の衛星などには生物がいるかも…と言われていますが、生命が誕生してから絶滅するまでのタイミングが合うのは難しいのでは、という考えからだといいます。

地球が誕生してからの46億年を24時間に換算すると、人間が地球に生まれてから現在まではたったの6秒…
なので天体に生命が誕生し、知的活動をするようになり、絶滅する前に、近くの天体の他の知的生命体とコミュニケーションを取れるというのは宝くじに当たるより低い確率なのでは、とのこと。
宇宙人をやみくもに否定しているわけではなく、宇宙の現実をふまえたうえでの冷静な分析なんですね!

宇宙には興味はあるけど、理屈っぽく考えすぎないでファンタジーと捉えたほうがいい、と持論を語る松尾さん。
というわけで、おすすめのSF映画を伺うと…
『メッセージ』(2016年)という作品を挙げてくださいました。
実はこれ、篠原さんも大好きな映画!

大きな縦長の岩のような宇宙船に乗って地球にやってきた宇宙人と、言語体系も表現方法もわからないところから人間たちが話をしようと試みる…というストーリーなのですが…

そのコミュニケーションの方法について、「空間に丸い痕跡を…」と松尾さんが言いかけると、「それは言わないほうが!絶対見て楽しんだほうがいい!」と篠原さんがストップ!
お2人も夢中になったという独創的なSF映画、ぜひおうち時間を使って、ご覧になってみては+゚:。*+

松尾さんは実はクリエイターとしての顔もお持ち。
「折り顔」という、折り紙で様々な人物の顔を表現する創作活動にも力を入れていらっしゃいます。

中には、「ET」「ヨーダ」「アインシュタイン」など宇宙に縁のあるモチーフの作品も…

実はこのヨーダに関しては、溝口健二監督の映画の脚本を多く手掛けた脚本家、依田義賢さんがモデルとされています。
松尾さんは、そんな依田さんが映像計画学科の学科長を務めていらした、大阪芸術大学のデザイン学科のご出身。

依田さんがジョージ・ルーカスに会った時、「耳が大きいね」や「ヨダという名前が面白いね」とからかわれたことがあり、その後発表されたスター・ウォーズに登場したのがヨーダ!
(英語ではYodaでヨダと伸ばさないで発音するそう)
だからインスパイアを与えたのは依田さんで間違いないといいます。

折り紙に話を戻すと、松尾さんが折り紙に興味を持ったのは小学校4年生の頃。
河合豊彰さんという折り紙の名人の方が出版した本の表紙になっていた、般若の顔の折り紙に感動。
「こんなの折り紙でできるんだ!」と思い折ろうとしたものの、子どもの読解力ではできなかったそう。

時は流れ、大学のグラフィックデザインの実習室にあった大きな紙を見て、「今なら出来るかも」と挑戦したところ成功!
「般若の顔が折れるなら他の顔も折れるかも」と、自分で初めて作ったオリジナル作品が、お世話になっていた依田先生をモデルにしたヨーダだったとか。
時を経たストーリーとご縁を感じさせる記念すべき作品だったんですね+*:.。.*:+☆

松尾さんは5月11日には作品集『折り顔』を発売!
実は以前も『折り顔』という本を出版したことはあるといいますが、どちらかといえば図録的なものだったそう。
今回は作品の世界観をデザイナーさんと写真家さんと相談、写真にも凝り、バーや美容室やカフェでもめくって楽しんでもらえるような一冊になっているといいます。

一昨年行った展覧会では、中学生の男の子が松尾さんの本を見て作品を完璧に再現して現れたこともあったそう!
幼い松尾さんが本の中の折り紙に惹かれたように、松尾さんの作品を見てインスパイアされる若い世代の方がいる…創作の種が世代を経て芽生えていくようですね…☆

篠原さんも「いつか松尾さんの折り顔をお洋服にしてみたい!」とコラボをオファー!
どんなデザインになるんでしょうか!?

とても博識なことでお馴染みの松尾さんですが、子供時代に抱いた興味を独自に膨らませ、創作に打ち込む一面もお持ちだったとは…
複雑な折り紙のように畳まれたそのルーツを、少し覗かせてもらったスター☆パーティでした+゚:。*+

松尾貴史さんにはまた来週もお越しいただきます♪

松尾貴史さんの最新情報は、TwitterInstagramをチェック☆

★ ★ ★ 本日のオンエア曲 ★ ★ ★
♪ パラボラ/Official髭男dism
♪ トーチ/折坂悠太

★ ★ ★ スターレシピ ★ ★ ★
夜9時頃、北の空には「北斗七星」が高く昇り、その下には、「北極星」が輝いています。
北斗七星から北極星をさがす方法はもうおなじみですね。

空にいつもじっとたたずみ北の方角を教えてくれるこの北極星は、「こぐま座」という星座の一部。
よく見ると、暗いながらも7つの星がつくる小さなひしゃくの形をたどることができます。

ギリシャ神話では、母親のおおぐまとともに夜空に上げられ星座になったこぐまの姿とされています。

そんなこぐまのしっぽの先に輝く2等星が「北極星」。
小さな星ではありますが、この機会に夜空をじっくり見ながら、自分流の北極星の探し方を見つけてみてもいいかもしれませんね☆
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